これでいいのか?
昨年の大地震の後、今年になって、次の大地震の警告のような報道が次々と研究所から出されています。千葉沖に大きな震源があるとか、三陸沖はまた別の大地震がきてもおかしくないとか、東海大地震の新たな要因発見とか、都市直下型地震の可能性とか、直近では富士山の真下に活断層があるという物騒な話まで出てきました。
マスコミはひとつひとう取り上げていますが、私はこの警告はパニックを助長するだけで、一般庶民にとっては、プラスよりもマイナス影響が大きいと思っています。警告は発するだけであって、だからどうということには言及しない。言いっぱなしというもので、実に無責任です。前にも申し上げたように、税金は地震の原因や活断層の調査に使うのではなく、地震が起きた時の対策や街づくりに使うべきだと思っています。各警告の最後は必ず引き続き詳細な調査を続けますというが、それはもういらない。
地震警報は一般の人にとってはプラスになっていますか?いままで、本当に大きな地震の時は、警報はでません。あの嫌な音がTVやラジオから流れてくると、気分が悪くなる人、PTSDまがいの人が多数私の周りにもいます。
先日、若い女性をカウンセリングしました。20代で親とは別居、2人の兄弟を養わねばならず、がんばって生きてきたが、ストレスが強すぎて、精神疾患にかかっているようです。心療内科にいきたいのですが、金がない。
しかし、見かけは明るく病んでいるように見えないためか、役所の窓口で受け付けてもらえないと言う。。こういう人こそ生活保護の対象だと思うのですが・・・・・。、
かたや、しょうもない地震調査に金を使い、かたや助けるべき人が助けられない。このギャップはなんだろう?私は自分の無力さを感じれば感じるほど、この年になってもまだこんなことを考え、やりきれない気分になります。私ができる足元からできるだけのことはしていこう、と誓っています。→今日の話は、思い込みと飛躍の産物です。ご容赦乞う!!
来週、CC8の同窓会で基調講演を頼まれています。上記の話を体系づけて話しようと考えています。
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