安定と変化
相対する極として、「安定」と「変化」というのがあります。
「安定」は、人が求めるごく常識的な欲求です。気持ちのいい「安定」は、基本的に、変化を欲しません。温故知新、前例を求めるというのは、安定志向の1つでしょう。変化していない昔と同じものを確認したときの気持は「安定」です。
・帝国ホテルの隣のビルで、会合があり。久し振りに、有楽町から歩いてみました。帝国ホテルは、私が結婚式を挙げた場所であり、挙式1年後の宿泊ご招待以来ですから、30年以上のご無沙汰でしたが、同じ場所にビシッと聳えていたのには、「安定」を感じました。
・打ち合わせ後、地下の「ウスケボー」で会食となりました。「ウスケボー」は、F社が契約していて、南青山の店には、アライアンスの仲間を連れてよく行ったものです。支店が多々あるのは知っていましたが、偶然連れて行かれると昔を想い出さずにはいられませんでした。
「変化」は、自然発生的で避けられない変化と自ら創り出す変化があります。私はある意味で、会社生活というのは自らがどれだけ変化を作り出せたか、という観点を大切にしています。
・70人を対象に、「社内突破力」の1日研修を頼まれました。最初は、半分に分けてという話でしたが、2回目の打ち合わせでは、70人1回という話に変わっていました。70人の1日研修は、準備が大変ですし、その上、安いフィーを提示され、私自身のモチベーションは落ちました。瞬間、断ろうかと思いましたが、「お金は気にしないで社会貢献しなさい」という天の声が聞こえ、受けることにしました。
・3月から中止となっていたバンド活動が再開となりました。やむなき事情のための中止でしたが、時間の経過とともに問題が解消され、伝説のバンド再復活です。些細な変化にみえますが、ストレス解消や生活改善という観点からみると、いい影響を与えることでしょう。バージョンアップして、変化が起きたというところです。
私は、「安定」も「変化」も好きですが、一番厳しいと思っているのは、「安定を求めるための変化」です。変わらなければならないと思った時、どれだけの人が変われるのでしょうか?就活やうつ状態からの脱出は、このパターンに分類しています。「したたかに、しなやかに生きる」というのは、こういうところの個別対応に現れてくるように思います。
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