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2014年8月24日 (日)

自分の中に「初」を創る

今年夏の甲子園高校野球でちょっとした珍事がおきました。1回戦が終わった時点で、北越のチーム(新潟、富山、石川、福井、長野)5校がすべて勝ち進んだということです。これらの県以外の出身の人にとってはたいしたニュースではないでしょうが、石川県出身の私のような者には「初」の快挙という言葉がピタリです。今迄、ほとんど1回戦で負けていた弱小県のチームが勝った。それも5校すべてというところに価値があります。通常の場合の確率では、32分の1ですが弱小なるが故にその3倍の今96回大会で初、ということになったのでしょう。

何事においても「初」には不安感や緊張感を伴うものですが、一方ワクワク感も多々あります。私が常々意識しているのは、新しい経験に自らの身を置くことです。自分の中に「初」を創るのです。するとワクワク感が生まれ、モチベーションが上がり、生きていくことが楽しくなります。まさしく人生を楽しく生きるコツです。どんな小さな「初」でもいい。簡単にできることでもチャレンジングなことでもどちらでもいい。

私達の身の回りにある物事は、ざっくり3つに分類されます。1つめは、すでに習慣化されていて意識しなくてもできること。食べて、寝て、起きるという人本来の行動や日常の仕草や癖がこの部類に入ります。2つめは、意識しないとできないがすでに経験済みであること。その最も大きなものは仕事でしょう。そして、3つめが未経験の「初」ものです。そのように考えると「初」に該当するものは身の回りに結構あることがわかるでしょう。

この「初」ものを分解すると、(A)3パターン×(B)3パターンの9通りに細分化できます。(A)はマインドの視点です。自らが①積極的にやりたい②やりたくない③どちらでもない、考えもしていなかった、の3通りです。もう一方の(B)は、能力やスキルという視点です。①できそう②できなさそう③やってみないとわからない、の3通りです。この9つのパターンの中で「初」を創り出すグループは、(A)③でかつ(B)③。いままで視野になくやってみないとわからないこと、ここが「初」の宝庫なのです。「初」を選びしばらく続けていると「初」の範囲が徐々に広がってきて、気がついた時には、自分も周りも変わっていたということがよくあるのです。「初」を探した初期と比べると、格段にモチベーションが上がり、ポジテイブな視点が広がっているはずです。

1日に1つの「初」。1カ月に1つの「初」というように短期と中期に分けてもいい。できそうなことは短期。チャレンジングなことは中期という具合です。

日々同じように十年一日のごとく生きていくことは、それはそれで敬意を表しますが、普通の人は、そこに不安や焦りが出てきます。このマイナス感情の代わりにポジテイブな良い運を掴むためには、「初」を創ることが有力な手段です。

 

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