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2012年1月

2012年1月22日 (日)

大晦日の気分

1月が始まったばかりというのに大晦日の気分を味わっています。

今週をもって、14回を数えた大学の授業が終了しました。終わった瞬間は、大晦日の気分でした。やり終えたという「達成感に浸る大晦日」です。1昨年までは「講座」を担当していたとはいうものの、昨年は身分も大学の教員となり、初めて単位のある「授業」を受け持ち責任が全然違います。1年生から3年生まで、3クラス+ゼミ1クラスで、500人強の学生と関わりました。当初は、大学の授業運営の勝手がわからず随分と周囲の関係者に迷惑や心配をかけました。しかし、秋期になって、自分で「テキスト」の作成をするなど、だいぶ馴れてきたこともあり、私なりに安定的に精一杯の運営ができたと思っています。2012年度は、クラスが増え、2日間で、6クラス担当するように要請されています。大学として非常勤講師は増やさない方針とのことで、講師一人当たりの負担が増えるのはやぬおえない情勢です。私の持論である「1年目はとにかく覚える、2年目は人並みにやる、3年目はオリジナリテーを出す」という業務3年説の正しさを証明するように推移しています。

もうひとつ。とんでもないニュースが20日に入ってきました。「イーストマン・コダック」(以下EKという)の破綻です。私が就職した頃は、EKが世界第一位の企業として君臨し、私の入社したF社は、「EKに追いつき、追い越せ」を合言葉として活気がありました。それがデジタル化の波に対応できずついに破綻、という報道がされていました。新聞によると、デジタル化の波に乗り遅れたとされていますが、デジタル化に最初に手をつけたのがEKでした。破綻の原因は、デジタル部門で活躍した良き人材をリストラしてしまったため、と私は分析しています。フォトCDやデジタル・アーカイブなどは、EKの開発商品です。しかし、感慨にばかり耽っているわけにもいきません。競争の相手としていた偉大なる相手が倒れてしまうというのは複雑で残念な気分ですが、RESETしましょう。「忌まわしい想いをRESETし心機一転を期す大晦日」がここにはありました。

(゚ー゚)1日経つと新年になるように、翌日から、学生の成績をつけはじめました。各種提出物などの点数をすべて数字化して合計点を表に書き込みます。それをWEBでインプットするのですが、締め切りの2月8日まで、悩ましい日々が続きそうです。1月中に作業は終わらせるつもりですが・・・。

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2012年1月15日 (日)

新展開

今年も早2週間経過しましたが、その間でも生活に変化が起きています。これを新展開と呼び、今日は3つ紹介します。

1.チェス・・・・・正月には、娘夫婦が集まり、総勢9人となりました。そこで、男性軍の間で、新たに流行りそうなのが「チェス」です。昨年末に、兄婿殿がスペインのおみやげにチェスを買ってきたのがきっかけです。妹婿殿も嫌いではなさそうで、よく考えて対局します。今のところ、一番強いようです。うちの婿殿は2人とも地頭がいいので、男3人でいい勝負ができます。私の場合、チェスはなんとなく覚えたのですが、相手がいないため、お蔵入りになっていました。婿殿2人とチェスをするのが楽しみになるとは思ってもみなかった展開です。ちょっと高級な盤と駒を手に入れて、ワインでも飲みながら優雅に楽しみたい気分です。

2.麻雀・・・・・女房殿の妹一家が来て久しぶりに麻雀をやることになりました。昼に来て夜帰るというので、まあ時間がかかる半チャン2回ぐらいの「いわゆる家庭麻雀」ができればいい、と考えていました。ところが見ていると、社会人になった甥と兄婿殿がきるのは早いし、いい感じで打っている。これなら、と思い、甥を無理矢理泊めて、約20時間ほど麻雀に興じてしまいました。これは、「楽しめる家庭麻雀」ができるということの実証です。商品を用意して大会形式にしても面白い。麻雀の電動器を買ってしまいましょうかね!

3.読書・・・・・「坂の上の雲」を読み終えました。私の場合、どうも司馬遼太郎先生とは相性が良くないようです。8巻を読むのにけっこう時間がかかりました。日露戦争が舞台なのですが、何回も話がもどり、ストーリーの展開を追う私のような読み方には、話が進まないイライラがありました。これは「翔ぶがごとく」の時も感じたことです。しかし、これで、5年で代表的な歴史長編小説はすべて読破しました。当面、仕事関係の本を6~7冊読み終えるのが先決ですが、そのあとどうしようか、考えています。方丈記や更級日記や吾妻鏡などの日本の古典にいくか、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、白鯨などの長編外交文学にいくか、中国の歴史関係にいくか、赤川次郎や東野圭吾など読んでいない推理小説にいくか、様々な選択肢を思案中です。

いずれも、良い方向に向かう新展開です。今年も楽しい年になりそうです。

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2012年1月 9日 (月)

メンタル・ヘルスで始動

寒中お見舞い申し上げます。昨年義父が亡くなくなり、新年のご挨拶を遠慮致しております。

さて、今年の始動のキーワードは、「メンタル・ヘルス」でした。私が関わっている仕事の中で、「メンタル・ヘルス」は15%ぐらいの比率ですが、いきなり縁がありました。7日には臨床心理士・産業カウンセラーで脱サラ組のO氏との出会い、8日はCC8で「最近のメンタル・ヘルス不全の実例」というテーマでナビゲーターを務めてきました。

単純に廻りを見回しても、「メンタル・ヘルス不全」の実例は多々あります。私は、なぜか、このテーマに引っ張られている気がします。

O氏との出会いは楽しいものでした。今3冊目の本(うつの関連)を執筆中とのことで、「うつ」について話が弾みました。私の疑問に思っていたことがお陰様でクリアになったり、同胞を得た気分にもなりました。うつ病にかかったらカウンセリングは効果なし、というのが定説になっていますが、O氏はカウンセリングによって「うつ」を治した実例を多々持っていました。私は服薬と休養だけでは、本当の病克服にはならない、と思っていましたが、彼がその著書で言っているように、ストレス原因に向き合い受け容れることと考えの非合理に気付いて自主的に対応することで完治するという主張には納得感がありました。更に、国家資格という仕組みとその実態についても同じ考えでした。大学に入り、自分が問題を抱えているので興味をもって授業をとり資格を取る、そのまま先生と言われたいした人生経験がないのにメンタルのカウンセリングをする、という現在の制度に対して彼は疑問を投げかけていました。いずれも、現場主義の私にとっては、生活保護制度と同じように、建て前と本音の違いを感じる事象です。

CC8の「メンタル・ヘルス」の話の方は、反応が今一で、物足りなさを感じましたが、スタート時間を間違えて30分遅刻してしまったのが、気勢を削がれる原因になったようです。昨年も、勉強会で、時間を間違えて30分遅刻することがありました。私自身が、「メンタル・ヘルス不全」になっていなければいいのですが・・・・・。100%問題なし、という自信はありません。

今年は「自然流」を基本スタンスとてスタートしましたが、さてどうなることやら・・・・・。春からいい出会いがあって、今年も楽しめそうです。

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2012年1月 4日 (水)

88回箱根駅伝

今年も箱根駅伝を観戦しました。第88回ということで、私的には意義ある大会です。2日、3日と、自宅より徒歩10分程度の国道1号線に出て、リアル感を楽しみました。

結果は、大方の予想通り、本命の東洋大学のぶっちぎり優勝となりました。全く付け入るすきのない完璧な勝利です。2位に対抗の駒澤大学、3位は明治大学でした。我母校は4位でしたが、よくやったと思います。監督の談話では、優勝できなかったという敗戦の弁がメインでしたが、私から見れば、胸を張っていい、と思いながら、インタビューを聞いていました。

本日のメインテーマは、「モチベーション」です。人は、モチベーションが上がった時にいかに力を出すか、というテーマに今回の駅伝は好例を示しました。まずは、優勝した東洋大学です。山の神であるスーパーリーダーが1人いるのですが、驚いたのは、他のメンバーが各区間で1~3位の上位の成績を残したことです。いままでとは全く異なる内容でした。スーパーリーダーが一人いるときに、機能する組織というのはどういうものなのか?その見本と言えるでしょう。毎回リーダーにぶら下がってはいられない、前年21秒差で逃した優勝を勝ち取るという共通の目的がきっちり共有されていた、という2点が心に火がついたのではないでしょうか?なぜか、女子サッカーの「なでしこ」とダブりました。

青山学院大にも似たことが言えます。2区で区間賞をとって9人抜きを演じたスーパーリーダーを見殺しすることなく、逆に他のメンバーが盛り上げて、見事5位に入りました。目的の共有化と心の灯がやはり発生していたように感じました。一人一人が実力を十分発揮するパターンがこれです。

もう1校。感動したのが城西大学です。恐らく初めてのシードでしょう。前回3秒差でシードを逃した大学です。往路5位に入り、このままキープできるか注目していましたが、見事6位に残りました。大拍手です。地味な大学で、めだつスーパースターがいない中で、この成績はたいしたものです。目的の共有化はきっちりできていたと思われますが、東洋大や青学大とはモチベーションのパターンが異なるように思います。

応援していた東海大学は残念でした。すんでのところで、復路では繰り上げスタートとなり、モチベーションの維持が難しかったのではないか、前述の3校とは逆のパターンが働いたように思います。逆に東京農大は、往路で約40分遅れるトラブルがあったにもかかわらず、復路は意地をみせました。神奈川大学の走者が倒れながら繰り上げ時間ギリギリで襷をつないだことも感動でした。

悲喜こもごもの88回箱根駅伝でしたが、もう少し分析していくと、モチベーションの公式がつくれるような気がします。モチベーションが上がるか、下がるかは、意外と紙一重のところに裏表があるような気がしています。

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2012年1月 2日 (月)

元旦のマーケテイング・リサーチ

皆様

本年もよろしくお願いします。今年は、昨年の倍はブログ発信しようと思っていますので、引き続きご愛顧ください。

今年は、年賀欠礼です。故に、今年は「初詣」を自粛しました。

午前中、犬の散歩の帰りに、隣人の女性2人にバッタリ出会いました。2人が手にしていたのは大量の「福袋」。最近は「福袋」が話題になることが多いのですが、私は元旦に店に入ることはまずありません。しかし、幸せそうな2人の顔を見て、「福袋」に興味をもちました。さっそく、女房殿と「オリンピック」と「西武」に、「福袋」の実態調査へ。

すごい人でした。元旦から、こんなに人が出ているのですね?車を駐車場に入れるのに、一苦労でした。ほぼ全店が「福袋」を店頭に出していました。ご丁寧に、どの売り場でどんな福袋がるか、一覧表まで貼っていました。笑ってしまったのは。福袋の中に何が入っているか、表示がある場合が多いということです。確かにこの方が買いやすいのですが、私の知っている何が入っているかわからないから楽しい、という福袋のイメージは変えざるを得なくなりました。やはり、世の中は動いている。どんな小さいことでも、思い込みをはずして、観察してみると新しい発見があります。

元旦から、マーケテイング・リサーチをしてしまいましたが、マーケテイングのネタは世間にごろごろ転がっているものです。これを拾うだけでも、「最近のトレンド」というマーケテイング本が書けそうです。今まで、気がついたことは手帳にメモするようにしていますが、今年は元旦からメモ満杯となりました。

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