悲しい出来事
世の中いいことばかりではありません。悲しい出来事は何の前触れもなくやってきます。
2月の中旬に1通のハガキが届きました。私の大変お世話になった恩人の逝去の報でした。年賀欠礼という形で、息子さんが出したように思われました。そこには、氏が長い闘病生活の最中、看病していた奥様が11月中旬に急死し、本人は12月31日に後を追うように亡くなったという信じられない話が書いてありました。
今年は年賀状が来ていなかったのですが、まさかこんなことになっているとは夢にも思いませんでした。さっそく自宅へ連絡を入れてみたのですが留守番電話で通じません。ハガキが来てから3日間朝昼晩と電話してみたのですが全くつながりませんでした。どうやら、自宅は空き家になっている様子です。
氏は大学の先輩でもあり、私たち夫婦が殊の外、お世話になりました。自宅にも夫婦で遊びに伺いました。私たちの結婚当初は夫妻の見本にしていました。
お子様は3人いたと記憶しておりますが、いずれも独立されたのでしょう。
その後、FAXを入れ手紙を出し、一度お悔やみを、と申し入れていますが、2週間たっても連絡がありません。お子様の連絡先もわかりません。
氏は、Wikipediaをひくと「農業マーケテイングの第一人者」として記載されており、民間会社からスタートし、最後は、大学の教授でした。10冊以上の著書があり、豪放磊落で、私のもっとも尊敬する人です。私のスピーチやプレゼンテーションは彼の影響を明らかに受けています。氏が主宰していたマーケテイングの学会では頼まれて2度ほど小論文の発表をさせてもらいました。
生前どんなにがんばっても人の最後とはこのようなものなのでしょうか?
納得できない気分が続いています。
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