悩ましい時期
毎年、この時期(6月)の風物詩ですが、この時期は「梅雨」の到来とともに、私にとっては悩ましい季節です。大学のキャリア教育の春学期、授業で課している社会人訪問がはじまり、学生が外部に出る分、トラブルが発生するからです。
アポをとる時、稚拙な質問、服装、礼状の有無、とあらゆる角度からトラブルが生じます。私も今年で3年目、ここまで起きたトラブルやクレームをまとめて、来年の授業で使おうと考えています。センターに企業から連絡がひとたび入れば、連絡メールが飛び交い、瞬間パニック状態になります。授業をやるからには、ある程度のトラブルは想定しているのですが、実際に起きてみるとそうはいきません。トラブルを起こす学生は、ほんの一握りなのですが、礼を失せずまじめにやっている学生が可愛そうです。10の善行も1の悪行で帳消しからマイナスになるのですから・・・・・。
一方、就職の内定の報せが多いのもこの時期です。一昨日、授業の終了間際に前年の受講生Mさん(文系女子)が内定の報告をしにわざわざ来てくれました。彼女は私の授業の中では最もポジテイブな優等生でしたが、まだ内定がでていないと風の便りで聞いており心配していました。「就職は恋愛と同じ。第一志望の会社を待った甲斐があった。」というのが彼女の第一声でした。自分の安売りをせず初志貫徹の就活を全うしたようです。頭が下がります。他には、4社内定が出ている体育学部の男子もいれば、最終面接で落ち悲嘆にくれた女子学生もいます。正に、悲喜こもごも、人生色々です。
時間が経てばすべて過去になります。しかし、現在は過去の試練を乗り越えた結果、あるいは乗り越えなかった結果です。どう転んでも「一局の人生」ですが、うまくいかない時は、試練を与えられていると受け止め、1つ1つ乗り越えていきたいものです。
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