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2012年3月

2012年3月29日 (木)

年度末

3月27日は母の命日ですが、仕事環境の変わる時期にも当たります。官公庁の予算の執行最終月でもあり、4月からの新予算の執行準備に入る月でもあるからです。

私事ですが、私も環境が変わります。27日が、大学におけるキャリア・カウンセリングの最終日となりました。2012年度は、授業が5~6コマに増えたため、授業が2日となり、カウンセリングの仕事ができなくなったためです。ここまでの2年半で約300名の学生のカウンセリング(他大学も含む)を行ってきました。大学に残るとはいうもののカウンセリングが生業である私にとっては感慨深いものがあります。

最後のクライエントとなったのが、体育学部のS君。毎週私の担当の火曜日に予約を入れ、真摯な就活を行っている元気で明るい学生です。先週は休日でしたので、2週間ぶりとなりましたが、なんとこの2週間の就活で、結果は11勝1敗ということでした。主に、エントリーシートの添削をしたのですが、1社以外の11社がOK通過となり、次のステップに進んだということでした。これは、期待が持てますし、私にとってもこの上もない朗報でした。最後を飾るにふさわしいメモリアルな幕引きに感謝です。

いままで授業のサポートでお世話になったOさんがこの3月で退職という厳しい現実もありました。しかし、Oさんの次の就職が決まったという話を聞き、ホッとしました。早速、Tさんと3人で送別会をさせていただき、今までの感謝の意を表しました。ただ、新学期からは、代わりも決まらず、今の時点では苦しい展開が予想されます。

民間会社ではあまり感じなかったのですが、このように3月末の前後はシビアです。NPO事業の入札も3月。この書類作成にも整理がつかず悩みましたがメンバーの協力のおかげで、なんとか目標は達成できました。思ったほど、暇になりません。「明日やることがあるから生きていける。」という地震被災地の会社社長の言葉を今味わっています。

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2012年3月26日 (月)

メガネ

退職後、もっとも身体的に変調をきたしたのが「眼」です。在職中は、1.2や1.5あった視力が、この3年著しくダウンしました。提案資料や大学の授業の準備など、日々細かい作業をしてきた結果の一種の職業病と認識しています。人間ドックの測定では、0.5とか0.7が出ていたものの、当初は一時的と思い、気にしていませんでした。しかし、さすがに最近は日常生活に影響が出てきました。

先日、コストコに行ったところ、メガネ売り場があるので、冗談半分で入ってみました。私にとっては、はじめての経験です。眼の状態を確認する器具があり、説明員から話を聞きながら指示通りに応えていくと、結果は、遠視と老眼ということでした。合うレンズをつけて、見てみると、それが本当によく見える。こんなによく見える世界があったのだ、と再認識し、さっそくその場で、フレームを選び、メガネを2本(遠視と老眼)発注しました。

10日ほど経って、受け取りに行き、通常は遠視のメガネをかけ、PCに向かうときは老眼のメガネをかけるようにしてみました。私はここまで老眼以外は全く縁がなかったので、メガネをかける人の気持ちやその重要性や有難味は分かりませんでしたが、この年ではじめて実感しました。

車の運転する時に、暗く見えたナビや車内の計器類の表示がきっちり見えます。靴の売り場に行ってみたら、靴が迫ってくるように大きく見えました。勉強会や会合に行った時には相手の顔が全く違って見えます。しわやしみがく見えて困ってしまいます。いままで、大学には車通勤していて帰ってくると疲れて寝てしまうことが多かったのですが、それがなくなりました。いかに、日常、眼を無理に使っていると、疲労に繋がるのかが良く分かりました。

いままで、視力に自信のある方で、視力が落ちたらぜひFITするメガネを探してみることをお薦めします。ちなみに女房殿は私と違う種類のメガネをやはり2本発注していました。

 

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2012年3月20日 (火)

レベル2宣言

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、今年も体感的にはその通りのようです。19日は、私の両親の墓参りに所沢へ、20日は昨年亡くなった義父の墓参りに行ってきました。天気予報は当たらず、いずれも気温は低いながらも春を感じさせる温かい陽射しを感じながらの気持ちのいい晴れの1日でした。

私は、毎日を楽しく暮らすための一法として、暑さと寒さにレベルを設定することにしています。寒さで言うと、レベル1は、10℃から14℃、14℃というのは、魚が活性化する最低温度です。レベル2は、10℃前後。そしてレベル5は、0℃。レベル6は、零下。レベル7は、私が北京で経験したー6℃以下としています。今年はレベル5が最低でした。3月20日現在はレベル3です。ようやく梅が満開になりましたが、いまだ最低温度は5℃前後です。

天気予報は、簡単に予報を変えますが無責任です。今週は、ほとんど曇と言っていた週間予報は全く当たらず、翌日簡単に撤回していました。聴いていると「まだ、真冬並みの寒さが続きます」とコメントされますが、真冬並みということは真冬の寒さからはすでに遠ざかっていると解釈します。

というわけで、今年は春一番はなさそうという話も受け容れた上で、3月20日時点で、「レベル2」を宣言します。サンダル履きOK、ヒートテック、真冬用のジャンパーやコートはお蔵入りしていい、という合図です。これも「一陽来福」ということでしょう。

ただし、血圧の高い人は気をつけてください。

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2012年3月12日 (月)

震災1年後

震災からちょうど1年経ちました。3月11日、私はカウンセリング担当として、江の島に入りました。江の島は、海の傍ですし、毎回車で橋を渡るたびに、震災を想い出します。津波が来たら危険な場所にあります。

PM2:46になった所で、全館放送があり、「黙祷」です。1年間の様々な想いが去来しました。新宿のビル3階での被災、中央公園までの逃避、理不尽なJRの早期運転中止、渋谷から新宿までの徒歩、つながらない携帯の充電、そして帰宅難民の自覚、路上のTVから発信される津波情報の意味。帰宅してから見た津波の信じられない被害、そして更に信じられない原発の不調と爆発。

義捐金は孫さんの20億円を含めて、被害者にしっかり渡っているのか? TVの画像では瓦礫の処理が全く進んでいないように見えるが? 被害者の傷口に塩を塗りこむような行動はしていないだろうか(見舞金に対する課税など)?そして時折恐怖の報道に使われるツールと化してしまった感のある原発問題。音がPTSDを誘発するであろう存在自体が害である地震予知速報。とにかく、書いていてきりがない。震災3日後、私は日本国として新しいVISIONを示しました。それもあまり見えてこない。震災と原発の復興という視点に限ると、人間としての弱い部分が、「理不尽な人災」という形となって、ドロドロと露呈しているような気がしてしょうがない。

そんな中で、感動したのは、東北の被災者の人達の前向きな考えと行動力です。ある経営者が「前向きに行きますよ。明日やることがあるのだから。」と言いながら工場再建に身体を張っていました。私たちは、特に災難にあっていないので、普通に仕事をすることに慣れ切っています。本当にモチベーションが落ちると、何もやる気がしない、何をやったらいいかわからない、という状況になります。希望というスイッチが消え、絶望というスイッチが見えてきた時の状況がそれです。やることがあるということは、生きている証拠。傷つくと血が流れ、痛いのは生きている証拠。これと同じです。人は、「当たり前のことができる。」「生きていること自体が素晴らしい。」と気付いた時から、新たな感謝や感動が生まれ、モチベーションが上がり、前進できるのではないでしょうか?

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2012年3月 8日 (木)

九州旅行

2泊3日で九州旅行に行ってきました。昨年は家族旅行以外はしていないので久しぶりです。出発日は、例によって、雨。最近では、香港、山陰、函館、浜松とすべて、スタートはほとんど雨、よくて曇です。私は昔からの雨男です。私がゴルフの幹事をすると、コンペの開催日はほとんど雨でした。嵐の中でのコンペ決行も3回ほどありました。というわけで、天気はいつものとおりなので、まあしょうがないという感じですが、同行の女房殿には申し訳ない気分です。

JALで、福岡空港に入り、初日は、「日田」を経由して、「湯布院」に泊まりました。大分県は、別府の地獄めぐりに2回ほど行っているのですが、最近では湯布院の方が人気のようです。温泉を満喫して、翌日は、湯布院の街散策となりました。九州の軽井沢というふれこみでしたが、私から見ると、清里に似ていると思いました。見どころたっぷりで物価が安いので、ショッピングに十分楽しい時間となりました。

次の行き先は、黒川温泉。ここの仕組みは面白い。どこの旅館でも、入湯できます。様々な湯にはいることができ、そのための通行手形があるという仕組みです。この仕組みを考えた人は素晴らしいアイデアマンですね。3つの湯に入ってみて感じたことは「玉石混交」ということ。私のお薦めは、最も入り口に近くにある「黒川荘」ですね。素晴らしいので、ぜひ行ってみてください。このあと、やまなみハイウエイの途中にある高原のホテルで1泊。360度パノラマの世界がそこにはありました。

そして、最終日。楽しみにしていた高千穂峡です。かなり川の近くまで行くことができました。37年前に訪れた時は、かなり上の方から見た記憶があります。高千穂峡は中国の赤壁のイメージがあり、日本でもっとも神秘的な場所と私は思っています。また来ることができて感動でした。神秘的な旅情を楽しんだ後、バスにゆられて、福岡太宰府天満宮に立ち寄り、福岡空港から羽田に戻りました。

私の中で、やまなみハイウエイと高千穂峡は憧れの地であり、今回が初めてではないのですが、いままで持っていたイメージが今回の旅行で少し修整されました。侵入経路や四季によって見え方が全然違うということに気がつきました。また行きたいと思った所は、機会をつくって行ってみると新たな発見や記憶のバージョンアップができます。もしかすると、そこには「至福の瞬間」があるかもしれません。

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2012年3月 1日 (木)

旅行前の「3リンボ」

閏年の2月29日に、約7センチの大雪が降りました。それも1日経つと、ほとんど溶けてしまい、平静な日々が戻ったように見えました。しかし、我が家では相次ぐ事件が起きました。トラブル3連発です。

私と女房殿は、3月2日から2泊3日で九州旅行の予定を組んでいます。そのため、後顧の憂いを絶つべく、身辺に振りかかる諸課題を次々とクリアしてきました。諸事万端整い旅行の準備をしようかという矢先に3連発のトラブルが起きました。

その1)2月29日に女房殿の血圧がいきなり150を超える状態となりました。薬を服用しているのに高い。朝は高いのが普通なのですが、昼と夜も高い今までにない状況でした。行きつけの主治医は、翌日が休みなので、薬を勝手に変えるわけにもいかず、さあどうしよう?と思案にくれました。

その2)3月1日に気付いたのですが、2階の窓にひびが入っているのを発見しました。昔私が悪ガキであった頃、石を投げて、人の家のガラスを割ったことが幾度もありましたが、まさにそんな感じでした。あるいは、空気銃でも撃ち込まれたのでしょうか?そうとしても難しい角度から投げられたようです。ガラス変えればいいのですが、5万円ぐらいはかかりそうです。

その3)暖をとっていたヒーターが夕方壊れました。電気で動かして、ガスで温める器具なのですが、14年目にしてダウンです。旅行中は、長女夫婦に我が家で住んでもらい犬の世話をしてもらおう、と目論んでいたのですが、当てにしていた暖房が使えないというのでは、洒落になりません。さあ、どうする?

いきなり、3連発でトラブルが起きたので、この「3リンボ」は旅行に行くな、という暗示ではないかと考えたりもしましたが、結局すべて冷静に対応することができました。そのプロセスの中で、感動したのは、東京ガスの対応です。PM7:00に自宅まで来てくれて、代わりの器具まで置いていってくれました。困った時に助けてもらうのは本当に有難いものです。私は、東京電力は嫌いですが、東京ガスは大ファンになってしまいました。同じ東京の冠がついてもえらい違いです。

予定通り、明日から旅行に行ってきます。

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