仕事スキル

2014年5月19日 (月)

「RESPECT」の法則を使う

前回発表した「RESPECT」の法則について、その使い方を考えてみます。

元々、この背景は、私自身の気持ちの分析からです。私は、3K(健康、経済、家族)が満たされているにもかかわらず、なぜか日々に満足できない、物足りない、という感覚があることに気付いたところから始まります。人生バラ色に見えたり、光燦々と輝いてみえたり、満足のいく日々を経験することがあっても、それは長く続きません。そのいい状態が当たり前になってしまい、次のものを求めている新しい自分がいるのです。1つの目標を達成し次の目標をめざす、という「レベルアップ感覚」とはちょっと違う「物足りなさのような感覚」です。人の欲望は果てしがない、ということがありますが、それに似ているかもしれません。私は「何が物足りないのか?」「何が不足しているのか?」という自分の感覚を分析してみた結果、この「RESPECT」の法則に到達しました。ということは、私のように現状に何か満たされない人が自己分析をする際に、この法則が使えるということに他なりません。
「R=休息」「E=仕事」「S=勉強」「P=遊び」「E=運動」「C=コミュニケーション」「T=快感」の7つがバランスよく機能すると、人は元気になります。バランスが悪いと、人は不安になったり、憂鬱になったり、自信喪失になったりします。人が生活の基盤を維持するための緊張状態を司る交感神経が「3K」、ゆったりした時に気分を落ちつかせる副交感神経が「RESPECT」というふうに考えています。

「RESPECT」は、環境や行動範囲を確認する「自己理解ツール」です。7つの項目をスキャニングして、様々な側面を抽出します。その結果を総合したものが「生活力」です。

他人から相談を受けた時、初対面の人との簡単な話題づくり、医者や弁護士に必要な患者や依頼者の状況把握などに使えるでしょう。聞き終わった時には、相手の「生活力」が手に取るようにわかるようになっています。私は、カウンセリングをするときに、抜けがないか、を確認しながら関連的に質問するようにしています。

以下、ここまでで判った主なことを記します。

○1つのことばかりをしている状態が続いていても、終了の期間が判っていれば、耐えられる。

○1つのことばかりしていると、これでいいのか?という不安が募る。

 →客観的な事実なのか、思い込みなのかを明確にすることで対策可。

○「RESPECT」の項目は、2つないし3つがダブって現れる。

 例えば、囲碁や将棋で強くなりたいと思っている人は、PとSが、スポーツのアスリートならEとS。楽器の練習や釣りなどはPとSとE。という具合。そして、C(コミュニケーション)はすべてにからんでいる。

○バランスよくほどほどにやっているのが普通の場合は満足度が高い。

「晴耕雨読」と言う言葉がありますが、まさに「RESPECT」を表す4文字熟語のように思います。

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2014年4月24日 (木)

春学期スタート

大学の授業が4月9日からスタートしました。だいたい、3週間すると、様相が見えてきます。すべて順風満帆ということはまずありません。2014年のスタートを振り返ってみます。

担当は、水曜日3コマ、金曜日3コマで、1~2年生向けと3年生向けが半々です。

○6コマすべて履修制限となりました。
合計の授業履修希望者は、655名。うち抽選で、435名をOKとしました。履修率は66% となります。ある意味、希望者が多いのは人気授業とは言えるのですが、抽選作業は時間と神経を使い、なかなか厄介です。ここにもドラマがあります。

●監修の教授から、抽選の根拠を質問されました。
滅多にこのようなことはないのですが、「ガイダンスで熱心に薦めたのに自分の学部の生徒が多数落とされたのでは?」という疑念が背景にあったように思います。同じ授業は私以外2人の講師がいるのですが、私宛の質問なので、すべて私が答えました。私は理論的に説明するのは大の苦手で、他の講師からは大変ですね、と言われ、これは結構ストレスになりました。しかし、思考の筋道を想い出し、珍しく丁寧に説明することで、教授には納得してもらいました。

●抽選にエントリーする学生番号を間違えている生徒が1年生で少なくとも2名いる。
一人は自分で気がついて私に直接言ってきました。もう一人はもしかしたら本人が間違っているのを気が付いてないかもしれません。同じ学部で同様に履修希望があった生徒から「タレこみ」があって判明しました。これが大学入試だったら「×」ですよね。今回は心を鬼にして番号最優先という方針を貫き、該当の生徒は履修不可としました。その生徒の今後を思うと、こういう致命傷にならないところで痛い目にあった方が当人にとってはいい、と判断しました。

●合格しているのに、不合格と思っている生徒が2人いた。
履修可能者は掲示板に発表されるのですが、自分の番号を見落とした生徒がいました。2限の授業に出てきて、「単位つかなくてもいいから授業を受けさせてください」という女子生徒がいました。ところが調べてみると、3限で合格となっていました。学部で一人の参加でかつ一番下に書いてあったことで見落としたようです。もう一人はガイダンスの時点で目立つ男子でどうしても入りたい、と言っていた学生がなぜか受かったのに来ていないということがおきました。

●前期の成績修正を初めて行う
相棒の講師は時折期首に前期の成績で生徒からクレームがついて訂正しているという光景をよくみていました。私は、かって成績等についてクレームが一度もなかったということを密かに誇りにしていました。ところが今回ある女子生徒の出席回数を間違えていたことが判明。成績とは関係ないのですが、欠席回数0を1としてしまったノートからの転記ミスでした。皆勤賞を目標にしている生徒にとってはこれは重要問題です。発覚した翌日すぐに訂正処理しました。

というわけたいした事件もなく、まあまあのスタートがきれました。全15回のドラマが今年もはじまりました。

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2014年4月 7日 (月)

「ReSPECT」の法則

以前、申し上げた3K(健康、家族、金)という基盤の上で、その次に人の日常生活を左右する重要素は何だろう、と考えた時に浮かんできたのが、以下の6つの要素です。私はその頭文字をとって、「RePECT」と銘打ちました。人の不安や満足の指標として、使えると考え、ここではじめて公開します。

「ReSPECT」の最初の「R」は「Rest」で休息という意味です。人は休息がなければ生きていけない。がんばるためにはどうしても休息が必要です。仕事をしていて休暇や連休にうきうきしたことは皆さんあるでしょう。エンドレスで休みなしでは人は心身ともにまいってしまいます。ReでResetと考えてもいいでしょう。

次のSは「Study」で向上心に裏打ちされた学習や勉強のことです。学生時代にもっと勉強しておけばよかった、と思う人は多いでしょう。カルチャースクールが繁盛していたり、各地で様々な勉強会が百花繚乱です。楽器の演奏やアスリートのスキルアップなどもこの分類に入れます。何か目標をもって勉強を継続することに生きがいをもっている人もいます。

「P」は「Play」で文字通り遊びです。遊び心は、人に潤いと魅力を与えます。私の知っている人生の達人は、遊びを最優先します。先に遊びのスケジュールを入れてその後に仕事の予定をいれます。竹のしなやかさを見ればわかる通り、すべての物事には適度な遊びがないと、最後は折れてしまいます。車のハンドルでわかるように、少し遊びがあるからこそ、パワーが発揮できるのです。

その次の「E」は、「Economy」です。働いてお金を得る経済活動、即ち仕事を示しています。生存から自己実現まで、目的はそれぞれですが、人は仕事なしでは生きていけない。長年企業に勤めていて、いきなりリストラされ、家族を養っていくのに、路頭に迷う、というのは、深刻な問題です。そして1日のうちで最も多いのが仕事をしている時間です。そういう意味では、3Kに最も近い重要な要素がこの「E」ともいえます。

「C」は、Communicationです。人は一人では生きていけません。他人と様々な形で接触しながら、凸凹の道を歩いていきます。ストレスの70%は、コミュニケーション不良が原因です。他人から承認されたり認められたら嬉しくなるし、怒られたり批判されれば落ち込んでしまうのが人間です。ひとりでいたい時もありますが、生活のほとんどは人間関係の中に存在しています。

