日本サッカーが面白い
日本サッカーが面白い。ザッケローニ氏が監督になってからが特に面白い。アジアカップの準決勝韓国戦は、今現在の日本サッカーの面白さを十分見せてくれました。
試合開始まもなく、PKを取られ先制点を許すも、前回のカタール戦同様、きれいな横の連携により、すぐに同点に追いつきました。後半は、ラッキーなPKを得たものの、キッカーがはずしチャンスが潰えたとみえた瞬間、後ろから走りこんできた別の選手がこぼれ球をゴールへ蹴りこみました。この時点で残り時間が少なく、逃げ切れるかと思いきや、終了直前に韓国に同点ゴールを許してしまいました。まさに一喜一憂の展開です。30分の延長戦。両陣営チャンスがありながら決め手を欠き、勝負はスリル満点のPK戦へ。WCのいやな想い出を打ち消してくれたのが、ゴールキーパーの川島選手でした。なんと2本続けてとめたのです。韓国は、キーパーに圧倒されたかのように、3本目ははずしてしまい、なんと3本続けて、×となりました。かくして、大熱戦に終止符が打たれました。
点をとられても取り返す、最悪の変化に対応する、緊張の場面で最大の力を出す、これらが今の日本サッカーの魅力です。以前の日本は、ゴールが遠く、私のような中途半端なファンにとっては、サッカーは動きが少なく点が入らない観戦しがいのないスポーツでした。しかし、今は全日本の試合が楽しみになりました。点の取り方、共通目標、役割期待等、メンバーが1つになって達成に向かっているプロジェクトチームの理想の姿をそこにみています。
私が注目しているのが、ザッケローニ監督。就任当初の彼のインタビューの態度とコメントを聞いて、ヒューマン・マネジメントに優れた人で今までの外人監督にはないイノベーション的な期待を抱いていました。就任後7連勝という結果もついてきました。それはここまで日本選手のレベルを上げてきた先人の努力の結晶なのですが、Z氏にはそれを引き継いだという意味で「ツキ」の存在も感じます。「ツキ」は大事です。
聞くところによると、Z氏の契約は2012年までの由。調子が落ちた時に、不用意にマスコミがたたいて、Z氏のモチベーションが落ちて中近東の国のオファーに応じてしまうことのないようお願いしたいものです。2014年のWCは今の体制で戦ってほしい。
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