音と声
チャペルのある大学の講堂で、パイプオルガンの演奏を聞いてきました。ハモンドオルガンとパイプオルガンの差もわからない私ですが、娘が演奏するというので、これも1つの縁と思い、女房殿に誘われるままに、出かけました。実際に音を生で聞いてみると今まで聞いたことのない迫力があり、また音色が簡単な調節によって、コロコロ変わるのは、私にとってサプライズでした。エレクトーンと似ているな、とも感じました。今回の演奏では特に最後の3~4人の演奏は十分楽しませてくれるExcitingなものでした。
大学で「強みを見つける自己理解」というテーマをONしたキャリア教育の授業を担当しています。ある日、「声がいい。」と言われ、嬉しそうに受け止めている学生の感想がありました。「声がいい」のは、「字がきれい」と並んで、その人にとっての大きな強みです。故に、顔は褒められなくても声を褒められた人は素直に喜んでいい、と思います。私の場合で言うと、5年前頃に毎晩のように開いていた「電話で行うコーチング・セッション」で、よく声がいい、と言われました。当初は、低音がいい、というのを受け容れるのに抵抗がありましたが、コーチングの大会で初対面の人から「小倉さんでしょう?声でわかりますよ。」と言われてからは、これが自分の強みのひとつと素直に受け入れています
一方、バンド活動では、声で苦戦しています。私は、ボーカルとサイドギターを担当しています。歌については、以前は何人かの音楽関係者から、「歌はリズミカルでうまい。」と言われていました。ギターと違って、歌にはある程度の自信を持っていたのです。ところが、それは昔話になってしまいました。今この年になって、昔出たキーが全く出ません。ビートルズを歌うときは高いキーが基本なのに、昔出た音がほとんど出ません。したがって、キーを下げて演奏するのですが、原曲の調子が出ない。他のメンバーに対して、申し訳ない気持ちがいっぱいで、何とかしようと悩みながら、試行錯誤しています。
声については、このようになかなか本人の理想通りにはいかない、とうのが現実ではないでしょうか?私の場合は、現実を受け容れ、肯定的に捉え、なりたい声を目指して、少しづつ努力することを楽しみにしています。最近、昔出た裏声が一部出るようになったと自覚できた瞬間は輝かしいものでした。
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