« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »

2012年2月

2012年2月19日 (日)

ドタキャン

最近私はどうも楽しめていない気がします。2月は大学もなく、悠々自適でいけると思っていましたが、あれしなきゃ、これしなきゃと心せわしい日々が続いていました。

こんな折、ストレスの原因が分かる出来事がおきました。以下、その物語です。

金曜日にT大で、2012年度春学期のワークブック作成の打ち合わせに参加しました。昨年のテキスト(Aとします)をベースに大幅な変更なしで印刷、というのが、管掌教授の想いでした。Aをつくったのは私の前任者で、地震を境に私が引きついだのですが、内容は手抜きがみえみえで、とても授業の使用に耐えるものではありませんでした。実際の授業はほとんどAを使わずにすすめたという曰くつきの代物です。

5人の打ち合わせでしたが、話をするうちに、どんどん修正点がでてきました。各講師それでも遠慮して言っているのに、全体の1/4程度は改訂という結論になりました。出版社との出稿打ち合わせは、3日後。さあ誰が訂正の仕事を行うのでしょうか?この授業の責任者は私です。となれば、責任上、私がしなければなりません。しかし、時間がありません。私サイドでみると、NPOの入札用の資料作りとセカンド事業の体制づくりと交渉がまだまとまっていない中で毎日予定が入っています。そう、NPOの仕事が重く私にのしかかっていたのです。

この想定外の展開に対応するために、私は、思い切って、金、土、日の予定を全面キャンセルし、Aの改訂に集中することにしました。後輩のお祝い会、T大のR会、チームMJとすべての予定をキャンセルし、背水の陣を敷きました。自分が責任を持って改訂すると自覚した瞬間、これは天から与えられた機会と捉え、万難を排したのです。実は、「なにがなんでも約束したから行かなくちゃいけない」という考えは、場合によって非合理的な信念であるとコーチと妻から言われていました。なるほど、ではたまにはドタキャンしてみよう、とすぐに実行の機会が来たというわけです。

結果は、得も言えぬいい気持になりました。はじめて味わう気分です。スッキリしモチベーションもあがりました。半日が3日間浮いたわけですから、仕事をこなす十分な時間を捻出できたという安堵感でしょう。ドタキャンはいけませんが、非常時にはこのような対応もあり、と改めて学習しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月 9日 (木)

通信販売

通称、「通販」と呼ばれている販売方法は利便性が高い。昔は、カメラのラジオ・ショッピングが写真業界でヒットしましたが、TVショッピングが定着し、アマゾンでの書籍購入が常識となるに至り、すっかりお茶の間に定着しました。それどころか、通販でしか買えない商品があり、通販は私たちにとって貴重な購入ルートになってきました。最近の我が家の3例をあげておきましょう。

その1)D社の掃除機の購入。これは一昨年のことですが、なかなか一般の電機量販店に置いていなかった強力掃除機が通販で20%以上安く買えました。電気製品は、丹念にHPを調べれば、価格的には通販が安い。おまけに、メーカー認知が進んでいない場合は通販でしか求められないケースもありそうです。調べてみる価値はあります。

その2)チェスの購入。ちょっと高級感のある「チェス」を買おうと思い、トイザラスやデパート、ホームセンターやあげくのはてにはロフトまで探してみたのですが、チェスを売っている店自体が少ない。仕方なく、PCで検索してみたら、専門店「チェックメイト・ジャパン」がありました。すぐにWeb経由で発注。2日後に商品が届きました。届くまで約2日。なかなかのワクワク感です。実物は予想していたものよりはるかに良い。家の装飾ににもなるスペイン製のすばらしいもので大満足でした。ここの商品はいいです。

その3)階段の上りに楽な移動バッグ。たまたま見ていたTVで売っていました。上りに持ち上げないで済むように車輪が3つづつついているという代物です。年寄り向きなのでしょう。バックは椅子になるようにできています。衝動的に、1つは釣り用、1つは大学の授業用に2つ購入しました。使ってみると、上りの階段では、ガシャガシャと音がうるさいので、私にとっては使い勝手は今一。ただ、チャックがすぐ壊れてしまい、電話すると即代品が送られてきました。これでは怒れません。こちらは中国製でした。

