OB
T大に読売ジャイアンツのH監督が来てくれました。2000人の聴衆を前に、サッカーの解説で有名なS氏と共に壇上に上がり、地元の放送局のアナウンサーの司会で軽妙にトークが始まりました。ミーハーの私は昨年からこのイベントには出席しようと手ぐすね引いていました。
当日の私は、1限、2限、4限と1日に3クラス担当する日であり、PM4:40の4限終了後、隣の館内にある大会場に駆けつけました。開始は5時半で、私が着いたのが5時でしたが、すでに会場は8割強、埋まっており、係員に誘導されるまま2階席に着席しました。
遠すぎて、表情などは「点」になっていて、全く窺い知ることはできませんでしたが、その場の空気を会場全体で共有できた感がありました。やはりオーラが全然違います。一言発するだけで、廻りに元気を与える力を感じました。
H氏は、プロ野球デビューの2年目に、神田の寿司屋で偶然見かけたことがあります。当時は新人らしく、爽やかな初々しさが記憶に残っていますが、35年経た今、貫禄さえも感じさせる素晴らしいオーラを発していました。私は「爽やかさ」というよりも「力強さ」を感じましたが、永遠の若大将というニックネームはビッタシです。
興味深い話が続き、1時間半は瞬く間でしたが、「なるほど」と私が思ったコメントを1つ紹介します。「ありがとう」という言葉は、「有難い」と書きます。有ることが難しい、というふうに書きます。思い通りにいかなかったり、トラブルに見舞われたときに、「ありがとう」と思う。有難いこと、例えばトラブルが、この程度の小さなことで良かった、と思うのが、心がけていることだそうです。本当に素直でプラス発想の人ですね。
こんな先輩がいて、気さくに来てくれるT大は素晴らしい。そして、この企画を実施した実施委員会の企画力・行動力に敬意を表します。偉大なOBが歴史をつくり、能ある後輩が道を広げる。こんなサイクルができる大学に入っている学生諸君はその幸せをかみしめてほしい。
報道各社が来ていましたので、どこかで報道されるのでしょうが、翌日の報知新聞には、このイベントは小さく紹介されていました。
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