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2015年2月20日 (金)

ブログ再開

本日2月2日からブログを再開します。

約2カ月のご無沙汰でした。今、仮住まいで通信環境悪く、光配線は来ていませんが、「ポケットハイファイ」というツールを使ってようやく通信できるようになりました。
慣れるまで、1カ月かかったということです。今後、益々のご愛顧お願い申し上げます。
まずは、少し堅いお話からいきましょう。月刊のタウン誌の連載コラムに載せた内容をコピペします。

「自立する」

最近氣になるキーワードは何?と問われたときに、すぐに浮かんだのが「自立する」という言葉です。「国際的な自立」とか「若者や女性の自立支援」だとかいう言葉が毎日のように新聞紙上を賑わせています。「自律」とも書きます。私が生業の1つとしているキャリアコンサルタントという職業の基本スタンスは「クライエントの自己理解を深め、自主的な意思決定ができるように支援する。」ということです。ここで言う「自主的な意思決定」というのが「自立」であろう、と私は思っています。自らが置かれている状況や様々な情報を的確に把握し、次のアクションをどうしていくのかを自分で決め、その結果も含めて周りから認知された姿です。いわゆる「自己責任」の概念です。この考えは、個人においても、国においても、同様のことが言えると思います。

 個人と国の2つのケースで考えてみましょう。

テロ集団「イスラム国」により、二人の日本人が殺されるという悲しい出来事がおこりました。その悪逆非道なやり方には多くの日本人が怒りと戦慄を覚えました。私は、この悲劇の中で、今後の日本人の対応として大事な学びがあったと思っています。

それは「自分の命は自分で守るしかない。」という至極当たり前のことです。これこそが「自立」の精神です。政治家や官僚がどれほど自国民の安全を守る意識を持っているのでしょうか?口では人命尊重最優先と言っていますが、残念ながら結果は出ませんでした。これが日本政府の実力とすれば、海外での日本人の安全は「自己責任」で守るしかないということです。海外に行く日本人と話していつも思うのは、セキュリテイーに関する感度が恐ろしく低い、ということです。だからこそ我々日本人は海外での安全を自分自身で確保する覚悟=自立が必要だと思うのです。

次にこの考えを少し進めて、国レベルで、自国の防衛について考えてみましょう。従来、何かあったら米国が守ってくれる、米国の傘に中にいれば安全、と日本人は思っていなかったでしょうか?そう思わないと生きていけなかったかもしれません。しかし、世界では、イスラム国、中東、クリミア半島等、多くの地域でテロや紛争があり、米国は国際警察として求心力が落ちてきているきらいがあります。日本に何か起きた時に可及的速やかに対応できると思いますか?ここに我々日本人の「思い込み」があるのではないでしょうか?

企業においては、子会社をつくった時は、初期は充分な資金援助をしてくれますが、数年経つと「自社の社員の給料分ぐらいは自分で稼ぎなさい。会社として早く自立しなさい。」と言われます。援助にも限界があるし、親会社自身が揺らいでいることも少なくありません。米国と日本の関係もこの状況にあるのではないでしょうか?

今後は「自立」というキーワードからかような視点も前提として議論していく必要があります。

今、個人にも国にも求められているのが「自立」です。

 

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