グループ・カウンセリング
先週、今週と2回にわたり、大学で、グループ・カウンセリングを行いました。「社会活動」という授業の一環で、中間の振り返りという位置づけで行うものです。1時間で、4~5人のカウンセリングを行い、カウンセラーが感じたことを書類に書き込み、後に本人にフィードバックするというやり方です。
進め方は、カウンセラーに任されました。私の場合は、合計9回9時間行いましたが、3つの方法を試みました。1つめは、通常のカウンセリングのように、1:1で行い、順番にこなしていく方法。これは、丁寧でいいのですが、限られた時間内では、やっていられないことがすぐ分かりました。2つめは、全員参加の討議方式。テーマは、「状況把握力」「傾聴力」「実行力」でしたので、これを具体的にブレイクダウンし、参加者の真ん中に投げてみるというやり方です。3つめは、全員参加で、1人1人のカウンセリングをするというやり方です。オートクライン、パグクラインの効果を狙ってみました。
社会人と学生では特性が異なるので、結果は私の仮説とは違っていました。前述の3つのやり方では、2番目の全員参加の討議型が一番FITすることがわかりました。3つめのやり方では、期待したGエンカウンターは働きませんでした。他人の話のときは、学生は聞いていないのです。
他には、自分に自信のない学生には履歴の中からやってきたことを読み取り認めてあげる、概念的な話よりリアルな話にする、即座に強みを発見し伝える、OKメッセージを連発するなどが機能することを確認しました。2日間やってみて、ようやく効率的・機能的な方法を掴んだ感じです。この仕事はここでひとまず終了のようですが、次回のチャンスがあればノーハウとして活きてきます。それにしても、T大の学生は、牧歌的でナイスガイが多い、と改めて感じました。私のカウンセリング実施実質人数がこれで初期目標の100人を超えました。
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