2009年
2009年も残りわずかになりました。どんな年だったのでしょうか?世相編として、私流に3つの視点から展望してみました。
1つめは、「変化」の年であった、ということです。「変化」は米オバマ大統領で有名になった言葉ですが、特に政治の世界は国内外とも初物ずくめで大変化の年でした。政治が変われば、生活が変わってきますので影響力は大きい。。長年の閉塞感からの脱皮を日本国民は選択しましたが、思ったように事は運びません。今は、我慢の時か、はたまた爆発寸前のイライラ状態なのか、ただがっかりしているのか、そのエネルギーの大きさが今後を決めるような気がします。陪審員制度や事業しわけ、脱官僚ー政治主導も「変化」でひとくくりです。これからは、「変化を楽しむ」というのがキーワードとなるのではないでしょうか?
2つめは、100年に一度の「モチベーションダウン」の年であったということです。それは、雇用状況に現れています。失業率はついに、5.5%超となり、再就職もままならない状況が相変わらず続いています。全労働者数の1/3が非正規労働者であり、年収200万円以下の人が約1000万人と言われて良化の兆しがみえません。新卒の内定水準にしても最悪レベルに近い。老若男女を問わず就活がままならず、1人1人がどんどん自信を失っているのがキャリア・カウンセリングをやっていると現場感覚として伝わってきます。私の関係している企業でも、リストラの嵐が吹き荒れ、相当数の人が人生の岐路に立たされました。これが、100年に一度の「モチベーションダウン」と言った所以です。
3つめは、健康の視点から、私は、「鳥インフルエンザ」をあげます。空港におけるチェックが全然機能しない、11~12月の感染し放題状態、マスクとうがいしか言えない注意事項等様々な弱点を露呈しました。これが、SARSだったらと思うとぞっとします。私は、今年後半は、高校、大学をはじめ、ほとんど毎日人ごみの中にいましたが、年のせいか、いまだ感染していません。最近、マスクの人やゴホゴホやっている人の数が、携帯電話を見ている人より少なくなったと話していた矢先に、感染者ダウン傾向が昨日発表されました。
他にも、様々なニュースがありますが、本日は紙面の関係上、この程度でとめておきます。自分自身の振り返りは、恒例により、大晦日で。
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