鳩山内閣誕生
16日、民主党の鳩山総理が誕生。すぐ鳩山内閣が組閣され、始動しはじめました。「脱官僚政治」をスローガンに、初日から、各担当大臣が各持ち場で同質のパフォーマンスをみせました。リーダーシップとモチベーションの高さが伝わってきました。考えてみれば、現在の官僚政治と言われている素は、明治維新後の大久保利通以来の政治家のあり方に起因しているように思います。閣僚が、官僚を秘書のように使い、勉強せずにふんぞり返っていた結果が、現在の官僚依存型です。
鳩山内閣の閣僚は、判で押したように、みな断言型であるのが、1つの特徴です。検討します、というどっちともとれる発言ではなく、考えや方向性をはっきり言います。なかでも嬉しかったのは、「後期高齢者医療制度の廃止」と「母子加算の復活」です。この2つは、弱いものいじめの極みで、どう考えても理不尽です。舛添前厚労大臣ができなかったことですが、やる気があればすぐにできるようにも思える課題です。そしてそれが該当者にとっては、死活問題なので事は重大です。長妻厚労大臣がやる、と断言していました。
世の中に変化を起こす時、できると考える積極派と無理と考える保守派が、各々20%ぐらいあるように思えます。考えるフレームの枠がどこまで広がっているのか、がその分岐点でしょうが、私は、できると信じて狂進すれば、大概は成就すると思っています。今回は、財源問題が言われているようですが、官僚機構の無駄が見えている人と、それが当たり前で疑問を感じない人とでは、話が噛み合うはずがないのです。
「社内突破力」で示したように、改革には、抵抗勢力が必ず出てきます。今回も一部報道され始めています。これからの推移は興味津々。政治から眼が離せません。私は、9月17日の朝刊は保管しました。新聞の保管は関西大震災の時以来です。一方、自民党は、新総裁の選出で立て直しを図ろうとしていますが、意は民からはズレており、立ち直るのには時間がかかりそうです。
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