知人の死
還暦を越えると、同じ空間を過ごしてきた人が突然亡くなるということがしばしばあります。産業カウンセラーの同級生で私より3歳年上のH氏が亡くなっていたのがひょんなきっかけから判明しました。彼からは、特に音信もなく飲み会にも出席していなかったため、年末の喪中はがきで一部の人だけが亡くなったことを知っていたというのが調べてみてわかりました。
彼は私たちの仲間内ではリーダー格で、カウンセリングのテストのための勉強会では皆を引っ張ってくれた尊敬すべき先輩でした。M商社系の会社社長の経験があり、サラリーマンとしては人をも羨む経歴の持ち主でした。趣味のゴルフには生前もよく行っていたようです。
それが昨年の5月に末期のすい臓がんで亡くなっていたというのです。知らなかったことも含めて、大ショックでした。机を並べて学んだ仲間が亡くなったのですから・・・。彼はクリスチャンなのでカトリック教会の共同墓地に埋葬されたそうです。4月に心ある仲間と墓地に行ってみる予定です。
人の命は、はかないときははかないものです。しぶとくなかなか土俵を割らない命もあれば、さっと花のように一瞬にして散ってしまう命もあります。仏教用語でいう「生老病死」という言葉を知人が亡くなるたびにかみしめています。
最近では、F社の理系の同期生もガンで亡くなりました。年末の喪中はがきには毎年びくびくです。必ず2~3人亡くなる人がいます。80歳以上のご老人に混じって、同じ年近辺の知人がときどきいるのです。年寄は皆このようなプロセスを経験するのでしょうが、私もその意味ではイヤナ年齢になったものです。
私は会社の親友、取引先の友人という人生上大事な友を2人40代で亡くしました。母は56歳で亡くなりました。健康で生きていられる。私はただそれだけで幸せを感じる今日この頃です。
最近腹が立ったり凹んだりハラハラしたりしますが、死というものを感じた時「すべては些事。」と思い、受け容れることができます。
Hさんに心から哀悼の意を表します。安らかに。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 令和元年を振り返って(2019.12.31)
- 2017年(2017.01.14)
- ご無沙汰続きで失礼します(2016.12.31)
- 夏休み(2015.09.01)
- この夏(2015.08.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント