« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月

2010年5月31日 (月)

理容室

地元の「理容室」に行ってきました。「理容室」は、昔「床屋」という呼び名で親しみやすい感じでした。要は散髪です。私の場合、1ヶ月半に1度ぐらいの頻度で行っているのですが、今回は新しく見つけた所へ行ってみました。

私が、横浜に来てから使っているのは、チェーン店で、理髪師が5~6人いて、30分ぐらいの流れ作業で終わるスピード散髪の店です。料金が安く(@1890円)、待ち時間が少ないのが特長です。

先日ふとしたことから、60歳以上割引1500円という看板を掲げた「理容室P」を新たに見つけました。今回そこに入ってみました。客はお年寄りばかり。理髪師は3名。対応を見ていると、1人1人に時間をかけて丁寧にやっている。新座市に住んでいたころ常用していた普通料金(@3300円)の「O理容室」を想い出しました。「理容室P」は、常時、数名が待っている、なかなかの繁盛店でした。

私は「なるべく短くしてください。」といつも言います。短く切ると、染めている根元が白くなって表れます。仕上がる頃には、白髪頭の私が出来上がります。髪は切ってしまえば戻りませんから、理髪師の中には、あまり切らない人もいます。ここが技術の見せどころなのですが、「P」の理髪師はこれ以上無理と思われるところまで髪を切りました。技術レベルは◎です。

念のため、免許証を見せながら支払をしたのですが、60歳以上の割引きだけではなく、平日の日中は更に100円引きの由。結局1400円でした。これは安い。店が繁盛するわけです。年寄りの比率が高そうな地域なので、集客法としては、いいマーケテイングだと思います。ただし、儲かっているのかな、という心配があります。品質、価格、サービスすべて○の「P」を見つけ、割引きを受けるのは、悪くない。理容業界は、かなり以前からデフレが進行しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月28日 (金)

晴耕雨読

NPOの仕事で久々に江の島に行ってきました。心地よい晴天に誘われ、昼休みに、徒歩5分の釣り場に行ってみました。珍しく、イワシ、サバっ子、メジナ、ベラ、カワハギなどが釣れており、なかなかの賑わいでした。昨年来の天候不順は、海にも影響を与えているはずですが、この調子であれば、今年の釣果は期待できそうな感じがします。釣り人にとっては天候不順はプラスに作用したのではないでしょうか?これからは、釣りのシーズンに入るので楽しみです。

時折、雨が降ります。雨のときは、本でも読みながら、おとなしくしているに限ります。私の場合、通常3種類の本を並行して読んでいます。仕事に関連する本、興味のある分野の本、歴史小説の3種類です。年間で、70冊ぐらい、5日に1冊ぐらいの頻度でしょうか。読む本は、人から教えられた本が多い。会話の中で薦められる本を私はメモしておき、その中から興味のあるものを選別しています。参考までに、最近読んだ本の感想を一言。

「検察の正義」(郷原信郎著)・・・・検察の特捜の様子が経験的に描かれている問題の書。幻想と現実の間に存在するのは「人間がやっていること」という妙な納得感です。 「貧困大国アメリカ」(堤未果著)・・・・この本も強烈。ブッシュ政権時代の病めるアメリカが浮き彫りに。何事であれ、物事には表と裏の顔があり、我々はいかにイージーに物事のイメージを受け容れているか、という想いを強くしました。 真田太平記(池波正太郎著)・・・・全12巻で3巻終了。昨年、別所温泉に行った縁もあり、昔から読みたいと思っていた池波正太郎の長編の世界。これは理屈抜きで楽しい。

晴耕雨読を地で行く世界が私の理想なのですが、なかなかそういうわけにはいきません。しかしながら、気持ちにゆとりをもち、悠々と生きていきたいものです。そう、1つ言い忘れていました。もう1冊読んでいる本がありました。仏像の本です。今はこれにはまっています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月23日 (日)

OKフィードバック

「承認メッセージ」という言葉があります。相手を肯定する、You’re OK、という意味は語感から伝わります。コーチング言葉では、「アクノレッジ」といいますが、キャリア・コンサルテイング技能士の試験でも、私は「承認メッセージ」という言葉を使いました。

私はこのところ「承認メッセージ」を重用しています。「再就職支援セミナー」「UP研修」、今開催中の「変化対応力養成実践講座」、そしてT大の授業でも「承認メッセージ」を使います。なぜ、そこまで多用するのか?一言で言うと、いい結果が出るからです。受講者の感想に、モチベーションが上がったというコメントが必ず入ってきます。「会社や生活の場で褒められた経験がない」「プラスのストロークをもらっていない」という理由をよく言われますが、一方、上から呼ばれると「また怒られるのでは?」とか、「ほめられていても気がつかない。」というネガテイブな状況もあるのではないでしょうか?

私は、「承認メッセージ」の大きな効果は、潜在埋蔵力の発掘にある、と思っています。「自分の弱点が人にはプラスに見える」「短所の裏に長所あり」。このような自己肯定の喜びの声を受講者からは幾度となく聞きました。自分が弱いと思っていたことを長所として他人が認めてくれることは、新たな大いなる発見です。それは、何物にも優る「心の支え」になるとともに、処世上の有力な武器を手に入れたということになります。

私の研修におけるコンピタンシーは3つあります。その1つが、この「承認メッセージ」です。チームMJでは、今後、「OKフィードバック」という言葉に統一して、「承認メッセージ」を育てていきます。「OKフィードバック」は味のあるいい言葉ですので、私の周りからどんどん広げたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月18日 (火)

集忙

以前のブログに、大忙、中忙、小忙という造語を書きました。今回は、全体としてはこなせる量と質でありながら、ある時期に忙しさが集中する状態(私は、これを「集忙」と呼ぶ)の話をします。私は、「忙しい」という字は、心が亡ぶ、と書くネガテイブ言葉なので、日常生活では使いません。しかしながら、5月の中旬に入り、「集忙」状態にあります。

1.D社の「変化対応力養成実践研修」がスタートしました。1回13時間で、最高12回まで行おうという研修です。12回までいくと、参加受講者は288名となるやりがいのある仕事です。初日が終わった後の親睦会で、大半のメンバーから、毎回パターンを変えてほしい、という声あり。「変化対応力」が標題ですから、私はその場で、「では毎回少しづつ変えましょう」と約束しました。これが「集忙」の原因です。企画にかかる時間が4倍ほどかかりそうです。

2.T大の講座は、3回目まで終了。回を重ねるごとに調子が出てきたのですが、リーダーから、4回目は初期計画にテコ入れする由の方針が出されました。提出資料などが増えるタイミングということと先輩講師のように具体的なイメージがないため、余裕のないギリギリのシナリオ作りとなりそうです。あわせて、私の授業終了後、学校の先生方を集めて、「キャリア・カウンセリングについて」講義せよ、という要請を受けました。気楽に引き受けたのですが、これはこれで、それなりの準備が必要です。

3.その他のレギュラー・ワークもこのタイミングで押し寄せてきます。J社のメンタル・カウンセリングは、メンタル・レポートが復活するということで、1500字程度の私からの原稿を待っています。タウン誌の連載は3年目に入り、これも同じ納期で口を開けて待っています。NPOの事業は、組織改定に伴い、事業推進部門のリーダーとして、9人のグループで、新しい展開の模索を開始しました。また、5月末開始予定の新しいキャリア支援事業に、参画する意思表示をしたため、その打ち合わせ等がこのタイミングでした。

通常は、量、質ともに全く問題ないのですが、たまにこういうことがあります。1時期にやることが集中してくるのが「集忙」です。「集忙」の真っ最中は、ブログなどは全く書けませんし、メールの返信も滞りがちなので、対人的には失礼が多いように思います。実は、今こうして、ブログを書いているのは、一息ついたからこそ、というわけです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 9日 (日)

一陽来福

5月に入って、春らしい晴天が続いています。連続8日間晴れ、GW全日晴れというのは、新記録だそうです。思えば、3月、4月は、寒暖の差に悩まされました。私にとって、冬と夏が交互に来るという気象展開は初めての経験でした。3月のうちはまだ「天候変動の激しい年もある」などと余裕のありそうなことを言っていましたが、4月の後半になると、体調が今ひとつで、春の本格到来を待ち望んでいました。

「一陽来福」という私の好きな言葉があります。中国の「易経」という書に表れる言葉で、早稲田の「穴八幡」のキーワードとしても有名です。意味は、正しく、冬が去って春が来る、不遇のときを抜け出してようやく明るさが見え始めることを言います。太陽が沈んで夜が来たら翌日は必ず朝が来る、という意味にも使われます。

じっと待てば必ず春が来る、とは思いつつ、不安になるのが人間心理です。必ず、光が見えることが分かっていれば、人間としての不安はなくなります。問題はそれを信じ切れるか、ということです。往々にして、信じ切れずに、動いて自爆してしまう、ということはなかったでしょうか?これは、私にとって「我慢する」ということに通じます。「自分が信じられるから我慢できる」という構図です。そこに、猜疑心や人間不信などのネガテイヴな感情が生じると、思い込みだけで動いてしまい墓穴を掘る、ということになります。

一方、「人事を尽くして天命を待つ」という心構えがなければ、「一陽来福」とはなかなかいかないのではないでしょうか?やることはやらないと幸運はやって来ません。ベストを尽くして、後は、運を天に任せます。そう考えると「果報は寝て待て」という言葉は実に味があります。「達観」という境地にも近づくのではないでしょうか?私は、今年に入って「我慢してよかった」という局面を数多く体験しました。堪え性のない私にとっては、一陽来福=我慢 の考え方は、私自身を救ってくれる重要なスキルの1つです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年5月 3日 (月)

カレーの日

5月のGWは今の私にとっては教訓がいくつかあります。遠出はしない、車は使わない、人の集まるところにはいかない、の3点です。そうは思いつつも、日々冬と夏が繰り替えされ寒暖の差が激しかった4月とはうって変わった好天気には心も弾むもの。2日は、女房殿を誘って、横浜山下公園周辺の散策と洒落こんでみました。

元町・中華街で下車し、5分ほど歩くと山下公園です。ちょうど、12時頃でしたので、近くの「マクドナルド」でエビバーガー、その隣の店でビールを買い、公園の芝生に座って、昼飯をとりました。この展開は、昨年もあったもので私の好きなパターンの1つです。食事後は、ワールド・ポーターズをめざして、海沿いに散策することにしました。

100502_140622 「赤レンガ」に着いたときです。この広場では、「カレー博覧会」という出店のイベントが行われており、大賑わいでした。食事したばかりの我々でしたが、ムードと臭いにつられ、口にしたのが、ホカホカのカレーパン。これが実にうまい。というわけで、全く想像だにしていなかったのですが、2日は「カレーの日」となりました。なぜならば、この日の朝食がダイエットや身体にいいということで試しに始めた「カレースープ」だったのです。

カレーパンを食べて、はじめて朝食を思い出しました。そういえば、つい1週間ほど前でしょうか、昼にT大の学食で180円のミニカレーを食べて、その日の家の夕食がカレーという日もありました。こんな調子で節操も計画性もない食選びをしていますが、カレーはツキを呼ぶ食ですので、まあ良し、としましょう。

この日の横浜山下公園周辺はどこへ行ってもまっすぐ歩けない、未曾有の人混みでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »