« OKセッション | トップページ | 地力と実力の違い »

2014年2月 7日 (金)

撃墜された

世の中が大学の受験で騒がしい頃、私は「1級CC技能士検定」という国家試験のうちの実技試験を受けてきました。場所は懐かしい渋谷の「フォーラム8」で、駅から行く途中に関西大学の入試試験会場を通りました。

結果から先に言いますと、試験は散々の出来でした。よくもこんな無様なロープレをしたもんだ、と自分自身の不甲斐なさにまいっています。実は敗因ははっきりしています。大きく2つありますが、どちらも私らしいケアレスミスです。1つめのミスは、ロールプレイの相手からカウンセリングの経過書きを見せられるのですが、それを全く無視して進めてしまったことです。折角、用意してきたのに、全く顧みられなければ、信頼関係がうまく構築できるわけがありません。この辺りは頭の片隅にはあったのですが、本番ではとんでしまいました。2つめのミスは、時間配分です。練習で時間が余ったので、じっくりやっていけば丁度いい、と思っていたのですが、時間内に締めることができませんでした。というより、完全に時計の読み違いというミスを犯していました。始めと終わりが悪いのですから、中は推して知るべしです。良い緊張感が久々に味わえると喜んでいったのですが、想い以上に緊張していたということでしょう。であればこれが実力です。

完膚無きままに撃墜されて帰ってきました。妻をはじめ応援してくれた仲間や知人に対しては期待外れで申し訳ない、の気持ちで一杯です。ただ、毎年チャンスはあるわけだし、敗因は是正できるし、だれかが迷惑するわけではないので、1年間の出直しを誓いました。幸い、筆記試験の方は、合格点に達していると思われるので、1年間かけて実技試験の課題を達成してみせます。

この程度のテストでも撃墜されると悔しいのですから、オリンピックの本番で力の出せなかった選手の心境は察してあまりあります。4年間すべてを犠牲にして、本番の短い時間にかけるのですから・・・。まして、現地で怪我などで出場できなくなった選手の胸中は筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。

私は実はこの手のケアレスミスを過去何回も犯してきました。今回は体調も良く万全を期したつもりでしたが、やはり悪い癖がでそうな落とし穴がありました。2級の試験では老眼鏡を忘れ字が全く見えないまま消しゴムを使い論述試験で落ちました。受かったのは2回目です。コーチングのテストでは、何回もかかせる受験番号のうちのいくつかを間違えて雑に書いて出してしまいました。受かったのは3回目です。CC講座のトレーナー試験では、持ってきたボールペンの字が太すぎて結局何を書いたかわからないものをそのまま提出してしまいました。同期の仲間は皆合格しているのに私だけが条件付き合格でした。

というわけで、今回も落ちるべくして落ちたのでしょう。しかし、私には、「楽天的な気分転換」の方法が多々あります。今回は試験終了後、お茶の水から横浜に移動し、前から欲しかったベースギターを大枚をはたいて購入しました。ビートルズのポールマッカートニーの愛用していたヘフナー製(ドイツ)のバイオリンベースーキャバーンタイプです。
さらに、応援してくれた数人の知己に結果をオープンにしました。これは私がよく使う手でカタルシス効果で結構すっきりします。
人生こんなことの繰り返しですね。

|

« OKセッション | トップページ | 地力と実力の違い »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 撃墜された:

« OKセッション | トップページ | 地力と実力の違い »