縁
競馬の「オグリキャップ」が亡くなりました。北海道のお別れ会には730人のファンが弔問に訪れたそうです。実は、私もオグリにはひとかたならぬ「縁」を感じていました。彼の生まれた3月27日が、私の母親の命日と同じというのがその理由です。年度も、彼の誕生日と私の母の命日が、同年か1年違いと記憶しています。そして、2つ目の理由が、オグラとオグリというオグの発音が一緒という語呂合わせです。私にとっては母の死が大ショックでしたので、その分、オグリに想い入れが強かった、と思います。というわけで、オグリは私にとっては特別の想いがある馬ですが、残念。冥福を祈ります。
めずらしい三角関係の「縁」というのがあります。昨日サラリーマン時代の仲間3人で新宿で飲みました。ISさんは、F社にいた時の私の上司で、退職後関係会社で働き、この春69歳でリタイアされました。新規事業開発の職場で、私の動きを常に温かくみつめ、いいアドバイスやサジェスションをいただいた大先輩の恩人です。プロジェクト。チームとして行動を共にしていた時代は私の中でも特に感慨深いものがあります。一方、IAさんは、退職後のISさんが努めた会社の上司でした。ISさんには、その後、私の経営していたITのベンチャー会社に転職し、番頭役として私をサポートしていただきました。すなわち、その時のIA氏の上司は私ということになります。会社がピンチに立った時、私個人が落ち込んでいた時に、どれだけIA氏に助けられたか、私が今日あるのもIA氏のおかげと心から感謝しています。
退職後、上司と部下の3通りの三角関係が出現するとは思いませんでしたが、これも「縁」であり、人生の常でしょう。私の持論に「人はいつも50-50(ピフテー・ピフテー)」というのがあります。どんな立場にあろうが人間は対等である、という考えです。「傲慢な上から目線」や「位負けの卑屈」になることはない、という考えです。会社の上下関係を人間としての上下関係にあてはめてはいけない、という見本が今回の飲み会でした。
様々な「縁」があります。そんな「縁」を1つ1つ大事にしていこう、そんなことを感じる真夏の1涼日でした。
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