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2013年7月

2013年7月27日 (土)

新アイテムの評価

今回の参院選挙から、「ネット選挙」が採用されました。ある集計によると、ネット選挙を投票の参考にする、という有権者は非常に少ないそうです。私も参考にしないひとりでしたが、あなたはどうでしたか?
今回は、「新しいサービスを実施する、新商品を市場に投入する際に発生する法則」について考察してみます。新しいサービス・商品(以後新アイテムと呼ぶ)は、私達が好む好まないに関わらず出現してきます。なかには、こんな新アイテムを待っていたというものも稀に現れますが、ほとんどは私達の意思とは無関係です。PCのバージョンアップはこれでもかこれでもか、と絶え間なく出てきますし、携帯電話の新製品なども同様です。

新しいアイテムが私達の前に現れると、私達には5つの選択肢が自然発生します。新しいアイテムを一番に使ってみる人、また待ってましたと飛びつく人。この人たちは マーケテイングの「イノベータ理論」というものの中で「イノベータ」と呼ばれており、必ず先駆者として存在します。i-Podが出た時の私がそうでした。次に様子をみていて、他人に先駆けて入手する人。これが「アーリーアダプター」です。この人たちが普及のカギとなります。そして、普及状況をみて、生活の一部として納得づくで入手するのが、「マジョリテー」。ここまでくれば、その商品は受け入れられ、結果として、生活様式に変化をもたらすようになります。以下、遅れて入手する「レイト・マジョリテー」。時代が変化しても軸を変えない「ラガード」と分けられます。アイテムによって、人は、「イノベータ」にも「ラガード」にもなるのですが、人間集団という括りでみると、常にこの5つの層に分かれるということです。

普及の分岐点は、「イノベータ」が試した後、「アーリーアダプター」にうまくつながるか、どうかが、です。例えば「ネット選挙」は、まさにこの時点にいるので、この後の振り返りやフォローが普及のポイントとなります。

ネット選挙は政党側の要望によるものです。この後、PCのバージョンアップの類なら、有名無実になるでしょうし、使ってみたらこれは良い、という評価が得られれば、一般に普及することになります。消えるか、生活様式に入るかの分岐点です。
似たような世界で、継続中の案件としては雇用問題で政府が推進している「JOB カード」があり、これから導入される案件としては2015年1月発効の「マイナンバー制度」があります。国民の意思に関わらず、人と税金がこんな所にもつぎ込まれているのです。

1つの新アイテムが導入される際には、その時々の瞬間的な結果ではなく、上述のように中期的な視点を根底においてアイテムを理解してください。この視点を身につけると、「なぜ、世の中はこんなに理不尽なの?」という出来事に遭遇しても、動揺したりせず、冷静にみつめることができるようになります。

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2013年7月20日 (土)

油壺

3連休の真中の7月14日、一家9人総出で、油壺マリンパークへ行ってきました。孫の想い出にと一家が集まったときは、なるべくどこかに連れて行ってやりたい、と思っているのですが、連休はどこも混むのが気持ちを億劫にします。そこで考えるのが、穴場です。今回の当初案は、江の島の水族館でしたが、橋に至る海岸道路の渋滞はきついので、油壺のマリーンパークを選択しました。以前油壺に行った時には、終始空き空きで、なによりも横浜横須賀道路の渋滞にはあったことがなかったというのがその理由です。

というわけで、スイスイと快適なドライブを楽しむ予定でしたが、物事はなかなか思い通りにはいきません。行きの横横道路は良かったのですが、ICを降りて三浦縦貫道に入った途端に渋滞でした。結局、目的地への到着所用時間は2時間半。なによりもまいったのは、暑さでした。マリーンパーク自体は混んでいなかったのですが、入園してすぐに入ったレストランでサプライズ。なんと、冷房がない(効かない?)のです。現地に行ったら、涼めると思っていたのは大きな誤算でした。最近はどこにいっても冷房が効いているので、人を集める施設でこのような所があるのは驚きでした。

中の水族館はさすがに冷房が効いていましたが、ここまでで結構疲れてしまいました。こういうところで、自分の年を感じます。「サメ」ぐらいしか想い出しませんが、イルカとアシカのショーはなかなかよく訓練されていて、見応えがありました。このショーは孫たちの記憶に残ることでしょう。結局、4時半までいたのですが、それからは嫌な予感が的中。

車2台に分かれて帰途についたのですが、横横道路に入る前に大渋滞で車は全く動かなくなりました。しかたなく、2台は別々に帰りの道を模索しました。私の方は、横須賀市内を横切り、磯子から普通の道を通って帰ってきました。要は、三浦半島を一周したというわけです。時間は3時間強かかっていたと思います。

当初の思惑とは全く違った展開の一日でした。三浦半島を甘く見ることなかれ。横横を甘く見ることなかれ。油壺マリーンパークは夏は避けるべし。

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2013年7月11日 (木)

メモリアルな出来事

七月に入り暑い日が続いていますが、私にとって2つのホットでメモリアルな出来事がありました。

1つめは大学が発行している季報にキャリア教育の講師として写真入りで登場し自論を展開したということです。企業には、社内報というのがあります。私は35年間F社に在籍しましたが、社内報に登場したのは2回のみと記憶しております。それも詳しく覚えてはいないので、たいした感激も想いもなかったということでしょう。
大学には、3か月に1度発刊される季報があり、学生の親を対象にしています。七月号にキャリア教育を特集するということで、センターからインタビューの依頼があり、いつものように気楽に引き受けました。1、2年生向けの授業はT講師、3年生向けは私という分担で、約30分のインタビューでした。スタッフは数人いて、ものものしい雰囲気の中でそれは行われました。それは、私の中の苦い経験となっている新商品のTVインタビューを想い出させましたが、進行は特に問題なく、気持ちよく語らせてもらいました。
冊子として刷り上ってきたものを見ると、意外と嬉しいもので受けて良かった、と思いました。これを見せるだけで、私が何をやっているか一目瞭然、というメリットもあります。何よりも久々に新鮮な気分になり、世の中にとって大事な仕事をやらせてもらっている、と自覚するに十分な効果がありました。

2つめは、7月7日の七夕の日の出来事です。その日は、昼から家庭麻雀に興じていました。そこで、生涯初めての「ダブル役満」を上がりました。四暗刻単騎という役です。過去、二回テンパイしたことはあるのですが、待ち方を間違え、タッチの差で上がりを逃していました。もう無理だろう、と思っていたのですが、今回はあれよあれよと言う間にテンパイしてしまいました。単騎の五ピン待ちを二ピン待ちに変えた瞬間に上がることができました。2つの進路がありどっちが上がれるか迷った時に、三度目の正直でようやく正解を得たということになります。過去二回は裏目を選び上がりを逃したので、喜びも一塩です。

上記2つのメモリアルな出来事は、全く関連はなく次元も違うのですが、どちらも私の中では、記憶として久しく残ることでしょう。

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