いずれも、通常の店では買えない商品です。カード支払にするのは、ちょっいリスキーなので、私は代引きにしています。そうそう、まだ来ないのですが、亡くなった義祖父に授与された勲章の賞状を入れる額(B3より大きい特殊サイズ)も女房殿がWebの通販でみつけ発注したそうです。女房殿は、結構通販にはまっているようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月 7日 (火)

こんな仕組みになればいい

毎日の生活の中で、理不尽な事や非合理な事は多々あるのが、この世の常ではあります。最近、私の考えている「あるべき仕組み。こんな仕組みになればいい。」について、主なものを3つこの紙面で申し上げます。

その1:首相は国民投票で選ぶ。米では長期間をかけて、大統領は国民投票で選びます。そして、4年間固定。なぜ、日本でそれができないのでしょうか?国民投票であれば、政治上の非合理はかなり解消されます。「国民に真を問う」などしなくてもいいし、密室政治などという言葉も死語になります。政権第一党の中の勢力関係で首相が決まるのはすべての理不尽の根源のような気がします。

その2:参議院は不要。今の参議院は、機能しているのでしょうか? よく「良識の府」と言われますが、どこに良識があるのでしょうか? 「ねじれ国会」の源となって、紛糾の原因をつくっており、結果として施策がなかなか決まらない。最終的には、衆議院にもどるわけで、衆議院の議決が優先するということを考慮すると何が「良識の府」なのでしょうか?議員定数を削減するなら、250人から不要となります。

この2つは、憲法の改正を前提に、実現の難易度は最高に高いのでしょうが、日本の議会政治がめざすべき姿の1つと私は思っています。この2つを将来の方向性としてVISIONを掲げたら人気は一挙に上がることでしょう。

その3:生活保護制度の見直しが必要。最近、生活保護受給者が増えていると聞いていますが、この制度は見直した方がいい。多数の扶養家族、持ち家などが様々な条件をクリアすると、私の試算では、年収が300万円超えます。今、普通に再就職すると、最初は年収240万円ぐらいですから、これなら生活保護を受けた方が良いという結論になります。そして、一度受給すると、麻薬と同じでやめられない。まじめに働く気がなくなってしまうのも道理です。

キャリア・コンサルタントの立場から、この問題は以前から気になっていました。困っている人を助けるのは行政の役目ですが、結果として、働かない人を増やし税金を大量に使う、というのはいただけません。働く意欲がでるような施策に知恵を絞って、そこにお金をつかうべきでしょう。、

以上、久しぶりに、「べき論」の話でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月 3日 (金)

ひとこと多い

鳥も泣かずば撃たれまいに。TPOをわきまえずに一言多い私の性格、なんとかならないものか?私の性格には悪いところは多々ありますが、特にこの部分は始末が悪い。最近の例。

その1:バンマスから、年末に読んでおくようにとボーカルの本を渡されました。返す時、「つまらない本だった。あまりためにならなかった。」とひとこと余計な本音を言ってしまいました。彼は好意で貸してくれているのに、そんな言い方はない。ボーカルの裏ワザという本のタイトルに対して中身がスカスカに思えたので、ついつい本音を語ってしまう私。

その2:M社長が産業カウンセラーの試験を受けるという。M社長に「カウンセラーは人の話を聞く仕事。M社長は傾聴で苦労されることでしょう。」と言ってしまった。結局、M氏は合格をしたのですが、私に言われたこのひとことに反発し「負けるものか」と頑張ったそうです。私のひとことが、グサっときたらしい。とうの私は、そんなひとことをすぐに忘れているのですからノー天気もいいところです。

その3:目上の先生との打ち合わせで、「こんなやり方はまずい。前例がない。」と言われ、反射的に私から出た言葉が「前例がないからやるんじゃないですか?」でした。「そんな考え方では話にならない。」と場が険悪になり、その後言葉も交わしてもらえません。私は在職時の後半、新規事業の探索、市場開拓をやってきた関係で、「前例がない」と「時期尚早」という言葉には常に社内で戦ってきました。その癖がひとこと多い形で出てしまいました。

黙っていて全くOKなのに、わざわざ本音を言ってしまって、物議を醸す。自分自身では戒めているつもりなのに、現場では口から出てしまう。政治家でしたら、失言大臣としてすぐに更迭でしょう。本日は節分。「嫌な性格、鬼は外。」という意味をこめての自己開示でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »