OKフィードバック
「承認メッセージ」という言葉があります。相手を肯定する、You’re OK、という意味は語感から伝わります。コーチング言葉では、「アクノレッジ」といいますが、キャリア・コンサルテイング技能士の試験でも、私は「承認メッセージ」という言葉を使いました。
私はこのところ「承認メッセージ」を重用しています。「再就職支援セミナー」「UP研修」、今開催中の「変化対応力養成実践講座」、そしてT大の授業でも「承認メッセージ」を使います。なぜ、そこまで多用するのか?一言で言うと、いい結果が出るからです。受講者の感想に、モチベーションが上がったというコメントが必ず入ってきます。「会社や生活の場で褒められた経験がない」「プラスのストロークをもらっていない」という理由をよく言われますが、一方、上から呼ばれると「また怒られるのでは?」とか、「ほめられていても気がつかない。」というネガテイブな状況もあるのではないでしょうか?
私は、「承認メッセージ」の大きな効果は、潜在埋蔵力の発掘にある、と思っています。「自分の弱点が人にはプラスに見える」「短所の裏に長所あり」。このような自己肯定の喜びの声を受講者からは幾度となく聞きました。自分が弱いと思っていたことを長所として他人が認めてくれることは、新たな大いなる発見です。それは、何物にも優る「心の支え」になるとともに、処世上の有力な武器を手に入れたということになります。
私の研修におけるコンピタンシーは3つあります。その1つが、この「承認メッセージ」です。チームMJでは、今後、「OKフィードバック」という言葉に統一して、「承認メッセージ」を育てていきます。「OKフィードバック」は味のあるいい言葉ですので、私の周りからどんどん広げたいと思っています。
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