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2014年8月17日 (日)

カツオを釣った

大阪で営業課長をしていた時代に、釣り好きのカメラチェーン店社長の言葉で記憶に残っていたものがあります。「釣りたてのカツオほど、魚屋で売っているものと味が違うものはない。取り立てのカツオは色が青くこんなに美味いものはないよ。」。先週、この話が事実かどうか、確認できる絶好のチャンスを得ました。

婿殿を誘って、約2年ぶりの船釣りに出かけました。船宿は、定番の江の島「島きち丸」。釣りものは、カツオ・キハダマグロ。昨年あたりから、相模湾で20キロ級のキハダが釣れるという噂を聞いていたのですが、島きち丸でやっているというので、まずは調査がてら行ってみました。
2年も間が空いたため、いろいろな問題が生じました。まずはシステムがどうなっていたか忘れてしまい、割引の未確認、仕掛けの受け忘れ、餌の買い過ぎという初歩的なミスをおかしてしまいました。
すべて出港してから気がついたのですが、さらにロッド・キーパーの取り付け方を忘れ係の人の手を煩わしました。釣りの基本が身についていないということが露呈してしまいました。
そして、もっとも苦戦したのが、電動リールの故障です。こちらも2年未使用だったわけで、見てもらうと、ギアがいかれているという診断。やむなく、電動を手動で使うという方法で何とか釣りに参加しました。
この釣りは、一か所に滞留することがない釣りでした。ほぼ1回糸を下して上げたら次に移動。息つく間もありませんが、移動の時間が長い。なんせ朝4時起きだったので、眠くてしょうがない上に、天気が曇りがちだったので、気持ちよく2回ほど船上で熟睡してしまいました。
20回ほど糸を下して、チャンスは2回でした。1回目はAM8時半ごろ。ミヨシの釣り人から「来た」という声が聞こえ、魚との必死の格闘が始まりました。他の釣り人は全員糸を上げて見守っています。私達と反対側だったので現場に行ってみると、なんと二人が格闘していました。タモも大型のものを用意し、無事取り込みましたが、どちらも20キロ級のマグロでした。マグロとのやりとりは迫力がありぜひ私も経験してみたい、と思ったものです。
2回目のチャンスは、午後12時半ごろ。私の竿が曲がりました。と同時に私の両サイドも引いている様子。3つの糸が絡みそれぞれに魚がかかっていました。私のはカツオ48センチ2キロ。婿殿は同じくカツオ54センチ2.8キロ。左の人は、5キロほどのメジマグロでした。
午前中は全くあたりもなく外道も釣れずボーズを覚悟したのですが、二人ともカツオが1匹づつ釣れて気を良くしました。0と1では全然気分が違います。
帰宅し、刺身にして食べてみました。「うまい」。この味は最高です。今まで様々な魚を釣って食べてきましたが、カツオは別格ですね。これこそグルメでしょう。カメラ店の社長が言っていた真の意味をようやく実感しました。
「克夫がカツオを釣った」という夏の一コマでした。

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