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2009年12月28日 (月)

三国志11

私はKOEIのゲームソフト「三国志」シリーズの大ファンで、ここまで全シリーズをプレイしてきました。しかし、最近の作品は駄作?が多く、全く面白くないというのが正直なところです。ソフトを入手し、プレイしてみたものの、完遂など及びもつかず、途中で投げ出していたのが昨今の常でした。

ところが、PS2版の最後になるのでしょうか、「三国志11」は秀逸だと思います。入手は発売よりかなり遅れて、今年の4月ぐらいでした。この手のゲームは、慣れるのに時間がかかり、「三国志11」も例外ではなく、それとなく粘ってやってきたのですが、ここに至り、ようやくその構造とコンテンツが理解できるようになってきました。知れば知るほどよくできている、かめばかむほど味があるスルメのような感じです。

三国志マニアを自称する者として、私は賞賛の箇所を3つに絞ってあげてみます。1つ目は、戦闘場面が特別に切り替わらないでそのまま地図上で行われること、これは臨場感があります。どこまで敵が来ているか、援軍の状態、町の状況など、操作さえ覚えてしまえばマップ上で自由自在です。昔のように、間者を放って右往左往しなくてもいい。2つ目は、ここまで盛りこまれてきたあらゆるパラメーターを含んだ内容になっているので、実際にその時代に生きているようなリアル感があります。3つ目は計略や仕官の成功率が現実に近くなった感じがすることです。諸葛亮孔明がやることはすべて成功するというのでは荒唐無稽です。困難なことは成功率が低くなっており、ここにもリアル感を感じます。

というわけで、壊れていたPSのハンドルとメモリーカードを買いなおし、今は全中国制覇のため、曹操でプレイしています。劉備で5回やってみましたが、難しく消化不良。楽しめるのはこれからです。私は1局の囲碁を打つように、けっこうゆっくりやっていますので、この「三国志11」は久々の秀作として、3年ぐらいは楽しめそうです。ちょっと時間ができた合間に少しづつ進めていくのが一興であり楽しみです。個性の違う様々な登場人物を適材適所に配置し使っていくところにマネジメントに似た醍醐味があります。集中して一気に仕上げるのもいいですが、ゆっくり、じっくりという楽しみ方もある、というわけです。

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