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2016年2月12日 (金)

経済情勢

株価が猛烈な勢いで下降し続けています。29日は、肉の日あるいはフグの日であるが、この日に1000円近く日経平均が下がりました。翌日も下がり続けており、下げ止まる気配がありません。

米の利下げに始まり、日銀のマイナス金利、円高、中国経済の停滞、欧州の金融不安などが原因とされています。中でも私が最も気にしている為替は、10日で10円以上円が高くなるというかってない異常現象を記録しました。私は多少株で遊んでいるので、日々胃が痛くなる昨今ですが、今の想いを3つにまとめてみました。

1つ目は私自身の資産対応です。ある公的機関の情報によると日経平均は、13388円まで落ちると想定しています。これは経済状況が質的に変化することを示していますが私ひとりの力でどうにかなるものではありません。

ここは、「泰然自若」とし、「動かざるは山のごとし」で対処するしかないと思っています。動かない時期は、1か月かもしれないし、10年かもしれません。もしかしたら、私が生きているうちは無理かも、と思ったりもします。素人ではこの変化に対応できないでしょうから、日々苦しい思いをされている投資家の心中察して余りあります。

2つ目はアナリストと呼ばれる人達に対しての想いです。昨年末に彼らが口を揃えて言っていたのは、「2016年の前半は株高、後半は株安となり、年明けからは日経平均は20000円を超え上昇するであろう。参議院選挙が終わり、消費税10%の実施が視界に入る後半は株安現象がおきる。」ということでした。結果は、天気予報や原発の専門家同様、全く当たっていません。結局専門家と呼ばれる人たちには「何も先が見えていない」ということではないでしょうか?この想いはなにかにつけ感じるものです。

3つ目が最も怖いのですが、金融市場の混乱です。以前に起きたAIUの破綻のような現象が再燃する可能性が極めて高い。年金を払う会社が倒産するという現象です。前回は、円安効果で株が上がり持っていた株を売ることで一息ついていたのですが、今回のダウンは企業資産をどんどん減らしています。年金がもらえなくなるとなると、実生活に影響があり、事は重大です。

2月12日には、15000円を割りました。1年半ぶりの安値です。以前から私は日本の経済情勢については悲観的と申し上げてきました。「アベノミクス」とはいっても実態は「金融緩和ー円安対策」が成功しただけです。今回の状況は対岸の火事では済まない深刻なものと私は認識しております。

 

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