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2010年1月14日 (木)

記録と引退

元気が出るニュースがありました。大相撲の1月場所、大関魁皇が808勝という幕内在位の前人未到の記録を達成しました。そこには、千代の富士、北の海、貴乃花など、名横綱がずらり。大関は魁皇だけです。魁皇が右上手をひいたときの強さは、無類です。負けた場面はないと記憶しています。また、「気はやさしくて力持ち」を絵に描いたような風貌で人柄の良さが顔に現れている私も大好きな超人気力士です。人格的にも他の力士の尊敬を集めるとともに、多くのファンからは長く現役でいてほしいと願っていることでしょう。

魁皇の新記録達成が、12日。翌13日には、関脇千代大海が引退を発表いたしました。大関在位の最長記録を持つ名物大関ですが、たび重なる怪我には勝てなかった、まさに満身創痍の引退です。引退の引き金になったのは前日の魁皇戦。魁皇の新記録達成の相手が千代大海でした。2人は日頃励まし合う仲であったようです。これも運命のいたずらでしょう。私からみると、千代大海にとっては、魁皇に引導をわたされてよかったのではないか、ふっきれたのではないか、と思います。

千代大海の引き際は立派です。ここにも爽やか感があります。人間、どこで現役に幕を下ろすか、潔い引き際が大事と私はいつも思っています。ボロボロになりながら、「がんばったけど、もうこれ以上できない。」という千代大海にエールを送ります。2人の大関はそれぞれけがに悩まされ克服しながら相撲を取ってきましたが、今回対象的な岐路をみせたことに不思議な感動を覚えました。

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