自分の感情を識る
私のブログの中によく出てきますが、「自分の感情を識る」「自分の感情に向き合う」とはどういうことなのでしょうか?最近の私の日常生活の中から、今日は「ストレス」を感じた実例を紹介します。
「ストレス」を感じた場合、まずはその原因を心に問いかけます。ストレスの原因は何か?という自己分析です。なかなか答えが出ないがモヤモヤしている場合とはっきり原因が判っている場合があります。モヤモヤしていても、ある問題が解決した瞬間に「あっ、これが原因だったんだ」と改めて判るケースも多いです。
「ストレス」の例で、万人が共通して感じるストレートなものは「失せもの」です。携帯電話をなくして真っ青になった経験はだれにもあるでしょう。私は先日大分空港で衝動買いしたビートルズの万年筆をなくしました。シリアルNOが打ってある高価なレアものです。どこでなくしたかわからず、みつかるまで、不快な気分が続き、何も手につきません。また、その1カ月後、時計をなくしました。今私が常用している時計は7種類ありますが、その中でも、最も高価な電子・ソーラ時計です。3日ほど使っていなかったのですが、気がついたら紛失していました。冷静になって、時間をさかのぼっていくと思いだすものですが、最近はその能力が希薄になってきました。結局、万年筆はコタツカバーの中から(犬がいたづらした。)、時計は寝布団に紛れ込んで(ヨガをしている時に入ってしまった。)いました。いずれも、家の中の想定外の場所から出てきました。
このように「ストレス」の原因がはっきりしている場合は、その解決に注力できるからまだいいかもしれません。次のような例もあります。NPOの事業を受注するために、様々な書類をつくって提出するのですが、私の場合、これが「ストレス」になります。企画書づくりや講演のためのレジメをつくるのは好きなのですが、決まりきった書類を指定された期日に提出するのは不得手です。苦手が一歩進むと「ストレス」になります。NPOのように指示権限がない組織で、人を指名して事務作業をやってもらうというハンドリングの「ストレス」。それに輪をかけて、発注元から「すべった。転んだ。」と追っかけの指示が出てくるという「ストレス」。このケースは、苦手スキル+期待値の変更+自由の束縛という3つの原因が重なっていると言えます。
なにか、ストレスがありましたら、このように細分化してみると、自分の傾向が見えてきます。それがわかっていると、過剰反応や右往左往することもなくなるというものです。
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