最後の「T」は「Taste」。味わう力です。見る、聞く、嗅ぐ、食べる・飲む、排泄する、といった快感を伴う本能的な力です。おいしい食事、いい音楽などは、人としてなくてはならない「楽しみ」ではないでしょうか?その楽しみの源が「Taste」なのです。

以上の6つの要素が、重なり合って、人の気分を左右していると考えます。この「ReSPECT」理論の具体的な使い方は次の機会に説明します。

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2014年1月30日 (木)

OKセッション

昨年から繰り延べしていたセミナー等が1月目白押しとなりました。順番に振り返ってみましょう。
スタートは、1月11日の勉強会です。これは12月にやる気はあったのですが人が集まらず自動的に繰り延べになっていました。約2時間の講師役ですが、昔からの仲間が対象なので全く緊張感がありませんでした。続いて、18日の勉強会。ここは、神奈川県でカウンセラーとして活躍している人たちの月1回の会合で、7月に話があって、1月まで延ばし延ばしに来たものです。対象が本格的なプロばかりなので、気分的には緊張しました。
翌週の22日には、職業訓練校の講師として午前中3時間、これは仕事です。翌23日には横須賀市の2時間のセミナーの仕事をこなしました。いずれもの私の大学授業が終わる1月に集中してしまいました。

ここで威力を発揮したのが、「OKセッション」です。チームMJで創作し私がこの4年間愛用・バージョンアップしてきた手法です。大学では、「OKセッション」というネーミングはすっかり定着してきましたが、一般にはまだ普及していません。
ベールを脱いだのは発表会以外では今回が初めてです。カウンセラー仲間でよく話題になる「グループ・エンカウンター」の見本のような手法です。3年前の発表会で参加いただいた読者でしたらイメージがあると思います。

やりなれている私は、「OKツール」が一式入っている鞄の中を確認して、あとはその場その場の対象者や雰囲気や興味レベルに合わせてフレクシブルに対応すればよいのです。たいした準備もなくここでは楽をしています。
グループワークの後、参加者からは良い感想をもらい元気が出ます。そして仲間の同業者からも毎回大きな承認を得られ、達成感とモチベーションのアップという充実した感覚をいただいています。このような繰り返しがOKセッションの普及活動にもなっています。

この後、2月2日のキャリア支援セミナーで「OKセッション」は、しばし休眠の予定です。

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2013年12月17日 (火)

技能検定

久々に、試験を受けに行ってきました。国家試験である「キャリア・コンサルテイング技能検定」1級というものです。この試験は毎年1回行われ、今回で3回目となります。学科試験と論述試験、そして面接試験の3つに受からないと合格にはなりません。1回目の試験は、200人うけて合格者が4人という実績が超難関という感じを醸し出しています。私はようやく受験資格ができたので、「まずは挑戦してみる」という自分の主義にのっとって、挑んでみました。

15日は、学科と論述です。面接は2月でまだ先です。午前中が学科試験100分。午後が論述試験120分です。学科の合格ラインが70点で、合格率2%は学科の合格者の数字がそのままスライドしています。
試験開始前、携帯が鳴ったら失格、老眼鏡のケースは置いたらダメ、と言われ、久しぶりにいい緊張感を味わいました。実は、妻が4日前から感染性の体調不良に陥り、私が感染したら下痢と嘔吐で試験は受けられないと思っていました。まずは、めでたく試験に参加出来たことが喜びでした。

5択50問の100分ですから、1問2分以内で解いていかないといけない計算になります。結果は、まあまあでした。66点から72点の間、合格確率は50%という感じでした。残念だったのは、大学のキャリア教育や就職に関する問題が2問出たのですが、両方とも間違えてしまったことです。ですが、これが今の私の実力でしょう。A(正解の確率90%以上)13問、B(70%以上)13問、C(50%)18問、D(30%以下)6問、E(全く分からない)0問という内訳です。
午後からの論述まで、2時間時間が空いていました。NPO仲間のOさんと喫茶店をみつけ、2人で対策の研究をしました。有意義な時間を過ごしたのですが、結果は、思っていたことの半分程度しか書けなかった。ただ、合格ラインは60点なのが救いです。やはり、合格確率は50%がいいところでしょう。

