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2009年9月

2009年9月29日 (火)

仲間の退職

最近、月末になると、同期の退職の知らせが本人から届きます。書いてある内容は、みなよく似ています。入社してからの職務経歴を書き、どんな仕事をしてきたか、どんな功績を残してきたか、ひとしきり述べた上で、今後の人生の話しとなるのが定番です。退職後のパターンは2つ。嘱託等の形で、関連会社を含めた体制内に残るか、悠々自適の世界に入るかのどちらかです。退職することの「わくわく感」に言及したものは皆無です。私にとっては、これが残念です。

同期の仲間が第一線を去っていくという寂しさともう十分がんばったのだからもういいじゃないか、という思いが交錯します。会社に残っている同期は、全体の10%ぐらいの比率で、それなりの要職についています。私の年は、大卒事務系が約30人、技術系が約80人の採用でした。どんなに遅くても、来年の3月には、全員が還暦を越えるということです。

最近は、月2回のペースで送別会に出席しています。事務系の同期会、工場勤務時代の同期会、IT担当時代のプロジェクト戦士の集い、旧職場の仲間の集いなどが9~10月の予定です。だれかが退職になると、こういう会が発動します。私にとっては、自分の退職の時には、さんざんお世話になっていながら、その人の送別会もやれなかったということでは、大きな未完了を残すことになりますので、現役の仲間の尻をたたきます。

やめる、続ける、転ずる、どれも、1局の人生です。自分の責任で行く先を決めることが最重要と私は考えています。思うに、競争に明け暮れてきた我々団塊の世代にとって、還暦後の10年ぐらいが人生でもっとも健やかで楽しい時期でなければならないのです。ところがこの時期にもっとも辛い人生を送ってしまう人もいます。些事に振り回されず、感謝とワクワクの日々を送りたいものです。思うほど残された時間はないかもしれないのです。

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2009年9月21日 (月)

敬老の日の奇跡

敬老の日を迎えて、ここでどうしても記録に残しておきたいことがあります。同居している義父(89歳)の話です。以前のブログで申し上げたように、8月に肺炎で緊急入院しました。その時は、40℃を越す高熱で、医師からは、何が起きてもおかしくない、と言われ、身内は覚悟を決めたものです。しかしそこから持ち直し、10日間ほどの入院で、自宅に戻ることができました。ただし、食事は全くできず点滴で生きている状態でした。

義父は、認知症があり、病院内でも、看護士の手を煩わしていました。3日に一度の頻度で認知症がでて、看護士さんから家によく呼び出しがありました。家族にとっては、これが厳しい現実でした。傍にいるのが誰だか分からなくなり子供の時代に戻ってしまう、正気に戻った時にはその部分の一切の記憶が欠落している、という看病者泣かせの病気です。

義父の認知症には手を焼いていましたが、なんと退院してから1か月、認知症の発作が全くでないのです。高熱のおかげで、認知症の脳の部分が焼き切れてしまったのでしょうか?正常な状態が続いており、家族にとっては毎日の平和を満喫している感じです。普通の食事を毎日とり、顔に表情が出てきました。こんな奇跡があるのでしょうか?私の弟は、脳の専門家なので、今度会ったときに、こんな症例があるのか、聞いてみようと思っていますが、素晴らしい結果オウライです。人間はもろいと思う反面、なかなか土俵を割らないしぶとさと強さがあること、身をもって体験中です。

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2009年9月19日 (土)

鳩山内閣誕生

16日、民主党の鳩山総理が誕生。すぐ鳩山内閣が組閣され、始動しはじめました。「脱官僚政治」をスローガンに、初日から、各担当大臣が各持ち場で同質のパフォーマンスをみせました。リーダーシップとモチベーションの高さが伝わってきました。考えてみれば、現在の官僚政治と言われている素は、明治維新後の大久保利通以来の政治家のあり方に起因しているように思います。閣僚が、官僚を秘書のように使い、勉強せずにふんぞり返っていた結果が、現在の官僚依存型です。

鳩山内閣の閣僚は、判で押したように、みな断言型であるのが、1つの特徴です。検討します、というどっちともとれる発言ではなく、考えや方向性をはっきり言います。なかでも嬉しかったのは、「後期高齢者医療制度の廃止」と「母子加算の復活」です。この2つは、弱いものいじめの極みで、どう考えても理不尽です。舛添前厚労大臣ができなかったことですが、やる気があればすぐにできるようにも思える課題です。そしてそれが該当者にとっては、死活問題なので事は重大です。長妻厚労大臣がやる、と断言していました。

世の中に変化を起こす時、できると考える積極派と無理と考える保守派が、各々20%ぐらいあるように思えます。考えるフレームの枠がどこまで広がっているのか、がその分岐点でしょうが、私は、できると信じて狂進すれば、大概は成就すると思っています。今回は、財源問題が言われているようですが、官僚機構の無駄が見えている人と、それが当たり前で疑問を感じない人とでは、話が噛み合うはずがないのです。

「社内突破力」で示したように、改革には、抵抗勢力が必ず出てきます。今回も一部報道され始めています。これからの推移は興味津々。政治から眼が離せません。私は、9月17日の朝刊は保管しました。新聞の保管は関西大震災の時以来です。一方、自民党は、新総裁の選出で立て直しを図ろうとしていますが、意は民からはズレており、立ち直るのには時間がかかりそうです。

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2009年9月 9日 (水)

目標をもつ

明日は、高校の7つのクラスで、新任カウンセラーとしての、顔見世興行をすることになっています。なにをするのか、なにをしたらいいのか、さっぱり分かりません。分かっていることは、2時間で7クラスまわるということだけです。ということは、1クラス20分の持ち時間でなにかをしゃべる、ということになるのでしょう。

自分の高校時代、新任の教師がはじめて挨拶したとき、好印象をもったのは、どんな時かを想い出してみる。お説教調、居丈高、おどおど、偉い人というのは、歓迎されなかった。気さくで面白い人、言っていたことが何か意味があって惹きつけられる、という感じが良いように思います。というように思い、自己紹介に続いて、キャリア・カウンセリングへの誘い、そして一言添えてみよう、と考えています。この一言で浮かんできたのが、「目標をもつ」ということです。

私は、どんなことでも、目標をもつことが、キャリア形成には重要と常々考えています。「目標に向けてひた走る者には、しばしば運命の出会いが訪れる。」(5/27朝日天声人語)といいます。これは私自身も経験していることで、真理だと思っています。とりあえず、なんらかの目標をもつ、途中、方向性が変わる。目標は修正するのではなく、バージョアップする。そうこうしているうちに、自分が本当にやりたいことがなにか、がみえてくる。小さな目標の達成の先に、大きなキャリア形成のイメージがあるとも思います。想いが強くなると、マーフィーの法則が機能し、気がついたら、夢が実現している、という世界が現れることもあります。

明日の展開は分かりませんが、「目標をつくる」の3分バージョンと10分バージョンを用意していきます。「ジョハリの窓」や「IとYouの4つのスタンス」の話も考えましたが、使うかどうかはケースバイケースです。こういう場合、私は、理屈ではなくゴーゴーサバンナ(55-38-7)の世界を意識しています。

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2009年9月 6日 (日)

朝の出勤

通常、私は、午後から出かけることが多く、朝は散歩したり新聞を読んだり、ゆっくりしています。正午近くになって、「さて、行くか」と軽く気合いを入れて外出するのが常です。

ところが、9月第1週は、違っていました。毎日、朝出勤となりました。退職以来、はじめての経験です。日記風に日々を追ってみました。

9/1(火)・・・・・I高校へ初出勤。朝6時半自宅を出て、8時半に職員室で、先生方に、新任の挨拶。自分の高校時代を思い出し、なぜか、ノスタルジアを感じる。   9/2(水)・・・・・10時に大手町日経ホール。中国建国60周年記念シンポジウムに出席。二階経産大臣、民主党岡田幹事長が来賓として祝辞。岡田氏の堂々とした話し方が心に残る。中国事情について勉強になったが、インフルエンザのためか、マスク姿が気になる。    9/3(木)・・・・・江ノ島キャリアセンターで専門相談。例によって、7時半自宅出。クライアント2名。電話相談相次ぐ。    9/4(金)・・・・・J社メンタルヘルスまとめ説明会。朝8時半に自宅出。メンヘル担当のサポートのため、会議に出席。次週以降、幹部&役員に説明するという展開へ。     9/5(土)・・・・・かながわCC研に久々に出席。次回技能士試験を受検するつもりになる。

火曜日から土曜日まで、5日間こんな調子でした。会社勤めでしたら、朝から出勤は当たり前の話ですが、今の私には珍しい。こんな週もあるのですね。毎日の内容がバラエテーに富んでいて楽しい1週間でした。 5日は、仲間と飲んで帰宅し、久しぶりに、9時間ほど、大熟睡しました。                                                    

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