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2012年10月

2012年10月28日 (日)

新手法

私は新しいことにチャレンジするのが好きです。「前例にない」などと言われると、かえって反発したくなる自分がいます。研修や授業で同じことを何回もやるのが苦手で毎回どこか変えます。通勤も毎回違う道を歩くのが好きです。最近、その実例が現れました。

1回目は、9月の「チームMJ」。テーマは、「パーソナル・ファウンデーション」。このテーマを何回かに分けて全員で深堀しようという企画でしたが、1回目は初回ということもあり、議論があらぬ方向にいってしまい、発案者のモチベーションを著しく落とす結果になりました。2回目を引き受けたのが私です。基本的な考え方として、1.既成概念はRESETし実践に役立つ、2.全員参加、3.一人一人が何かを手に入れて帰る、という3点を勘案し、当日に臨みました。9人の参加者に、進行予定を配った後、本論の討議で私は、「リレー・コーチング」という手法を使いました。もともと、チームMJはコーチ出身者が母体となっているため、入りやすいということもあり、それが当たりました。終了後、メンバーからも多数のOKメッセージを頂戴しました。コーチ出身者は、「そうだ。あっこんなやり方があったんだ。」と思ったはずです。

2回目は、年に1回行われるNPOの研修会です。当日のプログラムとして、「働きたいお母さんの就業支援」と題して、パネル・デイスカッションをやろう、ということになりました。この企画が決まった時、私は代表をはずれることを発表し気分が良かったため、ファシリテーションを自らかってでてしまいました。いつもの自ら墓穴を掘るパターンです。その後、私の思惑とは逆に、話は大きくなり、外部からのお客様も見学可能ということになり、当日は50名近くの人数になっていました。なんと、かの有名なK先生も参加されました。
ここでは、クライエントの視線を大事にし、やはり全員参加でできないものか、と思案しました。パネラーが4名、評論家・コメンテータが3名、私が司会で時間は80分です。思案の挙句、「PW方式」というやり方を思いつきました。外部の人がいる前で、初めてのやり方を試みるのは、リスキーでしたが、成功のイメージばかり湧いてくるのを止められません。
パネル・デイスカッションで問題点を抽出し、テーブルに分け、「ワールド・カフェ」を行うという、2つの手法を組み合わせたものですが、結果は、「上々」でした。K先生からは、「すごい衝撃を受けた。あれだけできればもう1級技能士ですよ」と凄い賛辞をいただき、舞い上がってしまいました。また辛口の先輩や仲間からも惜しみない称賛をいただきました。

この2ケースが典型ですが、前者は対象がコーチ仲間であり、後者は対象がカウンセラー仲間であったことが幸せでした。とくに後者ではパネラーや評論家をやってくれた仲間のレベルが高かったことが最大要因です。学生や一般人ではこうはいきません。全員がこちらからの方法の説明をすぐに理解し私の思うように動いてくれました。おかげさまで、本当に楽しくできました。どんな仕事でも、工夫し楽しくやることが、うまくいく秘訣と改めて思ったしだいです。

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2012年10月25日 (木)

人恋し秋

すっかり秋めいてきた昨今、昔の仲間(とくにF社時代)と会って飲み機会が格段に増えてきました。私の場合は、水曜日から金曜日は仕事、土日は勉強会やNPOとスケジュールが決まっているので、人と会うのはどうしても、月曜日か火曜日が多くなります。日にちをあらかじめ決めたうえできた連絡でしたら、都合が悪ければ断ればいいのですが、他に先んじて私に都合を聞かれるとそうはいきません。私は、ドタキャンしたら悪いので、連絡を確認するとすぐに自分の都合を連絡することにしています。調整の結果、私に都合をあわせてくれるのはありがたいのですが、なにがなんでも行かねばならぬ、という追いつめられた気持ちになることもあります。

10月、11月はこんな感じで対応していたところ、気が付いたら月火と空いている土日はほとんど夜の予定が入っていました。

はじめは、9月末にさかのぼります。N氏の退社に伴い、労を労おういうF社のメンバーが8名集まりました。みな、私の在社時代のグループ仲間です。ほとんどのメンバーとはときどき会う機会を得ているのですが、IT事業をやっていたときに世話をかけたA氏や最後の部下となったU氏に会えたのは、「いいめぐり合い」でした。他に、幹事をしてくれた釣りの師匠のH氏、いまでもお世話になりっぱなしのO氏、義に熱いマージャン仲間のS氏、そしてこの日の主役のN氏、姉御のH女子とその妹のHA女子。素晴らしい仕事仲間、ナイスガイの集団です。この日、よくぞ集まってくれたという感慨とひとりひとりが「あの時代が一番楽しかった」と言ってくれたのはなによりの喜びでした。

次は、10月20日(土)の中学校の同窓会です。今回は趣向で、清澄白河から屋形船にのって宴会、という乙な企画でした。参加する前は、自分のクラスだけかと思っていたのですが、いざ行ってみると8クラス全部が対象でした。参加は13名。そのうち5名が私のいたG組でした。各クラスを顧みると、今現在はG組が一番仲がよくてまとまっているように思います。当日は、いい天気に恵まれ、涼風の中の見事なイルミネーションに酔いました。

その次は、F社のデジタル化に伴うプロジェクトチームの飲み会です。アナログからデジタルに切り替わる苦しい時代の戦士・同士の会です。実際にかかわった人は30人はいたと思いますが、出たり入ったりのメンバーで当日は少人数の6人でした。この会は毎年やっていますが、幹事の元技術部長O氏のおかげで続いています。私は、O氏からの指名メンバーですし、「お前の都合に合わせる」といって日程を調整されるのでOKといった限りは、どんなにつらくても出席することにしています。ここでの話は、「温故知新」で、メンバーが変わる、話し相手が変わるたびに新しい刺激や旧い心地良さを感じて帰ってきます。

このあと、M氏の定年ご苦労さん会や3年ぶりの富士宮時代の同期会が予定に入っています。恩師の墓参りも計画しています。

私が営業のころ、「客から声がかかるうちが華。芸者と同じ。」という言葉を想い出しました。ありがたいことです。

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2012年10月16日 (火)

太刀魚釣り

かねてから約束していた「太刀魚」を釣るため、金沢港の「忠彦丸」に出かけました。婿殿と約束していながらドタキャンしていた釣りです。朝、5時半に出発し、コンビニで朝食を買って、現地到着は6時15分でした。
太刀魚釣りは2回目ですが、前回は3年以上前で、船宿のシステムなどは完全に忘れています。3日前の金曜日に、太刀魚の仕掛けと80号のオモリは購入しておきました。水深があり電動リールが必須ということでしたが、、私の電動リールは、PE4号なので、指定のPE3号以下たりえず、2人とも貸し竿&貸しリールで臨みました。(PE4号に100MPE1号を継ぎ足す方法がベスト)

客は7名。前回の婿殿とのアジの釣行も人が少なく「大名釣り」でしたが、この日もゆったりといい気分で釣りができました。秋晴れで波もまあまあで、最高の釣り日和でした。釣りは平日の晴天日に限ります。
システムがわからなかったので、天ビンやロッドキーパーなど考えられるものはとりあえず用意していったのですが、すべて正解でした。長靴は無料で貸してくれました。

というわけで心おきなく釣りが楽しめる環境が出来上がり、約20分船を走らせ、最初のポイントに到着。船中1匹目はいきなり私に来ました。借りた電動リールは表示が狂っていて使い物にならないのですが、船長の指示は、「底から○○M」なので、とくに問題はありませんでした。なんとなくリールを巻き上げたら、途中から潮の流れではない、別の力が竿に伝わってきていて、あげたら「魚がついていた」というのが正直なところです。
太刀魚は当たりが様々で、来たと思っても空振りがあります。充実感はあるのですが、イナダのようにビシッとしたFIT感がありません。そこがまたいいのかもしれません。
忠彦丸の船長が、苦戦していた婿殿に気を使っていろいろ教えてくれたのはすごく良かったです。彼は途中から調子が出てきましたが、どうも着底の感覚がわからなかったようです。わかってしまえばすぐに結果が出るのが船釣りのいいところです。

最終の釣果は、太刀魚の小中合わせて14匹(婿殿4、小生10)、MAX87㎝でした。珍しく、私は「つ抜け」達成です。婿殿に約束を果たせたことと、喜んでもらったことで、最大の目的が果たせたナイスな釣行でした。また、忠彦丸は朝と昼とリレー方式で船を出していて親切なので、改めてファンになりました。次は「イカ」かなにか、またお世話になろうと考えています。

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2012年10月 6日 (土)

通信販売

最近は通信販売をよく利用します。デジタル化の黎明期は、インターネットによるネット販売は、「怖い」というイメージがありました。買う方も売る方も「怖い」という意識がありました。個人情報の悪用とネット詐欺の心配です。しかし、時が経ち、大手のJ社をはじめとして、今や通販は完全に市民権を得ました。

例えば、A社。書籍のみの販売に留まらず、今や大抵のものは手に入るサイトに成長しています。納期は早いし、梱包はしっかりしているし、送料もかからないケースが多い。非常に便利であり、こちらにシフトしたユーザーも多いのではないか、と容易に想像されます。
家電製品では、数々のサイトがあり、ネットから2~3社使ってみました。値段は安いし、使い勝手がいい。全国チェーンYの地元店に買うつもりで行っても、最近は買わないで帰ってくることが多い。店員の接客が悪く、買う気になれないからです。この調子ですと、「小売店の店頭には調査や勉強を目的に訪れ、購入はネットで」という小売店としての最悪の展開が待っているような気がします。小売店はもっと基礎的な社員教育を腰を入れてすべきでしょう。その点、地元のNは私の好きな店の1つです。どうも、大きくなることと店員の接客力は反比例するようです。

通販で失敗した私の実例が今日の本題です。品物は、3つの車輪で動く運搬カート。階段でも問題なく引っ張れる、折りたたみの椅子がついている、といううたい文句にのせられて、2台購入しました。大学の授業用と釣り用です。大学では、2回使ったらすぐにチャックが壊れました。やむ負えず、販売元に連絡したら、すぐにチャック部だけの代替品を送ってきました。サービスはまあまあだと思ったものです。それから約半年後、別の1台を釣行に使いました。様々な道具や仕掛けを一緒にいれていけば便利だからです。しかし・・・・。1回でチャックが壊れました。2台買って、2台とも同じ場所がすぐに壊れたのです。クレームの対応がスムーズだったのはこのクレームが頻発していたと解釈できます。しかし、買ってから半年ということと、空いた口が塞がらない、この瞬間ですべてを断ち切ってしまいたい、という想いが強く今回はきっぱりあきらめることにしました。

通販は問題ない商品がほとんどですが、TVなどでやっていても私がひっかかったように劣悪品もあるということです。これからの消費者は、不良品を見極める眼を自ら養っていかないと、トラブルが発生するたびにストレスが増えます。私は、単純でどこで買っても同じものなら伝統があるサイトを使う、部品が多々ある商品で特別なものは調査・確認してから判断するのがいい、と今のところ、考えています。

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