添削作業
年内の大学の授業は先週で終了しました。12月1日から、就活解禁となっていますので、3年生にとっては、のんびりもしていられない正月となるでしょう。そんな中、教師としての私ができることは、授業の提出課題の添削を年内に学生に返すことです。
全部で約300枚。1枚5分かかるとして、1500分=25時間かかる計算になります。最初は1枚20分ほどかかっていましたが、慣れてくると、数分でできるようになりました。丸4日ほどかかって、300枚を仕上げ点数をつけて学生に返却しました。なんとか、年内間に合ってホットしています。
就活時、企業に提出するシートを想定して、200字制限の文章を課していますが、今回気がついた主な点は下記の通りです。
1.文章力に学生間に大きな差がある。なかには、小学生程度の日本語力と言われてもおかしくないひどい文章もある。分布は、概ね262。
2.不要な文の横行。意味のない苦労話や長い横文字を使うため、中身のない文章になっている。200字で書かなければならないということは、余計な文はカットするという意味であるがそこがわかっていない。
3.すぐに「コミュニケーション能力」というワードが出てくるが、人としゃべることがコミュニケーションと思っている節がある。ほとんどの学生がコミュニケーションあり、と書いてくるが、見た目と一致しないことも多い。どうも、就活本にそう書いてあるらしい。
4.「学士時代に力をいれたことは、アルバイト」と堂々と書いてくる学生がいるのにはまいりました。私は確かに、アルバイトのことは書いてもいい、と言っているが、大学はバイトをやりに行くところではありません。バイトをして何を学んだか、それを書かないと本末転倒というものです。
5.自分を下げるネガテイブな言葉が常用されている。言い換えればいいのだが、ネガテイブになっているのに気が付いていない節がある。
これらはまとめて、年明けの授業で指摘しようと考えているが、この現象はT大だけなのであろうか?大学生の学力がダウン傾向にあるとよく言われますが、「なるほど」と言わざるを得ないのが実情です。ただし、空きマスをなくす、文を短くきるなど、去年気付いた点の修正はできているので、そこはアップしたと思っていいのでしょうか?
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