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2013年2月

2013年2月18日 (月)

ラジオ

いざ災害発生となって、最も力を発揮するのが「ラジオ」です。私は最近情報源としての「ラジオ」を見直しています。

友人から、「ラジオが面白い」という話を聞いてから、通勤の車の中や朝晩時間があればなるべくラジオを聞くようにしていました。最近、彼の言っていた言葉の意味がわかってきました。

朝は、各局で「今日のニュース」を取り上げます。コメンテータが日替わりで登場し、時事ニュースを掘り下げます。これが実に面白い。ラジオは、言いたいことを言っている、本音感があります。「なるほど。」と思えることから、「えっそうなんだ。」と驚くことまで、TVでは得られない小気味のいい味があります。TVで当たり前のコメントを聴いているのとは全く違った感覚です。嬉しいのは、視点が広がるということです。それでなくても、視点を広げたいという課題を持っている人が多数存在する中で、楽しみながらそれができるラジオは素晴らしいメデイアと言えるのではないでしょうか?

アイホンのアプリケーションである「ラジオ」は私の中では大活躍です。音質も感度もいいので、音楽とともに、いつでもどでも、いわゆる「ユビキタス」に楽しめるのは最高です。

日曜日朝の落語や言葉の由来、土地柄等々。とにかくあらゆるところに知識が満載。ボヤっとTVで、芸のない芸人のバラエテー番組を見ている時間が惜しくなります。

ラジオでは、時に「ここまで言っていいの?」と思える過激、あるいは聞くに堪えないエログロナンセンスな発言が飛び交うこともあります。しかし、そんなマイナスよりも得られるプラスの方が大きい。

2013年は、学生の時事問題の勉強に、新聞とともに、ラジオを推奨しようと思っています。

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2013年2月 6日 (水)

暴力問題

最近のマスコミに連日報じられているのが、日本柔道界の暴力問題です。女子選手15名が直訴したパワハラ問題です。

まずは、直訴した15名の選手に拍手を送ります。私は2つの経験を想い出します。1つ目は、私の企業現役時代、「7人の課長」の押印をとって、私が代表となって、パワハラ上司に意見具申したこと。「わかった」と一言言われて、終わりでした。2つ目は、子会社社長の部下に対するパワハラです。部下から人事部に注進があり、社長は更迭されました。後任の社長が私でしたから経緯を聞いて唖然とした記憶があります。

私は、パワハラをストレスという観点からよく捉えます。カナダの生理学者H・セリエ氏は、「ストレスは人生のスパイスである」という名言を残しています。ストレスには、いいストレスと悪いストレスがあるということです。コレステロールに善玉と悪玉があるのと似ています。いいストレスは、ピークに至ると、最大限のパフォーマンスを発揮します。達成感や満足感、自己存在感やレベルアップ感など人が伸びる原動力となっていきます。即ち、適度の緊張感=いいストレスがいい結果をもたらすということです。我が国の原発をはじめとするあっと驚くノー天気な対応は、まさに緊張感が足りないからいいパフォーマンスが得られないということではないでしょうか?

一方、過度の緊張感は、一気にパフォーマンスを落とします。今回の柔道界のパワハラは、選手に過度(→極度)の緊張を与えたのではないでしょうか?指導側は適度の緊張感を与え結果を出そうとしたのでしょうが、今の世の中では通用しないということが証明されました。適度と過度では180度違うということです。テニスのラケットやギターの弦を想像してみてください。適度に張っておかないと性能が発揮できませんが、張りすぎると切れてしまいます。竹やゴムには、遊びがあって、しなったり伸びたりしますが、やりすぎると割れたり切れたりします。そして元には戻りません。
パワハラか、ほど良い緊張感なのかは、個人の判断に委ねられることになりますが、15人からの直訴ということは、外の人間では計り知れない相当の暴挙があったと想像されます。

幹部の辞任や組織改訂もさることながら、最大の解決方法として、コミュニケーションの必要性がクローズアップされるでしょう。選手の話を聴くこと。それができるようになれば、組織も変わるのではないでしょうか?柔道界の幹部に私のコミュニケーションの研修を受けてもらいたいものです。

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2013年2月 3日 (日)

自律訓練法

私は「心理相談員」という資格を生かして、毎月1日I社(旧J社)のメンタル・カウンセリングを行っています。これが、すでに5年経過しました。
今年の7月が更新時期で、必要単位を取得しなければ資格継続ができません。そんな背景の中、様々な研修やセミナーの中から、まずは「自律訓練法」を選択しました。「自律訓練法」は催眠術と類似のイメージがあり以前から教わりたいというスキルです。強いストレスから解放するためのリラクゼーションの有力な手法です。

お決まりの田町の研修ルームで、それはAM9:30からスタートしました。午前中は講義です。内容は面白いのですが、S大の教授である先生が一方的にしゃべりまくるので、11時ごろには眠気が襲ってきました。よくあれだけしゃべれるものと感心しきりです。

隣に座った静岡から来たというDさんと話が合い、昼食はK大学通りでご一緒しました。午後は、いよいよ人に教える立場を想定したロールプレイです。60人の受講生が3人1組になり、私は前の席のOさん、Kさんの組に入りました。

自律訓練法の基本は、消去法(RESET)を教える→姿勢→「気持ちが落ち着いている」(背景公式という)→「右腕に気持ちを向けましょう」→「右腕が重たい」→消去 というプロセスをとります。所要時間は、色々なやり方があるらしく、3分から15分。このレベルが、1から6まであります。頭でわかったつもりでも、なかなかうまくできません。ただ、2人から「声がいい」と言われたのだけは快い気分でした。

うまくできるようになれば、様々な処で効果を発揮できそうです。忘れないうちに、毎日自分にトライしてみようと思います。仕事で使えるようになるには、相当の修行が必要な気がします。

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