ドタキャン
最近私はどうも楽しめていない気がします。2月は大学もなく、悠々自適でいけると思っていましたが、あれしなきゃ、これしなきゃと心せわしい日々が続いていました。
こんな折、ストレスの原因が分かる出来事がおきました。以下、その物語です。
金曜日にT大で、2012年度春学期のワークブック作成の打ち合わせに参加しました。昨年のテキスト(Aとします)をベースに大幅な変更なしで印刷、というのが、管掌教授の想いでした。Aをつくったのは私の前任者で、地震を境に私が引きついだのですが、内容は手抜きがみえみえで、とても授業の使用に耐えるものではありませんでした。実際の授業はほとんどAを使わずにすすめたという曰くつきの代物です。
5人の打ち合わせでしたが、話をするうちに、どんどん修正点がでてきました。各講師それでも遠慮して言っているのに、全体の1/4程度は改訂という結論になりました。出版社との出稿打ち合わせは、3日後。さあ誰が訂正の仕事を行うのでしょうか?この授業の責任者は私です。となれば、責任上、私がしなければなりません。しかし、時間がありません。私サイドでみると、NPOの入札用の資料作りとセカンド事業の体制づくりと交渉がまだまとまっていない中で毎日予定が入っています。そう、NPOの仕事が重く私にのしかかっていたのです。
この想定外の展開に対応するために、私は、思い切って、金、土、日の予定を全面キャンセルし、Aの改訂に集中することにしました。後輩のお祝い会、T大のR会、チームMJとすべての予定をキャンセルし、背水の陣を敷きました。自分が責任を持って改訂すると自覚した瞬間、これは天から与えられた機会と捉え、万難を排したのです。実は、「なにがなんでも約束したから行かなくちゃいけない」という考えは、場合によって非合理的な信念であるとコーチと妻から言われていました。なるほど、ではたまにはドタキャンしてみよう、とすぐに実行の機会が来たというわけです。
結果は、得も言えぬいい気持になりました。はじめて味わう気分です。スッキリしモチベーションもあがりました。半日が3日間浮いたわけですから、仕事をこなす十分な時間を捻出できたという安堵感でしょう。ドタキャンはいけませんが、非常時にはこのような対応もあり、と改めて学習しました。
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