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2010年3月 9日 (火)

事無かれ主義

最近、私の身の回りで2つのショックな事件がありました。

女房殿と5日に社会保険事務所に行ってきました。年金の相談です。現地に着いてびっくり。大混雑です。「消えた年金」の問題は表面上沈静化し空いていると思っていたのですが、社会保険事務所は人また人でごった返していました。受付で聞いてみると、順番で1時間半待ちとのこと。ショックな事件は、社会保険事務所の受付で起きました。受付は年配の女性二人で対応していました。私たちが到着したとき、「ただ、書類を発行してもらうだけなのに、なんでこんなに待たされるの?相談にきたのではない。また、あの部屋は暑いので温度を下げてもらえないでしょうか?」と顔に汗を滲ませながら、切々と女性が訴えているのです。しかし受付2人の対応は冷淡なもので、全然取り合わない。訴えた女性があきらめて「もういいです。」と言われて受付の2人はほっとした顔をしていました。確かに、そこはとにかく暑くて息苦しい。当日は春一番が吹いたこともあり、前日とは様変わりでした。蒸し風呂みたいなので、他の人が抗議にいきましたが、全く無視されました。エアコンを調節する、調節できる人を探す、責任者に話すなど、すぐ手を打つのが普通です。まして健康面の訴えです。私たちは、3時間半待って、暗澹たる思いで現場を後にしました。

2つ目の事件は、女房殿とスーパーで買い物をした時のことです。駐車場の関係で、2000円までの買い物をしようということで、ビール等を買いレジに行くと、計算より700円も安い。レジの計算ミスなのですが、レジ係の年配の女性は「いいですよ。こちらのミスですから・・・・。」といとも簡単に、訂正なしで我々を通したのです。瞬間、ラッキーと思いましたが、この人は経営者からみたらとんでもないことをしでかしているわけです。後に、その場を通ってみると、売り場の責任者らしき人に叱責を受けているようでした。恐らく、レジの技術が未熟なのでしょう。どちらのケースも年配女性の「事無かれ主義」です。

仕事をするからには、ベストの仕事をする。勝手に手を抜かない。少なくとも、客との接点にいる人達は「事なかれ主義」とは一線を画して欲しい。そう思ってきた私には。最近経験した2つの案件は肌寒い限りです。こんなところをいい方向に変えていくことも、日本の経済の活性化につながるのでは?と思ってしまいました。

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