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2013年4月14日 (日)

春学期が順調にスタート

大学の春学期がスタートしました。昨年の秋学期は、授業の履修希望者が減ったので、学生の集まり具合を懸念していましたが、それは杞憂でした。春期の私は今年から1クラス増え、水曜日に3クラス、金曜日に3クラスの計6クラスをもっていますが、このうち5クラスが履修制限をかけざるをえず、抽選となりました。

教室の関係で、1クラス70人を基準としていますが、今学期は私のクラスで、希望者が779名、履修可能者が435名で、履修実現率は57%となりました。二人に一人の学生は授業を受けられないということになります。学生に書いてもらうリアクション・ペーパーを見て、今回盛況に至った原因が判明しました。
最も大きい理由は、学部のガイダンスにチラシをはさんでもらったこと。昨秋はそれがなされていなかったので物足りない数となったと私は分析・報告し、センターにPRを要望していました。キャリア授業と連動しているセンターが動いてくれた結果の賜物と解釈しております。
2つめの理由は、学部の教授がキャリア授業を学生に積極的に勧めてくれたことです。この授業の創始者であるN教授をはじめ、先生方が後ろから押してくれたことが学生の志望動機から窺えます。時間はかかりましたが、ようやくキャリア教育の重要性と授業としての良さを先生方に認めていただいたと思います。
3つめの理由は、この授業を受けた先輩からの勧めです。経験者である先輩の言は大きく迷っている学生には「夢」を与えます。また、自分自身でキャリア授業を継続希望している生徒が多々いました。1年、2年対象の「キャリア設計」をとって、3年になって「キャラア形成」を希望するパターンです。1年時に私の授業をとっていて、1年間間をおいて、3年で再び私の授業を受けたいという学生が何人かいたのには嬉しい気分でした。1年後期で「2」をとって、2年になって、「1」に戻ってきた学生も散見されました。

出版社の課長が電車の中で聞いた評判、講師室で話させてもらった文学部教授の話、講師室受付担当の話などを総合すると、キャリア授業はかなり好評のようです。天才N教授が必死に育ててきたT大のキャリア教育がようやく一般認知まで進み開花寸前まで来たように思います。

私は、自分の担当科目をT大一の人気授業にしようという目標をもってやってきました。今年で5年目です。講座で2年、単位のつく授業になって3年目です。石の上にも3年です。一位になるのにはまだまだでしょうが、今までがんばってきた甲斐があったと密かに喜んでいます。OK者の抽選、リスト制作、授業準備等、あわただしい時節に入ってきましたが、輝かしい春学期のスタートに乾杯!!

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