こんな感じでテストの1日を終え、その足で、「チームMJ」の忘年会に出席しました。ここまで、忘年会を3件断り、欲求不満の生活をしていたので、テストの世界から一転フリーな別世界に入り新鮮な気分をもちました。

最後に、学科テストのコツを考えてみました。次のようにやってみてはどうでしょう?
1.学生の就活状況や労働法の変更などの情報をリアルタイムにつかめるような環境をつくる。2.常に労働問題や統計に感度を磨き分からないことがでたら、その場で調べる、3.キャリアに関する重要人物に関する本を読み続ける、の3点です。いずれにしろ、参考書の選択を誤らずに、受験勉強の集中力を出せば、筆記はなんとかなる、と思いました。甘いかな?

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2013年8月25日 (日)

参加募集

NPOの仕事で、セミナーの聴講生を募集しています。人が集まらなくて苦労しています。皆さまの周囲で下記のような条件にあてはまる人がいらっしゃればぜひ紹介ください。いずれも参加無料で、元気の出るセミナーです。

参加に適している人
○就職あるいは再就職(転職&起業含む)を希望している人
○女性。(年齢は問わず。)
○できれば神奈川在住。

内容は下記の通りです。
キャリア形成セミナー・・・・・自己理解と自己肯定感の醸成
    9月2日(月) 海老名市民活動センター AM10:00~PM3:00
ビジネスマナーセミナー・・・・・日常生活の基本的なマナー習得
    9月9日(月) 海老名市民活動センター AM10:00~PM3:00
働きたいセミナー・・・・実戦的な就活(書類の書き方、面接の受け方)
    海老名市民活動センター AM10:00~PM3:00

以上、参加希望者がいらっしゃいましたら、私までご連絡ください。

よろしくお願いします。

                                 2013・08・25 オグ

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2013年8月 4日 (日)

キャリア形成セミナー3連発

NPOの仕事で、「キャリア形成支援セミナー」の企画を創り、8月4日をもって、3回分を終了しました。1~2回目は、縁あっての職業訓練校からの要請で、対象は、PCと経理関係の計35名でした。3回目は、NPO主催のセミナーです。

職業訓練校の仕事は初めてで、一度やりたいと思っていたので、話があったときは、すぐにOKしてしまいました。初回は7月中旬で、人数は15名。節目ごとに、起立→礼 ではじまるのが新鮮で、学生時代を懐かしく想い出しました。そしてノリがいい。所定の3時間は瞬く間でした。
2回目は7月末で、人数は20名。さらにレベルが高く、講師としては全く苦労もなく、楽しくやらせていただきました。こんなチャンスをくれたNPOのKさん、採用してくれたI社のFさんに感謝です。

8月4日は、戸塚区のDセンターで、時間は4時間。訓練校の内容よりも幅を広げたバージョンを用意しました。すでに経験済みということもあり、ルンルン気分で現地入りしたのですが、現実は思惑と大違いでした。
まず、受講者が全然集まらない。参加14名と聞いていたのですが、集まったのは6名でした。訓練校では全員がビシッと集まっていたことからして違っていることに気付きました。14人前提でセミナー展開を考えていたので、大幅な手直しが必要です。また、それに輪をかけて苦しかったのが、見学者の数です。なんと14名の見学者がいました。受講者が6名で見学者が14名とは異常な光景でしょう。「キャリア形成セミナー」と銘打ってのセミナーは初の試みでしたので、県の担当の方をはじめ、多くの方が見に来た結果でした。

3人掛けで5つテーブルを用意したのですが、2つで済んでしまいました。私のモチベーションはみるみる落ちるかな、と思ったその時、10秒ぐらいの落ち込みのみで持ち直しました。それは、3年前のTA大学の講座で少人数でやったことを想い出したのです。6人なら6人のやり方でいけばそれはそれで楽しい、という想いです。この部分は私の進歩でしょう。そこで考え付いた手が、仲間のキャリアカウンセラーを受講生に入れ、3人増やし9名体制で行うというやり方です。このように臨機応変に対応した結果、違和感は消え、訓練校の時に近い感覚で進めることができました。この時、もっとも頼りになって助けられたのは、キャリアカウンセラーの若き仲間でした。感謝!感謝!です。

セミナーや研修はうまくいくときはいいのですが、問題が起きた時に講師の力量が問われます。今回はそのいい例ではないでしょうか。
この後、同様のセミナーが2回予定されていますが、責任が果たせたので、私は奥に引っ込むことができます。今回のセミナー3連発はそれなりの達成感がありました。

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2013年4月14日 (日)

春学期が順調にスタート

大学の春学期がスタートしました。昨年の秋学期は、授業の履修希望者が減ったので、学生の集まり具合を懸念していましたが、それは杞憂でした。春期の私は今年から1クラス増え、水曜日に3クラス、金曜日に3クラスの計6クラスをもっていますが、このうち5クラスが履修制限をかけざるをえず、抽選となりました。

教室の関係で、1クラス70人を基準としていますが、今学期は私のクラスで、希望者が779名、履修可能者が435名で、履修実現率は57%となりました。二人に一人の学生は授業を受けられないということになります。学生に書いてもらうリアクション・ペーパーを見て、今回盛況に至った原因が判明しました。
最も大きい理由は、学部のガイダンスにチラシをはさんでもらったこと。昨秋はそれがなされていなかったので物足りない数となったと私は分析・報告し、センターにPRを要望していました。キャリア授業と連動しているセンターが動いてくれた結果の賜物と解釈しております。
2つめの理由は、学部の教授がキャリア授業を学生に積極的に勧めてくれたことです。この授業の創始者であるN教授をはじめ、先生方が後ろから押してくれたことが学生の志望動機から窺えます。時間はかかりましたが、ようやくキャリア教育の重要性と授業としての良さを先生方に認めていただいたと思います。
3つめの理由は、この授業を受けた先輩からの勧めです。経験者である先輩の言は大きく迷っている学生には「夢」を与えます。また、自分自身でキャリア授業を継続希望している生徒が多々いました。1年、2年対象の「キャリア設計」をとって、3年になって「キャラア形成」を希望するパターンです。1年時に私の授業をとっていて、1年間間をおいて、3年で再び私の授業を受けたいという学生が何人かいたのには嬉しい気分でした。1年後期で「2」をとって、2年になって、「1」に戻ってきた学生も散見されました。

出版社の課長が電車の中で聞いた評判、講師室で話させてもらった文学部教授の話、講師室受付担当の話などを総合すると、キャリア授業はかなり好評のようです。天才N教授が必死に育ててきたT大のキャリア教育がようやく一般認知まで進み開花寸前まで来たように思います。

私は、自分の担当科目をT大一の人気授業にしようという目標をもってやってきました。今年で5年目です。講座で2年、単位のつく授業になって3年目です。石の上にも3年です。一位になるのにはまだまだでしょうが、今までがんばってきた甲斐があったと密かに喜んでいます。OK者の抽選、リスト制作、授業準備等、あわただしい時節に入ってきましたが、輝かしい春学期のスタートに乾杯!!

