旧態然
私の大好きな地、三鷹市でとんでもない事件がおきました。ストーカーによる殺人事件です。それも、十分な危険予知があって、両親はそれなりに手を打っているのに、最悪の事態になってしまったという信じられない事件です。この事件について、私は警察に対して怒りを禁じえません。今回はいかなる言い訳をしようと、警察の責任は免れないでしょう。
私の娘が実はストーカーに狙われていた時期がありました。埼玉県の新座市に住んでいた頃の話ですが、ストーカーは関西在住の男で、読むに堪えない脅迫状を娘に送ってきました。私は会社を休んで、娘と警察に行き、事情説明をしました。ちょうど、ストーカー規制法が成立した直後で、警察は私の話を傾聴してくれました。警察は近いので、何かあったらすぐに連絡し現場に直行するという約束をとりつけ、私は他人が家に容易に入れないように、家の周りにバリケードを作りました。もしストーカーが来たら、私が捕まえてやるというつもりでした。
結局、大事には至らなかったのですが、今回三鷹の警察の対応はどうだったのでしょう?一般的に報道されている対応では話になりません。全く市民の安全とか、殺人という事態を視野に入れている対応ではない。これでは事件を防ぐことはできなかったでしょう。
先日、横浜の人通りの全くない見晴しのいい道路で、一時停止違反で、チケットをきられました。30年以上守ってきたゴールドカードが一瞬にしてパーです。なんで、あのような安全な場所で違反検挙をするのでしょうか?お金のノルマのため?他にどんな理由があるのでしょう?半年ほど前、国家公安委員長が、意味のない取り締まりはやめるべきだ、とコメントしていました。
もし、ストーカーから市民を守るのに、人手不足というのなら、取り締まりをしている人間を補強すればいい(私が捕まった時は、警官は3人いました。)。とにかく、傍でガードしないとて、この手の殺す目的できているストーカーを防ぐことはできません。よく、事件がおきないと警察は動けない、と言われますが、事件を未然に防ぐということも、職業規範の中にいれるべきではないでしょうか?「前例がない」ではなく、「事件を未然に防いだ前例を作る」という発想にどうしてならないのでしょう?一般の企業は、この旧態然とした考えはすでになくなっています。警察は税金で成り立っている公務員です。市民の安全のためにあるのではないでしょうか?無性に腹が立ちます。本当に市民に貢献する警察に生まれ変わってほしい。
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