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2010年2月21日 (日)

UP研修

19日(金)、20日(土)の2日間、F社の合宿研修を湯河原で行いました。企画開始から1年が経過しており、私にとっては、実現までにもっとも長く温めてきた案件です。対象は、昨年10月に昇格したF社K工場の新任課長10名、年は40~50歳です。

私は、不要な時間をかける「だらだら研修」は好みませんので、与えられた時間に最大のパフォーマンスがでるように研修プログラムを作成する傾向があります。そしてその中にチャレンジングな新しい要素を何パーセントか入れていきます。今回は、通常40%ぐらいの新しいチャレンジング要素が70%と難易度が高いという認識をしていました。

チャレンジングな要素の中の極みが「UP一覧表」というものです。UPとは、Unit Powerの略で、ヒューマン・マネジメントの中身を100程度の能力に細分化し、各々5段階評価で内容まで示したものです。これは、F社K工場の経営幹部の意見、経営学の本、および文科省が提唱している社会人基礎力などを参考にしながら、最後は私の経験と考えを空欄に埋めました。このUPの中から、重要課題達成に必要なUPを抽出し、そのスキルの習得計画を考え抜くというのが狙いです。

2日間実働16時間、予想通り濃密でタフな研修になりました。評価は、受講者のアンケート結果を待つとして、ここでは、私の感想を3点に絞ってまとめておきます。一番感じたのは「受講者のレベルが高いといい研修ができる。」ということです。時間や変化など、求めるレベルをどんどん上げていっても全員ついてきてくれました。講師としてはすごくやりやすく「参加メンバーあってこそ」の「一体的な前向き力」を実感しました。2つ目は、オリジナルの「UP一覧表」の評判がよかったということです。3人の受講者から、それぞれ違った形で褒められ、「UP研修」が今後の私の得意技になるような自信を得ました。3つ目は、学習効果の話。どこで受講者の議論が盛りあがってくるか、どのポイントで時間が欲しいのか、今回実際にやってみて、よくわかりました。次回は、メリハリをつけた更なる効果的な進め方ができます。というわけで、オリジナル企画の初トライで失敗が許されない状況の中では、まあ合格点かな、と自分では思っています。何でもかんでも、うまくいくということは、ありえないのですから・・・・・。

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