« 参加募集 | トップページ | 2020東京オリンピック »

2013年9月 6日 (金)

送りつけ商法

長年、人間をしていると、様々な出来事に遭遇します。今回は、「振り込め詐欺見つけた!」というお話。

同居している義祖母のところに、「T製薬のものですが、お買い上げのグルコサミン2万円を届けにあがりますので、お支払お願いします。」という電話がありました。私がいた写真業界では、フイルムの新商品の店への送りつけは日常茶飯事でしたが、一般家庭においては珍しい。祖父母は「注文した記憶はない。でも注文していないという100%の自信はない。」ということでした。

義祖母が通販を利用したことは過去に一度もないこと、自分から電話することはまずないこと、サプリメントはまず飲まないことなどを総合してみると、どうやら世の中で最近言われている代引き詐欺ではないか、という疑念が沸々と湧いてきました。そこで、ネットで調べてみると、「サプリや食品が多い。金額は2~5万円。有名会社の名前を語る。」と詐欺の特徴が書いてある。今回のケースとピタリです。
ここまでわかってきた時点で、この案件の我が家の担当は私になりました。私は在職時は営業が長く、特に大阪時代は、販売課長として暴力団関係などあらゆる世界のクレーム処理を経験してきました。修羅場に身をおくのが嫌いではないので、今回のような出番がくると、血が騒ぐのを感じます。

携帯のボイスレコーダー、メモ用紙、筆記用具、老眼鏡、生活センターの電話番号、そして危険かあったときの護身用ヌンチャクを用意して、先方が現れるのを待ちました。
結局来たのはAM11:00過ぎで、日本郵便のユニフォームを着たまじめそうな男性が現れました。私が事情を説明したところ、それでは、拒否票にサインしてください、ということで簡単にその場がおわってしまいました。この人は無関係と判断しました。一味のうちのだれかが直接現れる場合もありとINPUTされていたので、手ぐすね引いていたのですが、残念ながら空振りでした。

送り主は、アルファベット3文字のD社。同じ3文字のD社で通販の大手会社が確かに存在しますが、最後の1文字が違っています。場所は、豊島区の池袋でした。

私は今回はこれ以上追及しませんでしたが、場合によっては、警察に知らせる構えもとっていました。いままで、対岸の火事と思っていたことが身近でも起きるという実例です。年寄をかかえる世帯は感度を磨き、引っかからないように注意したほうがいいです。代引き詐欺に対する対応策のポイントは、お金の支払いを拒否することとピンと頭に響く感度の鍛錬です。

|

« 参加募集 | トップページ | 2020東京オリンピック »

生活」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 送りつけ商法:

« 参加募集 | トップページ | 2020東京オリンピック »