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2014年4月 7日 (月)

「ReSPECT」の法則

以前、申し上げた3K(健康、家族、金)という基盤の上で、その次に人の日常生活を左右する重要素は何だろう、と考えた時に浮かんできたのが、以下の6つの要素です。私はその頭文字をとって、「RePECT」と銘打ちました。人の不安や満足の指標として、使えると考え、ここではじめて公開します。

「ReSPECT」の最初の「R」は「Rest」で休息という意味です。人は休息がなければ生きていけない。がんばるためにはどうしても休息が必要です。仕事をしていて休暇や連休にうきうきしたことは皆さんあるでしょう。エンドレスで休みなしでは人は心身ともにまいってしまいます。ReでResetと考えてもいいでしょう。

次のSは「Study」で向上心に裏打ちされた学習や勉強のことです。学生時代にもっと勉強しておけばよかった、と思う人は多いでしょう。カルチャースクールが繁盛していたり、各地で様々な勉強会が百花繚乱です。楽器の演奏やアスリートのスキルアップなどもこの分類に入れます。何か目標をもって勉強を継続することに生きがいをもっている人もいます。

「P」は「Play」で文字通り遊びです。遊び心は、人に潤いと魅力を与えます。私の知っている人生の達人は、遊びを最優先します。先に遊びのスケジュールを入れてその後に仕事の予定をいれます。竹のしなやかさを見ればわかる通り、すべての物事には適度な遊びがないと、最後は折れてしまいます。車のハンドルでわかるように、少し遊びがあるからこそ、パワーが発揮できるのです。

その次の「E」は、「Economy」です。働いてお金を得る経済活動、即ち仕事を示しています。生存から自己実現まで、目的はそれぞれですが、人は仕事なしでは生きていけない。長年企業に勤めていて、いきなりリストラされ、家族を養っていくのに、路頭に迷う、というのは、深刻な問題です。そして1日のうちで最も多いのが仕事をしている時間です。そういう意味では、3Kに最も近い重要な要素がこの「E」ともいえます。

「C」は、Communicationです。人は一人では生きていけません。他人と様々な形で接触しながら、凸凹の道を歩いていきます。ストレスの70%は、コミュニケーション不良が原因です。他人から承認されたり認められたら嬉しくなるし、怒られたり批判されれば落ち込んでしまうのが人間です。ひとりでいたい時もありますが、生活のほとんどは人間関係の中に存在しています。

最後の「T」は「Taste」。味わう力です。見る、聞く、嗅ぐ、食べる・飲む、排泄する、といった快感を伴う本能的な力です。おいしい食事、いい音楽などは、人としてなくてはならない「楽しみ」ではないでしょうか?その楽しみの源が「Taste」なのです。

以上の6つの要素が、重なり合って、人の気分を左右していると考えます。この「ReSPECT」理論の具体的な使い方は次の機会に説明します。

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