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2014年12月

2014年12月31日 (水)

恒例:2014年の振り返り

大晦日の恒例になりました「今年の振り返り」をしてみます。

今年は例年の目標志向ではなく、3K-RESPECT理論にしたがってふりかえってみます。
3Kの部
<健康>実は今年は健康状態が悪い状態でスタートでした。血糖値、尿酸値、クレアチニン、カリウムの値が昨年の大学の身体検査から3月の人間ドックまで危険値に達していました。4月からの3ヶ月間は健康な体作りに邁進しました。おかげさまで、この12月の値は過去最高のいい値となり、健康を心から喜んでいます。
<経済>企業の長期研修という大きな仕事がなくなりましたが、業容を拡大することは考えておりません。大学の授業に加え、ぼつぼつと単発の仕事もあり、量は丁度いいです。娘夫婦の新居二世帯住宅の建築に来年は微細ですが援助することを約束しました。
<家庭>私達、娘夫婦、孫たち、義母共に、大きな病気やトラブルもなく、家庭は円満に推移しました。一人で東京に住む叔母のみが心配の種です。
RESPECTの部
<REST>休息は充分であり適度です。時々無茶なスケジュールがありますが、まあまあこなす体力はまだ十分あります。
<ECONOMY>大学の仕事は来年から増えることが決まっていますが、適度でしょう。NPOの新セミナーも引き受けていますが、充分な検討期間があるので問題ありません。様々な分野でいい後輩が育ってきているのが楽しみです。
<STUDY>今年はセミナー等は例年に比べて参加した方でしょう。しかし、それが血となり肉となるのが今までに比べて遅い、そして少ないという気がします。CCの1級受験で、筆記テストのみ合格したのは赤面ものでした。次のRPは来年の課題にとっておきます。
<PLAY>信州に旅行に行きましたが、あまりダイナミックに遊んだ感じはないです。趣味の釣りでは、はじめて釣った鰹のうまさは絶品でした。音楽の方面では、2つのバンドをとりあえず立ち上げました。「おぐらアズキつぶつぶバンドーファイナル」と「MOS-Green」です。来年ライブできるようがんばります。
<EXERCISE>朝時間がある時の、体操を確立しました。まずラジオ体操10分、続いて奇数日は「ヨガ」、偶数日は「太極拳」ときめて約30分運動します。仕上げは、20秒のスクワット体操10回です。これができるようになってから、腹の出っ張りも気にならなくなりました。
<COMMUNICATION>コミュニテー活動は相変わらず続けており様々な階層の人と会話するのが楽しい。今年はFACE BOOKにも力を入れはじめ、この世界も面白いと感じます。ただ、待ち人来らず、という感はあります。
<TASTE>食べる&飲む楽しみ、新しいことを見つける楽しみ、積み上げて得る達成感、数えきれない多様な「快楽」は相変わらず健在です。
最も今年大きかったのは、婿殿からオファーのあった二世帯住宅の新築の決断です。
2番目はVW社のブルービートルを手に入れ車の中をオーデイオ空間にして楽しんでいること。両方とも物質欲かな?
3番目は、大泉の菩提寺で気になっていることの相談を受け容れてもらったことです。
その他、アイフォン6が素晴らしいとか、株の売り方が下手だとか、考えてみればいろいろあった楽しい1年でした。
そういえば、ブログの書き込みが著しく減った点は反省しています。
では皆さまよいお年をお迎えください。

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2014年12月11日 (木)

円安を考える

12月初旬についに1$=120円を超えました。円は、あの2011年に1$=75円だったのですが、ここまでで60%安くなったことになります。

そもそもの発端は、「アベノミックス」で、日銀が金融緩和の名のもとに市場にお金を流通させることから、円が大量に市場に出回り、円安が始まりました。その結果として、円安効果の最も顕著なのは、輸出産業です。また、同時に円安株を中心に株が上がり、AIUの倒産などで青色吐息であった社会保障関連の組織体が息を吹き返したのも事実です。サラリーマンの懐は相変わらず厳しいものがありますが、年金が払えなくなるという事態の連鎖には一息つけたと言えます。

しかし、反面悪いところはここまであまり論議されませんでした。その代表的なものがここにきてよく取り沙汰されている「円安倒産」です。日本は製品の原材料はほとんど輸入に頼っています。その輸入品の仕入れがどんどん高くなったのですからたまりません。輸出販売がなければコストアップは吸収できないので採算はみるみる悪化します。そこで考えられる対策が値上げです。牛肉の吉野家が300円から380円に値上げを発表しましたが、これが通れば生き残れますが、できない、通らない、あるいはそのタイミングすらない企業は倒産してしまうのです。

アベノミックスによる労働者へのプラスの還元は、輸出産業のボーナス一時金の増額とごく一部の基本給ベースアップに限られているので、景気の実感がないというアンケート結果は当然と言えます。

 こんな時代に我々庶民は、どうやって生きていったらいいのでしょう?

日本経済はこのまま公共工事ばかり優遇していると、第二のリーマンショックに見舞われるでしょう。バブルが弾け、国債が暴落し、大変なことになると私は悲観的にみています。

こんな日本の事情を鑑みて、今回は私から2つの提案をさせていただきます。

1つめは国家施策として、今こそ国内中心産業の育成に力を入れることです。大震災が起きた直後のブログで私が指定したように、原発に代わる「エネルギー産業」、超高齢化社会に対応する「シルバー産業」、原発等の事故や介護に威力を発揮する「ロボット産業」の3つの産業です。日本の将来のグランドデザインを今こそつくることです。

2つめは、バランス感覚をもって生活することです。円高の時代は円高対応、円安の時は円安対応の生活を心がけることです。1つの場所に固執するのではなく、プラスとマイナスの今どこにいるのかを常に認識して生きることです。円高なら海外旅行とか$買い、円安なら国内旅行と$売り、というふうに生活の軸を変えてください。これはインフレでもデフレでも同じ考え方です。いままで国内にしか向いていなければ国外に眼を向ければ見える景色が変わります。

円安でうろたえるのではなく、冷静に現状を分析し、社会情勢に合った出来うる対応をしていくことが豊かな生活につながると思うのです。

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