フォロー研修
フォロー研修という言葉があります。一度研修をしても、時間が経つにつれて忘れてしまい、結局身にならない。何のために研修をしたか、わからない。それを防止するために経営側や企画側が危惧して行うのが、フォロー研修ということでしょう。
8月末に、F社のフォロー研修を行いました。対象は、2月に行ったマネジャーステップアップ研修の新任課長10人です。私は講師業をやりはじめて丸3年になりますが、ここまでフォロー研修の意義についてはモヤモヤ感がありました。J社のフォロー研修は、次のステップへのレベルアップ研修であり、A社のときは視点を変えたリピート研修で、いわゆるフォロー研修とは意が異なります。フォロー研修はメニューが限られてくるし、企画の面白さというものもないので、私自身が興味薄ということもありました。
しかしながら、今回のフォロー研修は非常に学習になりました。2月の研修の時に、全員の前で発表した計画の遂行率が、平均で、40%ぐらい。この人なら大丈夫という信頼度の高い人でさえ、日々に忙殺されて、ほとんど達成できていないというのが現実でした。もし今回のフォロー研修がなければ、2月に実施した意味も効果もないのでは、という想いに至りました。今回のフォローが、参加者に半年前を想い出させてくれたようです。これ即ちブラッシュアップです。効果です。
研修とはこのようなものとは思っていましたが、正に実感しました。F社の優秀な新任課長でさえこうなるのです。最後は、「WillがSkillを育てる」と私は思っていますが、そこに至るためにも、「フォロー研修は必須。特に、短期間(1~2日)の研修では必ず行うべき。」と思いました。ただ、2回、3回としつこくやる必要はないでしょう。1回やったあとは、セルフ・マネジメントを各自が行うというNEWフェーズに突入するはずですから・・・・・。
| 固定リンク
「仕事スキル」カテゴリの記事
- 「RESPECT」の法則を使う(2014.05.19)
- 春学期スタート(2014.04.24)
- 「ReSPECT」の法則(2014.04.07)
- OKセッション(2014.01.30)
- 技能検定(2013.12.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント