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2019年8月29日 (木)

「七転び八起き」のキャリアデザイン

「七転び八起きのキャリアデザイン」というタイトルで拙著の新刊が9月初旬に発刊されます。タウン誌に10年半掲載してきた内容が全国的にオープンになることとなり、感慨深いものがあります。


この新刊本は私がこれまで述べてきたことの集大成となるものですが、今回発刊に当たっての裏話や読みどころについて紹介します。
「七転び八起きのキャリアデザイン」というタイトル名についてです。これはキャリア再起の発想にヒントを得た出版社様のアイデアです。私は、「会社という仕事生活の中では、日々バトル、日々克服。」であり、「日常生活の中では50歳過ぎで大病を患いそれを克服した」という経験はあります。しかし、そんな私ごときには、このタイトル名は荷が重い、と申しあげました。しかし私を良く知る関係者の方々が「いや。大丈夫。貴方の人生は『七転び八起き』ですよ。」と言ってくれました。また私の所属しているNPO法人「日本キャリア・コンサルタント協会」が掲げている「やり直しができる人生形成」とピッタリ一致しました。私の表紙の肩書も、NPO日本キャリア・コンサルタント協会とし、このタイトルを採用することになりました。


次に内容ですが、ここまでのテーマで時代を反映したものは現代にマッチするように書き直しました。キャリアコンサルテイングの相談は、自己理解→問題把握→目標設定 と進むのですが、これは過去→現在→未来 と置き換えることもできます。この構成を考えた出版社T氏のおかげで、内容が体系的に整理され、そこにキャリアデザインにふさわしいワークショップを付け加え、いままでにないキャリア本が出来上がりました。


この本の最大の特徴は「どう働くかはどう生きるか?」という基本的な考え方にあります。日常の出来事の観察や考察から、キャリアデザインのヒントを得る、という想いが「生きる姿勢」につながっていくということです。対象は老若男女すべての層であり、大学生からサードライフのご老人までを考えています。私は経験豊富な諸先輩を差し置いて意見を言うつもりは毛頭ありませんが、様々に役に立つ物の見方や法則のようなものがあれば伝えていくことに使命感と喜びを感じます。キャリアコンサルテイングという分野はまだまだ市民権が得られていませんが、私は「どう生きる?」という素朴な問いに対して一緒に考えること、がその役割ではないか、と思うのです。

そんな訳で、多くの方々のご協力でこの本を発刊することができました。キャリアコンサルテイングの大御所K先生から直接ご指導をいただいたり、勤務先のT大のキャリアセンター所長M教授からは有形無形のご支援をいただいたり、またNPO日本キャリア・コンサルタント協会、タウン誌編集長からも絶大な支持をいただきました。ありがとうございました。

本ブログご愛読の皆様、ご一読いただけるとありがたいです。

 

 

 

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