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2011年9月 7日 (水)

普段行けない所

普段ではなかなか行けない場所があります。一生縁がない人も多い所。時間があったら一度行ってみよう、と思う所。私の場合は、その1つが「裁判所」でした。妻を伴って、横浜の簡易裁判所に見学に行ってきました。やっと、想いが叶ったというところです。

入り口1階に、どの法廷で何をやっているかの一覧表が貼り出されています。結局、刑事事件3件を傍聴しました。最初に入ったのは、「窃盗」事件でした。60がらみの人のよさそうな被告ですが、金に困り、出来心で、募金を盗んでしまったという。検事も弁護士もそして裁判官も被告の反省を促そうとしているのですが、被告自身が事の重大性についてとにかく甘い。ノー天気な感じが眼につきました。

2つ目は、「覚醒剤取締法違反」です。被告は身体を壊してから転落。いつのまにか組織の覚醒剤の売人になっていたという。こちらは反省することしきりでしたが、はたして覚醒剤から離れることができるのでしょうか?ちょっと、人生の方向がずれても、人間の一生というのは大きく変わる、という感を強く持ちました。裁判官と被告、まるで真逆のようですが、人間の一生は有為転変。立場が逆になってもちっとも不思議ではない、という感覚です。

3つ目は、「強盗 不法侵入」です。この裁判は裁判員制度のもとで行われていました。法廷は他よりも一段と広い。飲食店に押し入り売り上げを強奪したという事件です。内容を聞いていて、ゾッとする部分が多々ありました。人はどこで不運に遭遇するか分からない。シビアです。未逮捕の同様な案件が世には蔓延っているのでしょうね。

驚いたのは、私たちのような見学者が他にも10人ほどいたということです。法廷を移動して同じ人に会うからそれが分かります。中には、学生のようなグループや裁判についてやけに詳しい学者らしき人もいました。

その後、中華街へ繰り出し、大好きな中華バイキングの食事をとりました。場所は「皇朝」。この店はこの日新しく開拓しましたが、味にくせがなくなかなか旨い。腹をすかしていなくてもおいしく食べられる店です。どこに行くか迷ったら1回入ってみてください。いい所を見つけました。次回は、ここで団体での飲み会を開く手もありか、と思いました。

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