雨男
この春は寒暖の差が激しいものの、東日本の雨の日が少ないように思います。そんな中、4月20日(土)と21日(日)は、真冬なみの冷え込みと雨に見舞われました。そんな日に限って、私は両日とも野外にいました。
実は、私は類まれなる雨男です。昔、ゴルフコンペの幹事をやった時は、雨になることが多く、仲間から顰蹙をかったものです。また、退職後の旅行はほとんど雨模様で、こればっかりは、晴れに転身というわけにはいかないのです。過去と他人は変えられない、と言いますが、自然との相性もいまだ変えられません。
しかし、両日とも、視野を広げるに十分な経験をさせてもらいました。
20日は、カウンセラー仲間5人で、昨年亡くなったH氏の墓参りに行ってきました。カトリック教会の共同墓地としてH氏が埋葬されている現地は想像とは全く違う世界でした。上大岡駅で待ち合わせ、タクシーに乗ってすぐの坂の最上部にそれはありました。そこは墓、また墓の世界で、そこで数分探して、キリスト教の十字架のある場所をみつけました。その真中が、めざす共同墓地でした。墓碑のようなものがあって、そこにH氏の名前が書かれていました。カトリック教会の共同墓地は、私にとって、新しい発見とサプライズでした。その間、雨はシトシト降っていました。まるで、H氏の涙雨のように・・・・。
翌日は、日暮里に出向きました。チームMJの初の野外活動です。参加者は、10名。朝10時に集合して、まずは谷中銀座へ。雨はこれでもか、というぐらい勢いよく降っています。参加メンバーには、晴れ男、晴れ女がいたようですが、すべて雨男の私がつぶしてしまったかのようでした。商店街を横目にみながら、まずは森鴎外の住居跡に昨年建設した博物館へ。日清、日露戦争に軍医として参加し、ドイツ語に堪能で、文学者である鴎外に興味を覚えました。昼食は、串カツで有名なお店。午後は、上野方面に出て、根津神社、芸大などを経て、正岡子規の庵後まで歩いて行きました。おやつにアナゴ寿司をいただき、最後は、名物の団子を食べて解散となりました。教養、食、運動量等、何をとっても完璧な幹事M氏のツアーコンダクトぶりが印象的でした。
幸い、午後には雨が上がったので、しり上がりに盛りあがった感じです。私は相変わらず雨を呼ぶ男なのですが、昔ほど、滝のような雨ではなくなっているのが救いです。どこかで、晴れ男に変身できるのではないか、と希望は捨てていません。
当日はめずらしく15000歩歩きました。雨の中を・・・・。
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