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2013年4月

2013年4月22日 (月)

雨男

この春は寒暖の差が激しいものの、東日本の雨の日が少ないように思います。そんな中、4月20日(土)と21日(日)は、真冬なみの冷え込みと雨に見舞われました。そんな日に限って、私は両日とも野外にいました。
実は、私は類まれなる雨男です。昔、ゴルフコンペの幹事をやった時は、雨になることが多く、仲間から顰蹙をかったものです。また、退職後の旅行はほとんど雨模様で、こればっかりは、晴れに転身というわけにはいかないのです。過去と他人は変えられない、と言いますが、自然との相性もいまだ変えられません。

しかし、両日とも、視野を広げるに十分な経験をさせてもらいました。
20日は、カウンセラー仲間5人で、昨年亡くなったH氏の墓参りに行ってきました。カトリック教会の共同墓地としてH氏が埋葬されている現地は想像とは全く違う世界でした。上大岡駅で待ち合わせ、タクシーに乗ってすぐの坂の最上部にそれはありました。そこは墓、また墓の世界で、そこで数分探して、キリスト教の十字架のある場所をみつけました。その真中が、めざす共同墓地でした。墓碑のようなものがあって、そこにH氏の名前が書かれていました。カトリック教会の共同墓地は、私にとって、新しい発見とサプライズでした。その間、雨はシトシト降っていました。まるで、H氏の涙雨のように・・・・。

翌日は、日暮里に出向きました。チームMJの初の野外活動です。参加者は、10名。朝10時に集合して、まずは谷中銀座へ。雨はこれでもか、というぐらい勢いよく降っています。参加メンバーには、晴れ男、晴れ女がいたようですが、すべて雨男の私がつぶしてしまったかのようでした。商店街を横目にみながら、まずは森鴎外の住居跡に昨年建設した博物館へ。日清、日露戦争に軍医として参加し、ドイツ語に堪能で、文学者である鴎外に興味を覚えました。昼食は、串カツで有名なお店。午後は、上野方面に出て、根津神社、芸大などを経て、正岡子規の庵後まで歩いて行きました。おやつにアナゴ寿司をいただき、最後は、名物の団子を食べて解散となりました。教養、食、運動量等、何をとっても完璧な幹事M氏のツアーコンダクトぶりが印象的でした。

幸い、午後には雨が上がったので、しり上がりに盛りあがった感じです。私は相変わらず雨を呼ぶ男なのですが、昔ほど、滝のような雨ではなくなっているのが救いです。どこかで、晴れ男に変身できるのではないか、と希望は捨てていません。
当日はめずらしく15000歩歩きました。雨の中を・・・・。

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2013年4月14日 (日)

春学期が順調にスタート

大学の春学期がスタートしました。昨年の秋学期は、授業の履修希望者が減ったので、学生の集まり具合を懸念していましたが、それは杞憂でした。春期の私は今年から1クラス増え、水曜日に3クラス、金曜日に3クラスの計6クラスをもっていますが、このうち5クラスが履修制限をかけざるをえず、抽選となりました。

教室の関係で、1クラス70人を基準としていますが、今学期は私のクラスで、希望者が779名、履修可能者が435名で、履修実現率は57%となりました。二人に一人の学生は授業を受けられないということになります。学生に書いてもらうリアクション・ペーパーを見て、今回盛況に至った原因が判明しました。
最も大きい理由は、学部のガイダンスにチラシをはさんでもらったこと。昨秋はそれがなされていなかったので物足りない数となったと私は分析・報告し、センターにPRを要望していました。キャリア授業と連動しているセンターが動いてくれた結果の賜物と解釈しております。
2つめの理由は、学部の教授がキャリア授業を学生に積極的に勧めてくれたことです。この授業の創始者であるN教授をはじめ、先生方が後ろから押してくれたことが学生の志望動機から窺えます。時間はかかりましたが、ようやくキャリア教育の重要性と授業としての良さを先生方に認めていただいたと思います。
3つめの理由は、この授業を受けた先輩からの勧めです。経験者である先輩の言は大きく迷っている学生には「夢」を与えます。また、自分自身でキャリア授業を継続希望している生徒が多々いました。1年、2年対象の「キャリア設計」をとって、3年になって「キャラア形成」を希望するパターンです。1年時に私の授業をとっていて、1年間間をおいて、3年で再び私の授業を受けたいという学生が何人かいたのには嬉しい気分でした。1年後期で「2」をとって、2年になって、「1」に戻ってきた学生も散見されました。

出版社の課長が電車の中で聞いた評判、講師室で話させてもらった文学部教授の話、講師室受付担当の話などを総合すると、キャリア授業はかなり好評のようです。天才N教授が必死に育ててきたT大のキャリア教育がようやく一般認知まで進み開花寸前まで来たように思います。

私は、自分の担当科目をT大一の人気授業にしようという目標をもってやってきました。今年で5年目です。講座で2年、単位のつく授業になって3年目です。石の上にも3年です。一位になるのにはまだまだでしょうが、今までがんばってきた甲斐があったと密かに喜んでいます。OK者の抽選、リスト制作、授業準備等、あわただしい時節に入ってきましたが、輝かしい春学期のスタートに乾杯!!

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2013年4月 9日 (火)

「3の法則」を活用しよう!

ミスターGの国民栄誉賞受賞の報道がされています。国民的な人気者としては遅すぎたきらいがありますが、Welcomeです。

私たちの時代は「背番号3」にあこがれたものです。小中時代、軟式の草野球に熱中していた私は「サード=3塁」というポジションにこだわってきました。ソフトボールチームでは、不動のサードとして、悦にいっていました。

その後、人生経験を積み重ね、得た結論は「3という数字には特別な魔力がある」ということです。私は迷った時には、「3」を意識して行動します。これを「3の法則」と名付けました。

人が「他人を認めるのは、3回続けて達成・成功した時」と心得ます。えてして、1回達成、成功すると本人は有頂天になりますが、それだけでは人は心から認めてくれません。これは一種のサプライズであり、観念にはなりません。3回やってみせて、はじめて認められる、観念になる。故に、1回うまくいったら一息つかないで、3回をめざすべきということです。成功すると、その道の第一人者として認められるというわけです。
人は失敗します。ミスします。他人がミスした時、あなたは許すことができますか?ミスの内容にもよりますが、謝られたら、そうそう怒れないのが日本人だと思います。しかし同じミスをまた繰り返したらどこまで許せるのでしょう?こんなとき、2回までは許す。3回やったら、見切りをつけると思っていたら広い心でいられませんか?
人にプレゼンテーションをするとき、背景や理由を3つに絞って説明するのが理解してもらうコツです。2つでは物足りない。4つでは多すぎて最後の方は聴いていないからです。人前でスピーチをするときなども「3つの法則」を活用しましょう。きっとうまくいきますよ。

3度目の正直、2度あることは3度ある、3分1ラウンド、3分間スピーチなど、「3」は意味深く活用範囲の「広い数字です。迷った時に意識して使ってみてください。突破力がつきますよ。

原発の稼働に関してのT本部の発表は、同じことの繰り返しが「3」を過ぎてしまったので、国民的な信用がなくなりました。「仏の顔も3度まで」です。

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2013年4月 7日 (日)

企業研究

今年の目標である「3か月に1回新しい挑戦」を果たすべく、白羽の矢をたてたのが「株式投資」です。以下、ここまでの推移です。

アマゾンで「会社情報」を購入。ここからスタートです。
証券会社のネット取引のサイトで使い方を確認する。ネット取引でいくつもりです。
4月に入り、日銀のデフレ対策が発表され、大幅に株が上がり、円安となりました。義母が持っていたT不動産がストップ高をつけました。土日を挟んで今後どうなるであろうか?思案のしどころです。アベノミックスが実体経済のどこまで影響を及ぼすのか?しばらくは青天井で上がるか?簡単にバブルがはじけるのか?の見解によって、株の売り買いの姿勢が180度変わります。
「会社情報」を1社ごとにチェックしていきました。私は30年前、「OK投資顧問教室」と称して、持ち金を株式投資で「3年で6倍」にしたり、義妹の結婚資金を稼いだりした実績の持ち主です。しかし湾岸戦争の後、K建設の株で大損。以降きっぱりやめていました。今回はリベンジというわけです。
企業の経常利益の推移が20%以上プラスに変化している銘柄を探します。そして資本金が100億円以下を良しとします。「一株当たりの利益」は資本金が低いほど高くなるからで、株価収益率PERが20倍以下の銘柄を探します。この作業を東証1部銘柄にかぎって全社行っていきます。30社強該当がありました。今後この銘柄を追っかけていくことになりますが、ここでもスマホのアプリが役に立ちそうです。
この作業のメリットを行うと経済の動向がみえてきます。私がみた「日本を今支えている業種」について記しておきましょう。4つの業界が日本を引っ張っています。1つめは「スマホ」関連です。普及率からいってまだまだ伸びる余地はありそうです。2つめは自動車産業です。円安を背景に、自動車本体とともに、関連のB2B企業の好決算が目立ちます。3つめは政府の方針である公共工事関連、そして住宅関連です。この業界は資金を投下するとすぐに効果を表す特徴があります。最後は、地震の復興産業です。ただ、これについては、中小企業も多く、会社情報の説明を読んで調べてみて初めてわかる会社も多いです。
実は、学生の就活相談や質問にのるには、企業を知っていなければなりません。私は学者ではないので、実践的に学生に情報提供できるのが魅力の1つと思っています。会社情報のチェックは丸2日かかりましたが、これをやっておくと、経験と相俟って「どこからでもいらっしゃい。」という気分になりました。昔やっていた私流の流儀がこんなところで役に立ちました。

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2013年4月 4日 (木)

4月の変化はバージョンアップ

今年も4月に入りました。毎年期首に感じたことをブログに綴っていますが、今年は「変化はバージョンアップ」として捉える感覚を強く感じます。

3月に新しい孫が生まれ、家族が一人増えました。これは4月だからということではありませんが私的には4月スタートです。一人増えるというのは、大きなプラスへの変化=バージョンアップです。また、もう一人の孫は今年1年生としての小学校入学もすぐです。

今年の桜は早咲きです。去年は4月10日前後の大学の授業開始時、外の桜が満開だったのをよく覚えています。今年は3週間近く早い。自然というのはえてしてこういうもので、人はその変化に対応していかなければ生きていけません。豪雨や強風についても、「変化するのが自然」という認識を受け容れることがすべてのスタートになるでしょう。大地震に対応できなかったのは、逆の「思いこみ」が強かったともいえるのではないでしょうか。

NPOの江の島事業が横浜に移り、発展的に形態を変えました。即ち、江の島の女性支援事業は県の政策により8年間でその役目を終えたのです。新事業は苦戦しながらも我々NPOが受注することになりました。この2カ月間、この課題を達成するために、代表から出される機関銃メールに当惑しながら、私は黒子役に徹しました。最も問題となる人工面で、有力なメンバーを2人招聘できたのは組織にとって大きかったと思っています。これもバージョンアップですね。

高校野球は、埼玉県が優勝しました。春夏通じて、初という快挙です。優勝候補にいつも名が挙がっていながら、やっと実現しましたね。

さて、そんな「諸行無常」の変化に対して、例年と違うのは、エンジンがかからない私自身です。2か月の大学の休みが終わってしまうのが残念でなりません。きっちり休養がとれ充電ができたはずなのですが、スイッチがまだ入りません。長く怠けているとそろそろ働きたいというのが普通でしょうが私の場合はこのままでいい、と思ってしまうのは困ったものです。

毎日、スマホで遊んでいます。近々、私の研究の成果であるスマホの裏ワザを本紙面で発表しますね。

契約社員で入っている仲間のカウンセラーは今のところ順調に仕事継続になっているようです。BAD NEWSは今のところありません。

いずれにしろ、4月からの各自に起きる変化は、喜怒哀楽があるにせよ、バージョンアップと考え、まずは受け容れましょう。そこから、新たな人生が生まれます。
私は来週10日が授業開始です。水・金の2日出勤で、1クラス増え、週6クラス担当します。

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