小学生のサッカー
政権交代後の動向を見るにつけ、日本の将来に対して「憂い」を覚えます。原発政策の怪しい挙動が日本国の重大な禍根につながるような気がしてなりません。
こんなときに、ブレーキ役の期待ができるのは、マスメデイアなのですが、それが最近変わってきているような気がします。
特にTVが問題です。報道の自由を標榜して久しいのですが、1年に1人、首相が変わったことに関して一役買ったと私は思っています。PM10時以降、各社ニュース番組を報道していますが、取り上げる題材は各局同じです。イントロのナレーションをよく聞いてみてください。ことさら、国民の不安をかきたてるネガテイブな言葉が事実の報道の中にさりげなく挟まれています。昼、国会中継を見てから、夜のニュース報道を見ると、議員のコメントの端々の言葉のみを刺激的に編集していて、実態と全く違った印象を受けることがよくありました。ことさらマイナスの方向にもっていく傾向があるように思います。これの方が視聴率がいいということでしょうか?これではみている方は正確な判断はできません。
重大な問題が起きても、いつしか風化させてしまいます。社会保険庁の使い込みや福島第一原発のその後はどうなっていいるのでしょうか?
年度ごとに、政治に関する各局のテーマを決める。例えば、A社は外交、B社は経済、C社は原発、D社は福祉・厚生などに分けて、もっと深い考察を行うというのはどうでしょう?それならば、報道しっぱなしということもないし、同じ場所に記者が溢れ似たような報道ばかりということもなくなるでしょう。アスリートのメダリストを各局たらい回しにして類似質問を繰り返すということも避けられます。
もうひとつは、選挙になったら、各局ごとに、担当政党を決めるというのはどうでしょう?各党首が、各局をまわって同じことを言わなければならないということもなくなるし、開票速報も担当政党を中心に展開すれば、局ごとの特徴がでるというものです。
要は、日本のメデイアは、「小学生のサッカー」のように、球のある方にワーッと全員が行くというのが実態ではないでしょうか?ゾーンデフェンスや組織的なサッカーを考えてみてはどうでしょう?もちろん、定期的なローテーションは必須ですが・・・・。
その他のメデイアとして、私が最近見直しているのが、ラジオ。このニュース報道は面白い。新聞もそれなりに役割を果たしています。それらの詳細は、いずれこのプログで紹介させていただきます。
| 固定リンク
« 無知がドジを生む | トップページ | 2012総括 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- どこにも生きる知恵はある(2016.07.04)
- ブログ再開(2015.02.20)
- 円安を考える(2014.12.11)
- 正解は一つではない(2014.03.26)
- 法人税(2013.10.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント