大晦日の気分
1月が始まったばかりというのに大晦日の気分を味わっています。
今週をもって、14回を数えた大学の授業が終了しました。終わった瞬間は、大晦日の気分でした。やり終えたという「達成感に浸る大晦日」です。1昨年までは「講座」を担当していたとはいうものの、昨年は身分も大学の教員となり、初めて単位のある「授業」を受け持ち責任が全然違います。1年生から3年生まで、3クラス+ゼミ1クラスで、500人強の学生と関わりました。当初は、大学の授業運営の勝手がわからず随分と周囲の関係者に迷惑や心配をかけました。しかし、秋期になって、自分で「テキスト」の作成をするなど、だいぶ馴れてきたこともあり、私なりに安定的に精一杯の運営ができたと思っています。2012年度は、クラスが増え、2日間で、6クラス担当するように要請されています。大学として非常勤講師は増やさない方針とのことで、講師一人当たりの負担が増えるのはやぬおえない情勢です。私の持論である「1年目はとにかく覚える、2年目は人並みにやる、3年目はオリジナリテーを出す」という業務3年説の正しさを証明するように推移しています。
もうひとつ。とんでもないニュースが20日に入ってきました。「イーストマン・コダック」(以下EKという)の破綻です。私が就職した頃は、EKが世界第一位の企業として君臨し、私の入社したF社は、「EKに追いつき、追い越せ」を合言葉として活気がありました。それがデジタル化の波に対応できずついに破綻、という報道がされていました。新聞によると、デジタル化の波に乗り遅れたとされていますが、デジタル化に最初に手をつけたのがEKでした。破綻の原因は、デジタル部門で活躍した良き人材をリストラしてしまったため、と私は分析しています。フォトCDやデジタル・アーカイブなどは、EKの開発商品です。しかし、感慨にばかり耽っているわけにもいきません。競争の相手としていた偉大なる相手が倒れてしまうというのは複雑で残念な気分ですが、RESETしましょう。「忌まわしい想いをRESETし心機一転を期す大晦日」がここにはありました。
(゚ー゚)1日経つと新年になるように、翌日から、学生の成績をつけはじめました。各種提出物などの点数をすべて数字化して合計点を表に書き込みます。それをWEBでインプットするのですが、締め切りの2月8日まで、悩ましい日々が続きそうです。1月中に作業は終わらせるつもりですが・・・。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)