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2009年9月21日 (月)

敬老の日の奇跡

敬老の日を迎えて、ここでどうしても記録に残しておきたいことがあります。同居している義父(89歳)の話です。以前のブログで申し上げたように、8月に肺炎で緊急入院しました。その時は、40℃を越す高熱で、医師からは、何が起きてもおかしくない、と言われ、身内は覚悟を決めたものです。しかしそこから持ち直し、10日間ほどの入院で、自宅に戻ることができました。ただし、食事は全くできず点滴で生きている状態でした。

義父は、認知症があり、病院内でも、看護士の手を煩わしていました。3日に一度の頻度で認知症がでて、看護士さんから家によく呼び出しがありました。家族にとっては、これが厳しい現実でした。傍にいるのが誰だか分からなくなり子供の時代に戻ってしまう、正気に戻った時にはその部分の一切の記憶が欠落している、という看病者泣かせの病気です。

義父の認知症には手を焼いていましたが、なんと退院してから1か月、認知症の発作が全くでないのです。高熱のおかげで、認知症の脳の部分が焼き切れてしまったのでしょうか?正常な状態が続いており、家族にとっては毎日の平和を満喫している感じです。普通の食事を毎日とり、顔に表情が出てきました。こんな奇跡があるのでしょうか?私の弟は、脳の専門家なので、今度会ったときに、こんな症例があるのか、聞いてみようと思っていますが、素晴らしい結果オウライです。人間はもろいと思う反面、なかなか土俵を割らないしぶとさと強さがあること、身をもって体験中です。

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