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2014年6月19日 (木)

価値観

大学の授業の中で、「自己理解」を組み入れています。

その中で、価値観の探索というテーマがあります。「どういうところにこだわりがあるのか?」「何を大事にしているのか?」というのを各人ごとに探索し、グループでシェアするという内容です。
日々の生活の中で、様々な人間関係があるのですが、「○○のこういうところは嫌だな。まいるな。」と思った時、私はその瞬間の感情をメモにしています。先日そのメモを眺めていて、私は何にこだわりがあるのか、「不快」という視点から自分の現在の価値観探索をしてみました。
(-_-X)私が最も不快なのは「無責任」な人です。3・11の東北大震災の時に、高血圧といって入院して人前に出てこなかったS社長などは無責任の最たるものです。専門家と呼ばれる人たちの他人ごとのような無責任発言も気になりました。この感覚は平穏時では現れません。いざ、という時に、責任をもって動くか?それとも逃げるか?で人間の価値は決めると私は思っています。そう考えると、自分の行動にも説明がつくのです。ITベンチャーの社長は2年でやめ、NPOの代表は1年でやめました。いずれも、責任という観点から自分を見つめた結果として導き出した判断です。
3人で酒を飲みながらこの話題になりました。1人は私の尊敬するカウンセリングの師匠でその価値観は「最も不快なのは人の気持ちをわかろうとしない自己中の人。」という話でした。なぜか、私のことを言われているような気がしました。私と師匠はサラリーマンからの転身組で妙に似た境遇を辿っています。私は師匠の5年前を歩いているような感覚があります。意見をはっきり言うところは似ているのですが、タイプは全然違っていて、師匠は「奥ゆかしくでしゃばらない気配りの効いた伸士」です。いつも大したものと感心しているのですが、その人から言われると、直接的ではないにしろズキンときました。私は退社後、持ち前の傲慢さを自身に戒めながら生きてきたつもりなのですが、どうしても出てしまう時があります。師匠の話を聞いてズキンときたのはそこに自信がなく、まだまだ修養しなければならない、という証と理解しました。
ちなみに、もう1人の先輩講師は「同僚の上から目線」が最も不快、ということでした。まさしく三者三様でした。

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