自分探し
朝TVを見ていたら、テニスの杉山愛選手が、「テニスは自分探しのツールです。」と言っているのが印象に残りました。一言で、「自分探し」といいますが、なかなか深いものがあります。我々は、自分が何者なのか、他の人と比べてのポジションニングは、など、常に気にしているにもかかわらず、日常に流され、知らず知らずのうちに、歳をとってしまった、という感想をよく聞きます。あなたは、自分の強みや特徴を、質問されて、即座に答えられますか?強みを20ぐらいあげられますか?確かに、自分のことは自分が一番良く分かっている、と仰るかもしれませんが、本人が気が付いていないのでは、と思えることがよくあります。
自分の意見に固執してしまうあまり人の意見を聞かない人、逆境が重なって自分に全く自信がなくなってしまった人、話をすることが苦手なのでコミュニケーション能力がない、と思っている人等々、この1週間いろいろな人に会いました。ざっくり、自分自身がみえていない場合と自分を見失っている場合に分かれるように思います。自信を持ちすぎて傲慢になる、自信がないので他人に訴える力が感じられない変な謙遜、コンプレックスの裏返しの言動、こんな凸凹の中で行ったり来たりしているというのが現実ではないでしょうか?
キャリアコンサルテイングで、クライエントに対して初期段階で行うのが、自己理解です。この中で特に気にするのは、相手のいいところや強みを発見して伝える、ということです。自信をもつために必要なエキスです。どんな人でも必ず他の人にはない眼に見えない「強み」があります。弱みだと思っていたことが、実は強みだったということはよくあります。自分の強みを意識すると、生きていくことに張りと戦略性がでてきますし、目標設定も迷わないようになります。何よりも、生きていく上で、大きな武器になります。
ある程度、自己理解ができたら、自分の中に眠る「潜在埋蔵力」の発掘に着手してみてはどうでしょう。オンリーワンを探し出し、セルフ・ブランデイングができた時、暗中模索、五里霧中の中にいた自分が嘘のようにみえてきます。10月は、講習会の予定が4回入っています。杉山選手の話を聞いていて、改めて、「自分の強味を発見する」というテーマを中心に話してみよう、と思いました。
| 固定リンク
「仕事スキル」カテゴリの記事
- 「RESPECT」の法則を使う(2014.05.19)
- 春学期スタート(2014.04.24)
- 「ReSPECT」の法則(2014.04.07)
- OKセッション(2014.01.30)
- 技能検定(2013.12.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント