小倉昌男経営学
最近、仕事の関係で、経営学関連の本を、2冊読みました。F社Y氏のお奨めです。先に読んだ本「小倉昌男経営学」が感動物でしたので紹介します。「小倉昌男経営学」は29版を重ね、経営の名著と言われているようで、他の経営学の本によく例として出てきます。著者は、ヤマト運輸の2代目の社長ですでに故人となっています。
読み始めは、批判的な私がいました。2代目経営者で、入社後実質4年で部長、経営は論理の積み重ねなどと言っていることから、この人もまた??という感は否めませんでした。ところが、我慢して読み進めているうちに、途中から、本に引きずり込まれました。後半は、私が思っていたことをものの見事に表現してくれている。これは感動です。
宅急便の歴史、ゴルフ宅急便、クール宅急便などの商品化のプロセスの話を通じて、訴えてくるメッセージには迫力と凄みがありました。さすがたいしたものです。勇気、読み、創造性、ぶれない軸と反骨精神、そしてコミュニケーションを通じて人を大事にする、私と姓は同じでも、こんなにも違うものでしょうか?批判的な私は自然に消えてしまい、昌男大ファンの私がそこにいました。
この本の感動コメントをいれたところを少し紹介しておきます。「事業を行う以上。社員の働きをもって社会に貢献するものでなければ、企業が社会的に存在する意味がない」「企業は無用な規制に安易に屈してはならない」「経営の成功に欠かせない最大のカギは、社内のコミュニケーション」「評価は表面上の実績ではなく、人柄の善し悪しを要素に組み入れることのほうが大事」「会社員の多くがあと2年で定年だと嬉しそうに話すのを聞いたことがあるだろうか?」「社員のやる気を阻害するものが社内にいる。それは往々にして、直属の上司。」。同じ小倉でも昌男と克夫ではえらい違いです。またまた尊敬できる人に巡り会えた、という気分が正直なところです。Y氏に感謝!!
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