後発スーパー
グローバル・マーケテイング学会の会員であった私の興味の1つが、様々な業態における市中の市場環境と競争環境です。
昨年12月に私の町に、Oスーパーができました。それまでは、Dスーパーの独壇場だったので、消費者としての立場で見るとそれは好ましい現象と考えていました。確かに、Oがスタートしてしばらくは、Dの客が減ったようでした。出店後しばらくは、Dでの買い物はレジで並ぶことはなかったように思います。
1カ月半ほど経過したので、現場の市場調査に出かけてみました。2回目の入店でしたが、今回はいろいろ観察してみました。
はっきり結論を言います。このままでは、このOスーパーは店を閉じることになるのは時間の問題だと思います。
その理由は、一言で言うと、ユーザーライクでない、ということです。最近、Dスーパーの客が以前と同じように戻った感がありましたが、その理由がわかりました。
1.駐車場が狭く、行きと帰りの車のすれ違いに神経を使う。2.動線が客のことを考えていない。まず地下に行って買い物をして1階で買い足して清算というシステムになっているが、これでは買い忘れても戻れない。3.エレベーターが2台しかなく狭い。4.品ぞろえに特徴がない。というのが主な理由です。私はOスーパーにいて息苦しくてもうここに来たくないという気持ちに駆られました。
居住人数が多い地域で、Dスーパーの一人勝ちという状況をみるにつけ、出店を決めたのでしょうが、マーッケッターがお粗末でした。何でかような形態で出店したのか全く意図が判りかねます。3年もつでしょうか?
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