ニュース報道
口は災いのもとか?NO2の言が物議を醸し、問題になっています。あのナチスを肯定するような発言があったとして、メデイアからたたかれています。しかし、事実はどうなのでしょうか?8月5日のS新聞の紙面上で、問題発言のあった現場で司会をしていたSさんがその時の経緯を記しながらコラムで語っています。「前後の発言を省き、全体の文意に目をつぶり、失言部分だけを取り出し、本人だけでなく日本を国際社会の笑い物にしようとした。」とあるメデイアの報道に反論しています。マスコミが歴史問題を作りだし、国益を害するのは到底許されないとも言っています。従軍慰安婦の問題も元をただせばメデイアの誤報が政治問題化させた元凶とも主張しています。
靖国神社参拝の報道にしても然りではないでしょうか?国益と真逆のことをスクープ化し、、国の地位をどんどん下げていると思われる報道が私には気になります。朝から国会中継をしっかり見た後、夜のニュース番組を見てみてください。前後の大事な文脈がばっさりと切られ、1つの言葉だけがクローズアップされ、視聴者の興味をひくように編集されているのに気づくはずです。文脈の後先が逆になっているのなどは日常茶飯事です。言葉が独り歩きする仕組みになっていると言わざるを得ません。これでは、政治家がマスコミのインタビューを嫌うのは当然でしょう。たった一言が命とりになるのですから。
日本の国力のダウンが気になります。ここまで、技術立国、経済立国として、アジアにおけるリーダー的な役割を果たし、それなりに他国から尊敬の念もあったやに思われます。しかし、この数年、せっかく築いたいいイメージがどんどん崩れています。こうなるのには、民主党政治の失敗や原発問題をはじめとする様々な原因が複合的に作用していると考えていますが、忘れてはいけないのが、メデイアの報道の在り方です。政治家のみがこの問題については神経質になっていますが、一般市民もメデイアの報道に対しては、もっと敏感で正しく客観的な視点を身につけるべきだと思います。
何ができれば、客観的な視点が手に入るのでしょうか?国会中継と報道の差はぜひご自分で確認してみてください。さらに有力な手を2つ紹介します。1つ目は、新聞を変えてみることです。私はある勉強会に出ていて、このことに気づき、新聞をAからSに変えてみました。その結果が今回紹介している内容です。思っていた以上に、新聞間の論調、トーンには差があるのです。読み比べてみるのは更に深い気づきが得られることでしょう。もう1つは、ラジオのニュース報道を聞いてみてください。朝が多いのですが、個性的なコメンテータが本音でニュースの裏側を解説しています。テレビとは全然違う視点を得ることができます。
スポットで流れる映像のみで、物事の判断をするのは甚だ危険です。今は自分で自分の身を守らなければならない時代に入っています。
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