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2013年3月18日 (月)

2日間で4つの勉強会はしご

土日の2日間で、4つの勉強会に顔を出しました。その気になったときに、集中的に参加しる例の癖が出ている感じです。3月は大学が春休みで時間に余裕があること、そして各種の資格が更新時期にきているために単位をとる必要があることの2つが理由としてあげられます。

土曜日は、朝10時に川崎へ。コーチングの「パーソナル・ファウンデーション」のセミナー&ワークです。3年ぶりのコーチングの集まりでした。講師は、私の敬愛するMコーチの師匠のKコーチ。この分野の第一人者であり、私は孫弟子ということになります。5回シリーズの1回目ですが、とにかく楽しかった。私より若い人ばかりでしたが、久しぶりに承認のシャワーをいやというほど浴びました。黄色の派手なトレーナーだけでも目立つのに、個人的なフィードバックや発表などは余裕を持って行い、ロープレは久々に「芸術的」「模範的」な上々の出来で満足のいくものだったからです。今年はこの会合にもう少し頻度をあげて参加してみようと思います。
セミナー後の懇親会は棄権して、夕方はCC8の会合で横浜へ。久々に、中国から帰ってきたA社経営幹部であるO氏の中国談話を1時間半傾聴させていただきました。彼とは、3年半ぶりぐらいになるでしょう。4年前にA社で、2回コミュニケーションの研修をやらせてもらったのがいい想い出になっています。そして恒例の飲み会に。

翌日の日曜日は、S協会の「マインドフルネス」のセミナーで、午前9時開始。この「マインドフルネス」は興味本位で聴きに行ったのですが、ヨガ、座禅、仏教、ラマ教、バラモン教などが併存しており、かなり危ない感じがいい。「あるがままの状態をあるがままに認める」というコンセプトが肝になると私は解釈しましたが、もしかすると、嵌るかもしれません。もっと実習をしてほしかったというのが偽らざるところです。
午前中にこのセミナーをこなし、午後2時から竹橋へ。そこは月1回のチームMJの定例会が行われていました。日本のデザインの大御所T氏の本の輪読で所定の時間は使い切ってしまいました。他のメニューも用意していたのですが、繰越となりました。4月は森鴎外や正岡子規を追って文京区を探索しようという企画が待っています。この勉強会は大きなコンセプトは掲げていないので、烏合の衆の集団で目的がない、と批評する人もいますが、そこが味噌で、私にとっては一番ほっとする癒しの勉強会です。

こんな感じで2日で4つの勉強会をこなしましたが、途中で「BAD NEWS」が飛び込んできました。産業カウンセラーグループの大事な仲間の訃報です。元気だったのに。早すぎる。ショックです。信じがたいのですが事実のようです。これから、彼から受けた恩に対しての礼を尽くすことに全力を注ぎます。

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2013年2月 3日 (日)

自律訓練法

私は「心理相談員」という資格を生かして、毎月1日I社(旧J社)のメンタル・カウンセリングを行っています。これが、すでに5年経過しました。
今年の7月が更新時期で、必要単位を取得しなければ資格継続ができません。そんな背景の中、様々な研修やセミナーの中から、まずは「自律訓練法」を選択しました。「自律訓練法」は催眠術と類似のイメージがあり以前から教わりたいというスキルです。強いストレスから解放するためのリラクゼーションの有力な手法です。

お決まりの田町の研修ルームで、それはAM9:30からスタートしました。午前中は講義です。内容は面白いのですが、S大の教授である先生が一方的にしゃべりまくるので、11時ごろには眠気が襲ってきました。よくあれだけしゃべれるものと感心しきりです。

隣に座った静岡から来たというDさんと話が合い、昼食はK大学通りでご一緒しました。午後は、いよいよ人に教える立場を想定したロールプレイです。60人の受講生が3人1組になり、私は前の席のOさん、Kさんの組に入りました。

自律訓練法の基本は、消去法(RESET)を教える→姿勢→「気持ちが落ち着いている」(背景公式という)→「右腕に気持ちを向けましょう」→「右腕が重たい」→消去 というプロセスをとります。所要時間は、色々なやり方があるらしく、3分から15分。このレベルが、1から6まであります。頭でわかったつもりでも、なかなかうまくできません。ただ、2人から「声がいい」と言われたのだけは快い気分でした。

うまくできるようになれば、様々な処で効果を発揮できそうです。忘れないうちに、毎日自分にトライしてみようと思います。仕事で使えるようになるには、相当の修行が必要な気がします。

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